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テーマ:「六爻占術2002.04―六爻占術からの気付き」
書き込み期間:2002/04/02〜2002/05/01


要旨:
 五行のエネルギーを実験する方法を考え抜いた末に、五行の文字の上で菜っ葉の種を発芽させるという方法を思い付き、実行しました。しかし、少しの違いはあったものの、顕著な差は見られませんでした。
この実験結果だけではまだ結論めいた事は何も言えませんが、トラさんは運命を変える実験になるかも知れないと言って興味を持ってくれました。
私もトラさんも試行錯誤を繰り返しながら解明をしています。その意味では初心者です。
六爻占術は極めて論理的だからこそ、私は興味を持ちました。しかしそれでもまだまだ分からない事だらけです。
私は理論よりも実験を大事にするスタンスなので、一歩ずつでも立ち止まらずに考え続け、実験し続けていきます。

こうした実験の中で浮かんだ問いは、「場とは何か・・」ということでした。
発芽の実験結果から、場はエネルギーとは違うのではないかと思い始めています。
六爻占術ではコインを振る際に占いたい対象の場を持ってきますが、「もし〜だったら」という仮定であっても、現実と同様に占い結果が出ます。場の世界において仮定(バーチャル)と現実(リアル)の区別はないのです。だからどの株を買ったら儲かるかを占って上がる株を選択して買うこともできます。
しかし、実際の自分の人生というのは、ほとんどが選択の余地はなく動かし難いものです。
自分の人生という場は、自分とは切り離せず、常に付いて回ります。これは自分に固執している状態と言えないでしょうか。そして自分の場を所有しない状態というのが悟り、すなわち空亡の状態なのではないかと思います。

私はトラさんから教わって六爻占術を勉強している間、極力他所からの情報には触れないようにしてきました。先入観がかえって邪魔になるからです。しかし初めて、断易の専門文献を何冊か買って読んでみました。
読んでみると、世爻と応爻に視点が偏っていたり、爻位の意味の説明がなかったり、占い日が旧暦ではあり得ない月日になっているなどの点に気付きました。理論の組み立てはやっていても、実践と検証をやっていたのかどうかは疑問です。
断易の専門文献には六十四卦が最初から表になっていてどうやってそれが導き出されたのかという説明は何もありませんが、トラさんは世爻の求め方など、きちんとした算出方を持っています。
トラさんの六爻占術は今では95%近くの的中率を持ち、徐々に上がっている言います。
その秘訣は、占い結果の検証とルールの見直しを徹底的に行っているからではないかと思います。これは極めて科学者的な姿勢だと言えるでしょう。


●目次
 ○顧問弁護士
 ○六爻占術解明への挑戦
 ○場はエネルギーではないと思うようになったわけ
 ○バーチャルな人生とそうでない人生
 ○六爻占術と杖
 ○直感とコイン
 ○退神の例
 ○神と悪魔
 ○妊娠と出産占い
 ○『賭けに勝つ人、はまる人(松井政就著)集英社新書』
 ○九鬼盛隆さんの本
 ○『断易入門(菅原壮著)東洋書院』
 ○断易についてのトラさんからの返事
 ○ルールを見直すこと
 ○『断易の占い方(丹籐龍則著)鴨書店』
 ○トラさんから第二冊の原稿の続きが届きました
 ○会社への泥棒
 ○会社のネズミ対策
 ○私のバイク事故

 
顧問弁護士

 新しい顧問弁護士を雇いました。
 顧問弁護士は今までもいたのですが、ビルの大家の競売の件で全く頼りにならないことが分かり、新しい弁護士にしました。
 六爻占術の通販をチェックするのが初仕事でした。
 私には先入観がありました。弁護士は元々、クライアントの側にいるのだと・・
 しかし、話していて、だんだん変だと思い始めました。
 それは、新しい弁護士が、不思議な世界をまったく信じていないのです。
 心の中では「占いの本が10万円?そんことで人を騙しちゃいけないよ」と言っている様子なのです。
 彼は「もっとあなたと話をしないといけないようですね」と言いました。
 私は言いました。
「この占いが当たろうと当たるまいと、あなたには関係ないでしょう?私がどういうつもりでやっているかも、あなたには関係ないでしょう?問題は、表に現れた文面であり、外に対する私の対応が合法的かどうか・・ではないでしょうか?ですので送った資料で十分だと思います。なぜなら、外の人間が手にする資料はすべて送りましたから・・」
 少し間があり、「クーリングオフ(キャンセル)の問題だけで、あとは良いと思います。占いが100%当たるとは書いていないし、あなたの株の運用も、実際に記録があるので虚偽ではないようですし・・」
 という訳ですが、私はこの弁護士で良かったと思います。
 疑わしい視点で見てくれれば、出てこない問題も出てくると思うからです。

 彼がなぜ10万円にこだわったか・・
 顧問料で10万円くらいは常識です。
 一ヶ月、何もしなくても、弁護士事務所は10万円の請求書を送ってきます。
 (その方がよほど問題ではないでしょうか?(笑))
 コンピュータのソフトも、高いです。それらはみな、無形のものです。情報です。
 同じように占いのテキストも情報です。
 でも、顧問料と同じ価格でありながら、10万に対する疑問を持つのは、もちろん、占いなんて元々いい加減なものだと思っているからです。
 弁護料は、説明がつきます。弁護士になるには大変ですし、そのノウハウも大変なものです。私がとって代わることは、出来ません。
 占いはどうでしょうか・・全く説明がつかないのです。
 なぜ当たるのかも分かりません。偶然かも知れないのです。なのに10万・・
 論理が好きな弁護士が、非論理の入り口に立ちました。

 
六爻占術解明への挑戦

 五行の生剋は生命に関係あるという私の仮説に基づいて実験しました。
 一方には「水」という字を書きました。その上にシャーレを乗せ、綿を敷いて、菜っぱの種を乗せ、水を垂らしました。
 もう一方には、「金」という字を書き、同様なことをしました。
 菜っぱは植物だから、「木」という前提です。
 五行では、水は木を生じます。金は木を剋します。
 第一段(2002/04/03)の結果は下の通りです。


 大差はありませんが、感じとしては、水の方が少しだけ成長しています。
 そして、金と書いた方は、なぜだか分かりませんが、綿が金色になっています。

第二段:右が生、左が剋(2002/04/04)


第三段:左が生、右が剋(2002/04/05)


第四段:左が生、右が剋(2002/04/08)


 生剋の実験は、色でもやりました。白は「金」、黒は「水」です。
 もやしを使い、暗室で実験しました。(2002/04/13)


 しかしこれは、多くの要素が入っています。
 トラさんにも知らせたら、大変に興味を持ち、いろいろアドバイスをしてくれました。
 時間、空間、文字、色、数字、全部が関係しているそうです。
 運命を変える一つの実験になるかも知れないと言いました。
 試行錯誤の毎日です。五行の実験を思いつくのに、一ヶ月もかかりました。
 何か、五行を実験する方法はないかと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと・・考え続けていたのです。それが、ある日、コーヒーを飲んでいるとき、やっと「降りました」。
 私は株をはじめ、色々なことにコインを振っていますが、その判断と結果は日記のように付けています。
 トラさんも同様です。彼は良く覚えていますが、それでもノートに書いています。
 古文書の通りにやっても当たらない時が多いのです。それを何度もやって、修正個所を発見します。私もトラさんも、「初心者」です。
 「読みが分からない」という言い訳をみなさんから何度聞いたか、分かりません。
 占いに「正解」な読みって、あるのですか?
 みなさんは、コインを振って来なかったのですか?
 どうしてここに過去の卦を出し、現実の結果との照合をできないのでしょうか?
 私は理論よりも、実験が好きなのです。私には、全てが分かりません。
 だから、立ち止まりません。

 
場はエネルギーではないと思うようになったわけ

 場が向こうからやってきたと書いていますが、私たちはほとんど場の中で暮らしているのでしょう。そんなに「場だらけ」なのに、ほとんど気が付かないというのもすごいです。
 さらにあんなに重いコインに影響を与えるのです。最初は偶然に違いないと思いました。
 しかしこればかりは自分でやってみるしかないですね・・
 相手がトラさんだから私は信用してきたのです。
 それでも自分で始めるのには三年ほどかかりました。場って、何でしょう・・

 余談ですが、お天気の「場」を持ってくるのは、とても大変らしいです。
 最初、トラさんも30%くらいしか当たらなかったそうです。
 毎日同じ時間に同じ場所で占ってみたそうです。
 そして、次第に「場」を引き寄せられたと言います。
 お天気は簡単なようで、結構大変です。

 発芽の実験は20数回も実験を繰り返しました。
 しかし・・顕著な違いは起こらないのです。
 とはいえ、微弱な違いはありますが・・
 位置を変え、種を変え・・何度となく繰り返しました。
 五行の場がエネルギーなら、もっと顕著に差が出ても良さそうなものです。
 六爻占術における生剋は大変顕著です。下手をすれば命まで落とします。
 それに対抗する処置を取ることは、ほとんど不可能なくらいです。
 だから、場をエネルギーとして捉えにくいのです。
 振り出しに戻りました・・テキストもあるし、「奴」はまな板の上に乗っているのに・・
 六爻占術がこれほど論理的で無かったら、私はやらなかったかも知れません。
 瞑想修行をして、悟りを得てからでしか出来ないのなら、やらなかったかも知れません。
 しかしほどとんは左脳系なのです。なのにまだ、何も解明出来ていません・・

 
バーチャルな人生とそうでない人生

 以前、テキスト第二冊の中で妻子ある男性が別の女性とのアバンチュール楽しむための「ターゲット1、2、3」という占いを紹介しました。
 卦には、もしもその人と付き合うとどういうことになにるかが出ていました。
 それはバーチャルな人生と言っても差し支えありません。
 しかし私たちはそうでない人生も生きています。リアルな人生です。
 ですが、六爻占術では両者の取り扱いは同じです。
 バーチャルだろうがリアルだろうが、コインは関知していません。
 これっていったい何でしょうか・・
 株価で言えば、コインの主人がその株を買っているかいないかは、知ったことではないのです。
 バーチャルとリアルの差は、ないのです。バーチャルとリアルは、平等なのです。

 株の占いは、選択可能です。
 しかし人生の占いは、かなりの部分、選択不可能といっても差し支えありません。
 「条件を変えて振り直してみる」ということが出来にくいのです。
 株を占うときは、株の銘柄のエネルギーと情報が「場」となって私たちのところに来ています。下がる銘柄なら、買わなければいいのです。その「場」とは、さよならです。
 つまり、自分の場ではないのです。
 しかし、人生の占いは、どこからも持ってこようがありません。
 持ってこようがないということは、逆に、さよならすることが難しいのです。
 これは何でしょうか?私は「自分に固執しているから」・・だと思えてならないのです。
 トラさんのところに来る高僧は、悟っていれば空亡が出るといいます。
 空亡には、「運」はありません。全て通過していきます。
 外から見れば、幸運続きかも知れません。
 また、別の味方をすれば、不運続きかも知れません。
 しかし、もしかすると、常に自分の場を所有しないのかも知れません・・
 私はある占い師から「あなたは45歳から運がゼロになる」と言われたことがありました。私はとても気にしていました。
 45歳になったとき、その占い師に電話しました。
 すると危篤だと言われ、取り次いでくれませんでした。
 もしも電話に出たら、何と言ったでしょうか・・。
 「ゼロ・・わしもゼロになりたいのじゃ」などと言ったかも知れません。
 不思議なことを探していた私は、運がゼロだったでしょうか・・。
 株の占いと人生の占いの違いを考えてみましたが、他のエネルギーか自分のエネルギーかという点は、まだまだ考え続けてみたいと思います

 
六爻占術と杖

 未来を知るということは、とても難しいです。
 昨日から私のパソコンに株価の分析システムが入り、今日はそれを使って色々見ていました。
 するとニッセンに対して株価ソフトは700円台で「売りサイン」を出していたのです。
 確かに700円台で長いこともみ合っていました。
 そして出来高も減ってきたので、ソフトはそこから下がると判断したわけです。
 しかしその直後から急騰して、今は1400円台に乗ろうとしています。
 「売りサイン」から倍になっています。「売りサイン」は「買いサイン」でした(笑)。
 しかし卦を読むのは本当に大変です。真っ暗闇の中で、杖を使って前を探るようなものです。杖が当たったものが何なのか、それを知るのがコインの卦です。
 真っ暗闇の中に落とし穴があれば、それを回避するわけですが、落とし穴だということを認識することと、それを回避することをやらなければなりません。

 筒井康隆の『七瀬ふたたび』という小説の中には、何人もの超能力者が出てきます。
 その中に未来が見える人がいます。予知どころではなく、完璧に「見える」のです。
 彼らを捕まえようとするグループから逃れるために、超能力者たちは一丸となって北海道に行きます。そこにも追っ手が迫ります。
 未来が見える人の見た未来は回避できるのです。彼らはそれで逃げます。
 そしてある日、未来が見える人が見ようとしたとき、まったく何も見えません。
 「あれ、どうしたんだろう・・。おかしいな・・」
 杖の先に、何も引っかからなかったのです。こう思ったとき、銃で撃たれるのです。
 意識が遠のく中で思います。
 「見えなかったのは、自分の未来が無かったということだったんだ・・・」
 それは初めて遭遇した現象だったのです。
 『七瀬ふたたび』の中に、タイムトラベラーが出てきます。
 彼女は未来が見える人とは別の人です。未来が見える人は、体は「今」にあります。
 しかし、タイムトラベラーは、「今」ごと未来に飛びます。
 七瀬は思います。「タイムトラベラーが最強だわ・・」と。
 しかし割と早めに死ぬのがタイムトラベラーです。
 「今」ごと未来に行ってしまうために、危機を回避することができないのです。
 危機を回避するためには、「今」ごと行ってはいけないのです。

 
直感とコイン

 会社で極めて重要な意志決定を迫られました。
 「社長、右を選択しましょう。」「そうですね、右でしょう。」「ずっと前から右を考えていました。」社員のほとんどは「右」でした。
 「社長が決めて下さい」私は迫られました。
 「う〜ん、右にしようか・・」と、私は答えました。
 さらに「よし、決めた、右の線でことを進めてくれ」と指示しました。
 担当者は電話を取り、「社長も右に決定しました。すぐに取りかかって下さい。」
 そのとき「左でしょう?」と言った社員が一人だけいました。
 私は電話中の担当者に叫びました。「10分待ってくれ・・」
 私はコインを取り出し、お盆の上に投げました。
 卦を何度も見ました。いえ、実を言うと、本当は見てはいないのです。
 私は、自分の直感と、何度もループを重ねていたのです。左に行くことにしました。
 確かに卦にも左が良いと出ていました。
 しかし、私は直感の部分と結合しないと、ダメなのです。
 社員全員がコインを信じているわけではありません。
 特に「右」を推進していた担当者は、信じていません。
 だから社長がコインを投げて「左」になったことを、いったいどう思っているのでしょうか・・
 彼は努力派です。「右」を推進したのも、会社の業績のためです。
 しかも、社員のほとんどが「右」だったのに・・
 努力しても、無駄?(笑)

 
退神の例

 トラさんへ
 野球の日本シーズを占いました。これは10月25日に占ったのです。
 試合は夕方から始まりますが、昼間に占いました。それは以下の通りです。


[結果]
占い日 戊戌(土)月 辛酉(金)日 空亡−子丑
相沖  辰    卯
相合  卯    辰

父母戌土 ○ 世  妻財未土
兄弟申金
官鬼午火 '
父母辰土 ○ 応  妻財辰土
妻財寅木 ○    兄弟寅木
子孫子水 '

乾為天 澤雷随

<森田の判断>
 世爻が近鉄、応爻がヤクルトです。
 世爻も応爻も五行は土で、同じなので、「引き分け」と判断しました。

<トラさんの添削>
一回目の判断:世爻は月と同じですが、発動して退神となります。応爻は月破ですが、日と相合して月破が解かれて、月破でなくなります。
世爻の退神は退陣と理解できます。
そして応爻は世爻の墓で、応爻にコントロールされてしまって失敗になるでしょう

<2002.4.6現在の私のコメント>
 第一回目の中国から帰ってきたとき、私は世爻と応爻が同じ五行なので引き分けと判断しました。なんて初心者だったのでしょう・・
 でも、卦を見れば退神と墓がちゃんと出ています。
 トラさんは退神を退陣と捉えています。これは情報として捉えているのです。

 
神と悪魔

 モーターの発明者の人と一緒に神坂さんを訪問したときのことです。
 モーターの発明者は最初神坂さんの装置を見て、「ああ、私が作ればもっと良いのが出来ますよ・・」を連発していました。
 でも神坂さんがいのちの蘇生の話をしたりしているうちに「なんか、怖くなってきたな・・」と言いました。
 私は「ここには神と悪魔が両方いるでしょう?」と言いました。
 彼は「本当にそうです・・」と言いました。
 単に回転させればよいのではないのです。

 そして話題は六爻占術に移りました(テキストのゲラを神坂さんに渡してありました)。
 神坂さんは言いました。
 「森田さん、あの六爻占術は本当にすごい・・。私はやっと手で卦を出すところまで来ました。しかしあの読みはすごい・・。トラさんという人はすごいものをまとめ上げた・・。ところで潜在意識に関する本を何冊か読みました。それを読んで閃きました。そうだ、銀河運動装置の近くで瞑想したらどうだろうかと・・。するといつものような火の玉が現れました。でもそれだけではありません。好きな音楽がオーケストラで聞こえるのです。曲も自在に変えることが出来ました。ですから、エネルギーを高めると、潜在意識にアクセスしやすくなるのではないかと・・。今私がたどり着いたのはここまでです。」
 その後、エネルギー圧の話になりました。私たちはエネルギーの深海に住んでいると・・
 つまり、ものすごいエネルギーの圧力の中にいるのです。
 でも、深海魚がその圧力を感じずにスイスイ泳げるように、私たちもその圧力を意識できていない・・
 コインに情報が乗るのは、エネルギーの圧力が高いからではないかと・・
 つまり希薄な世界で生きてはいないのです。
 ここは神と悪魔の両方の圧力が高い世界なのです。
 と、ここまでですが、この話は難しいです。
 喋っている私たちですら・・しかも今書いている私ですら「分かっていない」のです。

 密度が高くなればなるほど情報は早く、正確に伝わります。
 テレパシーが瞬時に伝わるのは、その間にある媒体の密度がとても高いからかも知れません。でも、いくら密度が高くても、変化は微弱なのです。
 希薄なところで大きく変化するのではなく、密度が濃いところで微弱に変化するのです。
 チベットのように三次元の物質が希薄になると、かえって高次元のエネルギーの密度が増すかも知れません・・

 
妊娠と出産占い

 第二冊には妊娠と出産占いがあります。
 一昨日からトラさんの宿題がそれに変わりました。
 子供の性別、安産かどうか、生まれる日と時間を占うのです。
 昨日、私は流産と判断したら、正解は安産で男の子が産まれました。
 用神の他に「胎の地」という爻を見て判断するのです。
 でも、たいてい用神が墓に入っているのです。生まれる前は、やはり墓の中?(笑)
 生まれる時間は、たいてい冲される時間なのです。我々は冲されて生まれてきた?
 というと、宇宙の誕生も「冲」?

 以下は昨日来た宿題の解答です。実に簡潔で明瞭ですよね。

 胎爻の父母子水が月破になり、今月に生まれます。
 世爻が発動して、子孫が入墓して難産の情報になりそうですが、空亡で、墓の作用がなくなり、安産です。子孫が陰爻で、女の子です。
 初爻の忌神が発動したが、変爻に入墓して、月破で、子孫を剋する力はありません。
…飛神が冲されるとき、庚午日に女の子が生まれました。


 今回の私の回答は「安産で男の子」でした。だって、六冲卦で陽爻だから・・
 そして私は空亡を読み違えて、流産と判断してしまったのです・・
 しかし、男が生まれるか、女が生まれるか・・
 用神(子孫)は月から生じられているけど、空亡・・う〜ん・・
 その次の宿題もまた間違えました。安産で男の子を産むと答えたら、正解は流産・・・
 出産は、今までの常識と反することが多いです。
 株と出産では、判断するとき、重みが違います。生命が関わっているから・・
 六爻占術・・すべては規則性ですよね・・
 この方程式は、時空の統一方程式だったりして・・

 
『賭けに勝つ人、はまる人(松井政就著)集英社新書』

 表記の本を読んだわけではありません。朝日新聞の夕刊にこの人のインタビューが載っているのです。カジノがこの本の内容です。
 松井さんがなぜカジノの研究を始めたかというと、ラスベガスで日本人がなぜカモにされるかということに興味を持ったからだそうです。
 そして彼はラスベガスに何度も行き、かなりの負けも込んで(笑)、調査を続けます。
 「20冊以上本を書かないと元は取れない」とまで言っていますので、半端な調査ではありません。
 さて、日本人がなぜカモにされるかというと、負けを必要以上恐れる、確率的に無理な選択を続ける、ここ一番のチャンスを逃す、だそうです。
 日本では囲碁や将棋は愛されています。囲碁や将棋では、長時間考えても許されます。
 そういう「論理のゲーム」が支持されています。
 論理のゲームには不確実さが少ないです。反対にカジノ系には不確実さがあります。
 カジノ系は堅実に暮らすことを尊んできた日本人の倫理観に合わないのではないかと言っています。これはビジネスでも同じだと言っています。
 「今の瞬間に情報が飛び交うビジネスの世界では、判断のスピードが死命を分ける。カジノで会ったアメリカのビジネスマンたちは仕事でも日本に自信を持っている。『子供の頃から賭をやっちゃいけないような国の人間に株取引で負けるわけない』と言ったトレーダーもいました。」

 さて、これからは私の意見です。私は賭事が嫌いです。
 だからこそ六爻占術に興味を持ったといっても過言ではありません。
 ルーレットで勝って、何が面白いのでしょうか・・
 競馬で勝って、何が面白いのでしょうか・・
 株で儲けて、何が面白いのでしょうか・・
 そんなの時間の無駄だ・・私はずっとこう思ってきました。
 だから松井さんが上記の本を出しても、私は買いません。
 だって「賭けに勝つ人」にも「はまる人」にも興味が無いのです。
 私は20年も前から株をやっていました。
 でも証券会社(N証券)の言うがままの銘柄を買っていました。
 でも不思議調査が面白くて、株など全く圏外だったのです。
  株を売り買いすることは賭事の要素が入るので、好きでは無かったのです。
 それが今は一変しています。私を取り巻くスタンスが変わったからです。
 松井さんの本に次のタイトルも付け加えてもらいたいと思っています。
 「賭けに勝つ人、はまる人、そして賭けをしない人」
 私は六爻占術によって後者になったのです。

 今でもこのHPを見ている人の中には、株は賭けのようなものだからしたくないと思っている人は多いと思います。
 でも私にとっては株が将棋や囲碁と同じ「論理のゲーム」になったのです。
 その論理とは、「奴」の論理なのです。
 その「論理」を使い、すでに半年で1億円の利益を得ましたので、元本は再び貯金に戻して、その1億円を使ってこれからも株の投資を続けます。
 そうする限り、誰にも(家族にも)迷惑はかけません。
 ところで昨年の二月にモンロー研主催のカジノゲーム大会があったのです。
 場所はラスベガス。何の技を使っても良いのです。体脱OK、透視OK(笑)。
 もしもまた開催されればコイン三枚を引っさげて参加したいと思います(笑)。

 
九鬼盛隆さんの本

 九鬼盛隆さんの本が届きました。写真のように、とても立派です。



 私がトラさんの占いを研究対象にするようになったのは去年の秋からです。
 まだ半年そこそこです。
 その間、他の情報にはできるだけ触れないようにしてきました。
 これはチベットに行ったときもそうです。チベットの文献を読んだのは、帰ってきてからです。一度入った先入観はなかなか取れないからです。
 二月に淡路島で船井総合研究所主催の直感力研究会がありました。
 そのとき初めて六爻占術のさわりを話しました。
 すると聴衆の一人が「それって、断易ではないですか?」と言いました。
 私は占いの世界がどうなっているのかよく知りませんでした。
 中国の古文書にあれば、それが過去、日本に上陸していてもおかしくありません。
 しかしトラさんに聞けば、それらは情報量が少なすぎて当たらないと言っていました。
 私はトラさんとは五年間の関係があり信頼できましたので、とりあえずはトラさんのやり方を修得してから別の文献に入ろうと思っていました。
 ちなみにトラさんは?蛇を「とうじゃ」と発音します。「とうだ」ではありません。
 私はトラさんワールドをやっているので、「とうじゃ」なのです。
 業界スタンダードになりたい人は「とうだ」と読んで下さい。
 ちなみに寅木はトラさんワールドでは、「とらもく」と読みます。
 しかし船井さんの講演会に出る人たちは、ある意味、私よりも知識が豊富です。
  『六爻占術実践教室」を引き受けるにあたり、初めて他の文献も読む気になりました。
 本が届きました。分厚い本でした。
 前書きを読むと九鬼さんという人は大正時代の人で、数多くの文献から知識を得ていました。私はトラさんの本が一冊・・九鬼さんは数十冊です。
 九鬼さんはそれらの本を読み、実際に占っていました。そして講習会なども開いていたようです。
 九鬼さんは「本の名前に断易という単語は使いたくなかった。それは今までの断易があまりにもひどすぎたから・・」と書いています。
 しかしそれ以外に言葉が見つからずに、断易という単語を題名に採用していました。
 私はトラさんが六爻占術という名前をなぜ使ったか、知りません。
 今度訊いてみようと思いますが、似たような理由かも知れません。
 実際にトラさんはプロの占い師から「それって当たらないでしょ」と言われ続けてきたようですし・・
 九鬼さんは研究に研究を重ね、このような分厚い本を書きました。
 当時はガリ版刷りだったそうです。日本にもこのような人がいたとは、驚きでした。

 さて、本の内容に移ります。
 説明の部分で気になったのは、爻位の意味の説明が無いのです。
 これではベッドの爻位が出せません(笑)。
 というか、爻位の情報が無いと、風水などはとても無理でしょう。
 次は実際の占いについてです。
 偶然に開いたページは、選挙の占いについて書かれていました。
 「世爻は立候補した本人で、応爻は有権者で、応爻が世爻を生じていれば当選する。剋されれば落選する」と書いてありました。ここで私はしばらく考え込みました。
 九鬼さんは事前に用神という単語の説明もしてあります。
 しかし選挙の占いに用神は出てきません。
 パラパラと別のページをめくると、別の占いでも世爻と応爻が活躍しています。
 トラさんはエネルギーの考え方に基づいています。
 「物理的な人」に付随しないエネルギーは用神なのです。
 しかし・・九鬼さんは、有権者を用神とせず、応爻にしています。
 トラさんは用神が世爻を生じるか応爻を生じるかで、当確を判断しています。
 しかし九鬼さんは応爻と世爻の関係です。
 有権者はアメーバーのようなエネルギー体のはずです。ですので相手として確定した応爻にはならないはずです。六爻占術を習い始めた頃、私もこの罠にはまりました。
 株でも世爻にエネルギーが来ているかを重要視したりもしました。
 しかし株の世界に世爻も応爻もないのは、最近分かり始めました。
 トラさんの例題から選挙を抽出してみました。
 するとたまたま応爻が世爻を生じている場合に当選しているときもありました。
 しかし全てではありません。
 九鬼さんの判断では、実際にどのくらいの確率で当たったのでしょうか・・

 さて株の判断が出ているというので、そのページにいってみました。
 大正時代でも証券取引所はあったのです。
 そして九鬼さんが実際に占った例を本格版ソフトに入れてみました。
 すると「データ間違い」という表示が出ました。ん・・・???
 だって入れるのは旧暦の月日と裏の枚数だけです。
 データ間違いなどということがあるでしょうか・・
 ここでまた1時間も費やしました。そしてやっと分かりました。
 九鬼さんが占った日(旧暦)は存在しないのです。
 私も今まで、十干と十二支のすべての組み合わせの日があるのだと思っていました。
 でも今回調べると、半分の組み合わせでしかないのです。
 最初は、大正時代にはそういう日もあったのだと思ったくらいです。
 本格版ソフトに入らないので、無理矢理手計算で出しました。
 けれど空亡が出ません(当たり前です。存在しない日なのですから・・)。
 当然、六神もあやふやです。
 でも、真ん中の卦だけは九鬼さんの本にあるものが出ました。
 卦には忌神のみが発動していました。しかも進神です。
 忌神は月日から生を受けていませんが、剋されてはいません。
 これで唯一発動したことで、月日からの生剋は無くても相当なパワーを持っているはずです。しかも妻財は伏神で隠れています。
 しかし・・九鬼さんはかなり上がると判断していました。
 忌神が進神で発動したことについては「力を持たないので影響は無い」とコメントしています。

 九鬼さんの後追いのデータによれば、実際にこの株は上がったのです。
 しかし私が半年間に渡り毎日株を占ってきた限りでは、上がると判断するのはおかしいです。この違いは何でしょうか・・
 これは私の推測ですが、おそらく忌神は空亡なのです。
 忌神が空亡なら、影響はないはずです。
 月日から生じられていない(剋されてもいない)ときの忌神の唯一の発動、しかも進神なのに「力を持たないので影響は無い」という一節を一般化して株の投資を始めたら、大損すると思います。
 九鬼さんは実際に自分で資金をつぎ込んでやっていたのでしょうか・・
 それにしても、あり得ない日にちで計算することがなぜ分からなかったのか・・
 それは九鬼さんに責任はないでしょう。たぶん、ケアレスミスです。
(でも無理無点につじつまを合わせようとしたことは問題ですが・・)
 問題なのは、これを手にとって勉強した人たちでしょう。
 たぶん誰も一から卦を作ってみなかったのです。
 もう一つは、この本を読む人も少なかったのです。
 それだけコイン占いは知られてはいなかったのです。
 のっけから批判めいたことを書いてしまいましたが、しかし大正時代にこれだけの研究をしたのは評価できます。トラさんのに無い部分もあるかも知れません。
 これから順を追って読み、調べてみようと思います。

 
『断易入門(菅原壮著)東洋書院』

 断易の本をもう一冊買いました
 この本でも九鬼さんの本でも言えるのですが、何もない状態で卦を作り出すことができるのでしょうか?
 なぜこんな疑問を持ったかというと、世爻と応爻の算出方法が文化系的(笑)なのです。
 菅原さんの本に至っては、書いてありません。六十四卦の表を見て下さいというだけです。
 私はトラさんのテキストのすごさの一つは、世爻の求め方だと思います。
 あれを解析するだけで、何かが掴めると思っています。
 トラさんのテキストの中で「ここでは、わたしの考案したいちばん習いやすい方法を教えましょう。爻の変化によって世応と卦宮を同時に求めて、六十四卦の名前を知らなくても完成できる方法なのです」とありますが、この方法にとても感動しています。
 振った目だけで世爻(自分と言うポイント)が出てしまうということは、自分とはこれほどのものだったのかということです。
 エネルギーなど持たない、ただのポイントなのです。その反対側が応爻なのです。
 ですので応爻に選挙の有権者が来るとは、とても思えないのです。
 他の情報が気になる人は、六爻占術のポイントに気づかないかも知れません。

 
断易についてのトラさんからの返事

 中国は占いの古文書として「断易天機」という本がありました。三百年前の本です。
 これをはじめとして幾つかの断易と名のついた本が出ました。
 しかし、六爻占術の本ではありません。
 中には月破や、月の影響をあまり重要視していなくて、日本に伝わった六爻占術と似たもの(断易)はたぶんこれらの本を基にしていたでしょう。
 私の一冊目の爻位の役割にも書いてありましたが、私が書いたのは爻位の違いによって、爻位から情報を取り入れて判断する占い方です。
 特に二冊目に入ると、わかってきますが、ほとんどの内容は普通の本にもないものがたくさん載せられます。
 それは国の財産の古文書はもとより、民間や私自身の実践から発見したものです。
  中国の今までのあらゆる本にもないものを私は今、伝えています。
 これから書くつもりの三冊目、四冊目、五冊目、六冊目の本はもっと珍しいものになります。
 この前に山東省の大学の民間易研究センターは私の秘伝を講義してくれと頼みましたが、断りました。
 中国ではそんなに早く秘伝のものをたたえたくないです(伝えたくないの間違い?かも)。
 でも普通の人は五行の生滅十二状態の使い方や、月破、空亡の裏の意味が読めないです。ですから、三冊目ではまだこれらの内容を書きたいです。
 日本にも六爻占術と似たものが伝わったとは知りませんでした。正しく占いを伝えてあるか、一度読みたいですね。
 是非、九鬼さんの本を送って下さい。

PS
 ちなみにいいますが、以前私は占いの確率が八十パーセントだといいましたが、それは私の保守的な言い方です。
 今、実際には九十パーセントも超えています。
 研究していけば、確率が高くなるし、九十五パーセントにも近づいていきます。
 私の本を読んだ方、もちろん森田さんも、九十パーセント以上になりますよ。

 
ルールを見直すこと

 トラさんという人は、今までの占った判断と結果は全てノートに書いています。
 なぜ当たったか、なぜ外れたかを、検討します。
 そして当たらないと、ルールの方を疑います。
 これってとても科学的な態度ではないでしょうか・・
 本格版の冊数が増えるにつれてオリジナルなものが多くなるのは、このためではないでしょうか・・
 当たる確率が上がりつつあるのは、このためではないでしょうか・・
 しかし世間の占いは、ルールを「正統的」だとか言って、直していかないのかも知れません。
 科学が発展するように占いも発展する。トラさんは、とても理科系的に思えます。

 例えば用神が何かを決める場合もそうです。
 印鑑の用神は妻財ですが、トラさんは最初勘違いして私に教えたのです。
 情報は父母です。ですのでテレビという物体は妻財ですが、テレビ番組は父母です。
 印鑑は妻財で、印鑑証明書は父母です。
 用神とか六神に何を当てはめるか、トラさんはかなり苦労しているようです。
 だって、例えばテレビは、古代にはありませんでしたから・・
 で、トラさんがやるのは、仮説を作り、何度も占って、やってみることです。
 印鑑の問題も、最初父母でやって「あれ〜、おかしいな・・見つかるはずないんだけど・・」という具合だったと思います。

 
『断易の占い方(丹籐龍則著)鴨書店』

 ざっと読みました。基本的な事項はトラさんのテキスト第一冊と似ていますが、占いの解釈はかなり違います。驚きました。ほとんど世爻と応爻で見るのです。
 例えば交渉のページには「交渉の占いでは応爻が世爻を生じるか、合するか。あるいは逆かに注目します。事業も、店の開店も同様です。スナックを開店する吉凶を占うときも、応爻が用神です。」と書いてあります。
 スナックというエネルギーは相手方でしょうか?
 株も同様です。「株価を占う場合は世爻に妻財か子孫を持つべきであり、あるいは世爻が妻財の合を得ること」と書いてあります。
 今まで実際に私が占い、株の売り買いをした卦を見てみましたが、表記の表現を吉として扱えば、その確率は50%くらいに落ちます。
 断易を使って株を運用された方、儲かったのでしょうか?
 世爻は自分で応爻は相手方・・六爻占術に出会った人も、最初にはまる罠だと思います。
 やはり卦そのものをエネルギーの総体として捉える必要があると思います。

 応爻は用神となり得るでしょうか。もちろん用神はどこだってなれます。
 しかしトラさんの方法の中には、応爻を用神とするものは、ほとんどありません。
 みなさんも今まで、応爻を用神としようと思ったときはないでしょう?
 ところが日本に伝わる断易には、応爻が用神というのがよく出てきます。
 株価しかり、事業しかり、お店の経営しかり・・です。
 自分以外のものは、応爻にするというのが断易の一つの方法の様子です。
 でも、応爻は自分とは離れたもの・・というのがトラさんの六爻占術における解釈です。
 お店は自分と離れているでしょうか?
 その前に応爻を用神として振ることができるかという点です。
 どういう状態かを考えただけで、気持ちが悪くなります。
 トラさんは第三冊以降、独自の方法を書いていきますが、これは世爻応爻に囚われていないという点からの拡大と思えます。
 『断易の占い方』の本にはこう書いてあります。
 「中国では断易の判断法は秘中の秘で、師から一部の弟子に伝えるのみで決してみだりに公表しませんから全貌をうかがうことは容易ではありません。」
 確かに中国でトラさんが取っているのはこの方法です。

 
トラさんから第二冊の原稿の続きが届きました

第十一章 病気占い

 仏教の創始者である釈迦様は人間の生老病死から着手して宇宙の本質を探究して悟り澄ました境地に入ったのです。
 たぶん生老病死は宇宙の本質を解明する鍵でしょう。
 古から「易学と医学は相通している」という言い方があります。
 病気占いが上手にできれば六爻占術の上達や易の本質への理解も深くなります。
 第一冊『驚くほどの的中率を誇る六爻占術』にも病気占いの方法を述べましたが、それは初歩的な占いです。
 人間の病気は単一たるものではなく、とても複雑です。西洋医学は人体そのものから病因や病気の治療法を探しますが、六爻占術は人間と宇宙の関係から病因と病気の治療法を探します。
 六爻占術の理論によれば時間、空間、天体、季節、付き合う人、物体、性格、飲食、陰的世界からのエネルギーなどはみな人体へ影響があり、病因になる可能性を持っています。
 もし西洋医学の手段ではこれらの病因を正しく断定するのが難しいと思います。

筋腫とがんの情報の取り入れ

 がんは死亡率の高い病気の一つです。もちろんそれを治すのが容易なことではありませんが、病気の初期に発見されることができないのも原因の一つでしょう。
 もし早く発見できれば、即時に治療を施してひどい病症までいけないでしょう。しかし、発見したとき、もう晩期になり、治療に間に合わないのが現状です。
 六爻占術では前もってこれらの病気を予知することができるのでしょうか。
 答えが肯定的です。
 私は病気占いの実践を通して、癌や筋腫などの例をたくさん集めました。
 ここで筋腫と癌の区別や判断方法を紹介しましょう。


 
会社への泥棒

 前回訪中したときのテーマの一つが「災害占い」でした。
 私は会社に災難がないかどうかと振りました。すると下の卦が出ました。


占い日(旧暦):壬寅(木)月 辛未(土)日 空亡−戌亥
    相沖: 申   丑
    相合: 亥   午

        仇神   父母未土 W            とう蛇
        忌神   兄弟酉金 '             勾陳
        原神   子孫亥水 '  応          朱雀
             官鬼午火 W            青竜
        仇神   父母辰土 ○   回頭性 官鬼巳火 玄武
        用神   妻財寅木 W 世          白虎

兌宮           澤水困(たくすいこん)  澤地萃(たくちすい)

 これは災害を意識して振っているので、発動して官鬼に変わり、しかも玄武が臨めば「泥棒さん」を意味しています。官鬼は「泥棒」、玄武は「盗難」という意味があるからです。
 このとき私は父母を気にしませんでした。ところが盗まれる物は父母だったのです。
 私の会社は幾つかの部署がありますが、私とは一番離れたところの部署で、一台の自転車を持っていたのです。それが4月5日に盗まれていたのです。
 交番に届けても埒があかず諦めていたら、つい最近ちょっと離れた場所に置き去りにされていたのが見つかりました。その経過を今日知りました。
 それらは全て巳(官鬼巳火)の方向、すなわち東南の出来事でした。
 トラさんに報告すると以下のメールが返ってきました。

 父母辰土が二爻に発動して、官鬼巳火に変わり、辰月に盗難があるでしょう。
 4月5日からはもう辰月に入り、その時に発生するのは卦にもう情報を伝えていますね。
 父母から官鬼に変わり、父母は乗り物で、自転車の情報でしょう。自転車があり、泥棒されました。
 しかし、父母辰土が日からエネルギーを受けて弱くないし、回頭生に変わり、また見つかる情報でしょう。



 
会社のネズミ対策

 前回の時、ネズミ対策でも振りました。
 前々回では「9個の鈴と緑の線」がその対策でした。
 しかし下の卦を見れば分かるように、ネズミ(子孫)は金性で再登場していたのです。
 鈴で強くなるのです(笑)。免疫を引っさげてきたのです。
 それで、よーーーーーく考えて対策を練ったのですが、何も手はありません(笑)。
 つまりあることをすれば矛盾が生じる卦なのです。
 トラさんも、1時間も考えました。でも、出ません・・
 私は冗談に「猫でも飼いましょうか・・」と言いました。
 トラさんは「それは良い考えです。だって猫は寅です。官鬼寅木を強めて原神を剋します。しかし他の爻が発動しているので発動させないといけません。ぬいぐるみでも動くのでないといけません」と言いました。


占い日(旧暦):癸卯(木)月 甲戌(土)日 空亡−申酉
    相沖: 酉   辰
    相合: 戌   卯

        用神   子孫酉金 W            玄武
             妻財亥水 W            白虎
        原神   兄弟丑土 × 応 回頭性 父母午火 とう蛇
        原神   兄弟辰土 ×       子孫申金 勾陳
             官鬼寅木 W            朱雀
             妻財子水 ○ 世 回頭剋 兄弟辰土 青竜

坤宮           地雷復(ちらいふく)   雷山小過(らいざんしょうか)

[注意点]
用神(子孫酉金)は日(土)より生じられている
用神(子孫酉金)は発動している兄弟丑土より生じられている
用神(子孫酉金)は発動している兄弟辰土より生じられている
用神(子孫酉金)は空亡用神(子孫酉金)は月破にある
原神(兄弟丑土)は月(木)から剋されている
原神(兄弟丑土)は日と同性五行
原神(兄弟丑土)は発動している子孫申金の長生の地にある
原神(兄弟丑土)は発動している兄弟辰土の墓の地にある
原神(兄弟辰土)は月(木)から剋されている
原神(兄弟辰土)は日と同性五行
原神(兄弟辰土)は暗動です
原神(兄弟辰土)は発動している子孫申金の長生の地にある
原神(兄弟辰土)は発動している兄弟辰土の墓の地にある
世爻(妻財子水)は日(土)から剋されている
世爻(妻財子水)は発動している兄弟丑土より剋されている
世爻(妻財子水)は発動している兄弟辰土より剋されている
世爻(妻財子水)は発動している子孫申金の長生の地にある
世爻(妻財子水)は発動している兄弟辰土の墓の地にある
応爻(兄弟丑土)は月(木)から剋されている
応爻(兄弟丑土)は日と同性五行
応爻(兄弟丑土)は発動している子孫申金の長生の地にある
応爻(兄弟丑土)は発動している兄弟辰土の墓の地にある
申子辰(水局)の三合局があります

 ある日、このHPを見ている人が下のオモチャを送ってくれました。



 これは電池で動きます。でも電池だと何時間も持たないので、深夜に設置するのは、こんど秋葉原でACアダプタを買ってきてからにしようと思っていました。
 でもこの猫は可愛くて鳴いたり動いたりするので、みんなのオモチャになっていました。
 それでも夜は動いていません。ですが、ネズミはまったく消えてしまったのです。
 動くオモチャなので、もともと発動する部類に入るのかも知れません。
 これで、本当にネズミはいなくなりました。
 でも、こんどは子孫寅木に変わって出てこやしないかと・・(笑)

 
私のバイク事故

 以前山西省に行って振ったとき、バイクを買い換えないと事故が起こるという卦が出
ました。下の卦です。みなさん、判断して下さい。
 私は2002年2月21日(丑月己丑日)にバイクを転倒して事故を起こしました。
 怪我はなくて、無事に終わりました。
 そして連休中に、以前卦に出た事故はいつ起こるのかとコインを振ると、もう事故の情報は無いのです。そこで質問です。

1.下の卦から事故の情報を書き出して下さい
2.2002年(丑月己丑日)に起こりうる可能性があったことを書き出して下さい。
3.事故が軽くてすむ情報を書き出して下さい。


占い日(旧暦):庚子(水)月 乙卯(木)日 空亡−子丑
    相沖: 午   酉
    相合: 丑   戌

             父母寅木 '             玄武
        用神   官鬼子水 ×   回頭性 妻財申金 白虎
原神 妻財酉金 忌神   子孫戌土 × 世 回頭性 兄弟午火 とう蛇
        仇神   兄弟午火 W            勾陳
        忌神   子孫辰土 '             朱雀
             父母寅木 W 応          青竜
離宮 離為火(りいか)  山水蒙(さんすいもう)  天水訟(てんすいしょう)

[注意点]
用神(官鬼子水)は月と同性五行
用神(官鬼子水)は発動している子孫戌土より剋されている
用神(官鬼子水)は空亡
用神(官鬼子水)は日の死の地にある
原神(妻財酉金)は発動している子孫戌土より生じられている
原神(妻財酉金)は月の死の地にある
原神(妻財酉金)は暗動です
忌神(子孫戌土)は日(木)から剋されている
忌神(子孫戌土)は日の死の地にある
忌神(子孫戌土)は日と相合にある
忌神(子孫辰土)は日(木)から剋されている
忌神(子孫辰土)は日の死の地にある
仇神(兄弟午火)は月(水)から剋されている
仇神(兄弟午火)は日(木)より生じられている
仇神(兄弟午火)は発動している官鬼子水より剋されている
仇神(兄弟午火)は月破にある
世爻(子孫戌土)は日(木)から剋されている
世爻(子孫戌土)は日の死の地にある
世爻(子孫戌土)は日と相合にある
応爻(父母寅木)は月(水)より生じられている
応爻(父母寅木)は日と同性五行
応爻(父母寅木)は発動している官鬼子水より生じられている
子と卯の三刑(無礼の刑)があります

補足:これは初期の頃の本格版のソフトの卦です。死の地が出るようになっていました。そこらじゅうに出るでしょう?こんなのが出たら、ほとんど死ぬのではないかと・・(笑)

[トラさんからの解答]
 用神が五爻にあり、五爻は道路の爻位で、動爻の子孫戌土から剋されて、そして事故を意味した白虎が用神に臨んで、事故の情報になります。
 しかし、世爻が強くて回頭生に変わり、あっても軽いです。
 丑月は用神を剋して、原神が入墓するので、用神を生じるエネルギーが弱くなるから、事故が起こったのです。
 発動して動爻と相合の時に起こるのも応期の一つで。応期の章に書いてあると思います。

書き込み期間:2002/04/02〜2002/05/01


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