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来場者全員にプレゼント!
森田健オリジナルCD「最後の封印を解く」(非売品)

世界と私の探求者・森田健が、ついに時空の真理のほとりにたどり着いた。
時空の水平ネットワークと、空洞の私。
その気づきの先に、現れたものとは何か?
時空との絶えざるつながりは、運命そのものを震撼し、沸騰させたのか?
究極の自由とはどこにあるのか?
いま初めて明かされる、根源的な問いへの答え。
閃き溢れるそのパフォーマンスに、ホールには問いが交錯・充満し、聴衆は励起され、時空を浮遊し始める……。
渦を巻く運命の奔流、その衝撃にあなたは耐えられるか?
脳幹を貫く空前のアクションが、いま始まる。

● 講演概要
日時 2006年1月27日(金)
(17:50開場 18:30開演)
第1部 『パフォーマンス講演』      森田健(不思議研究所所長)
(休憩15分)
第2部 『インタビュー「問いの極みへ」』 ききて/講談社編集部
(20:45終了予定)
会場
よみうりホール
東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館7階
Tel:03-3231-0551

JR山手線・京浜東北線、東京メトロ有楽町線
「有楽町」駅1分

[ 拡大図 ]
料金
プラチナ席  10,000円 (限定34席)
SS席 7,500円  
S席 5,000円  
予約・前売り ●本講演会は満席となりました。ありがとうございました。●

●チケットぴあ
 電話申し込み  0570−02−9999(10:00〜23:30)
 ネット申し込み http://pia.jp/t(24時間受付)
 いずれもPコードは 605−973

●ぴあ店舗
 店頭にて発売(10:00〜20:00)

●セブンイレブン・ファミリーマート・サンクス・サークルK
 店頭にて発売(10:00〜23:30)
講演者 森田健(不思議研究所所長)

1951年、東京都に生まれる。上智大学電気電子工学科卒業。
富士通(株)を経て、コンピューターソフト会社を経営しながら、不思議研究所を設立。
「時空」と「私」の謎を解くために、数々の不思議現象を探究し、世界中を取材する。
独自の着眼点・好奇心と体当たりの姿勢は、根強い人気を博している。
著書には、
「運命を変える未来からの情報」
「DVDブック 森田健の『見るだけで運命が変わる!』」(以上、講談社)
「自分ひとりでは変われないあなたへ」
「『私は結果』原因の世界への旅」
「ハンドルを手放せ」(以上、講談社+α文庫)
などがある。
不思議研究所では、無料会報誌「不思議の友」を随時発行中。
お問い合せ 講談社 生活文化第二出版部 Tel:03-5395-3529

私の講演会の大体の雰囲気を掴んでいただくために、2005年10月10日(祝)船井幸雄オープンワールド(以下FOW)での講演『あなたは変われる』を紹介します。

《筋書きのある講演会───導入部》

講演のオープニングは、事前の打ち合わせができたおかけで、音響、映像共に文句なしでした。
アニメのテーマソングが、あれだけの大音量で流れるとは思いませんでした。
FOW始まって以来のことだと思います。

それまで会場には私のビデオ「もりけん密着ドキュメント」が流れていました。
にも関わらず、ざわざわしていました(笑)。

しかし最初の大音響で、話などまったくできない状態に入りました。
そのあと私が登場するシーンには、白煙まで出ました。

お客は何が始まるのか、固唾をのんで見守りました。
だから、私が出るまでの数秒間はシーンとしていました(笑)。

しかし私がアニメ服で登場すると、その時点でどよめきが起こりました。



おそらく期待以上の「格好」だったのです。

しかし不思議研究所ホームページを見ている人は、筋書き通りでした(笑)。

それでも肌色部屋のメンバー(不思議研究所ホームページに積極的に参加していただいている皆さん)で開かれたオフ会では
「あらかじめ知っていてもドキドキした」
という意見が多かったです。

たぶん知らなかった人はドキドキしようがないと思います。
だって一分半を「ビックリして」終わるだけですから・・

しかし「ドキドキ」というのは、知っていたからこそ出たのだと思いました。

そう考えると、ドキドキは不思議な現象です。

寸劇に入る前は拍手まで入り、私はしばらくそれがやむのを待ちました。
これは筋書きにはありません(笑)。

まさかアニメ服だけでこんなにウケるとは思わなかったからです。

そのあとは寸劇です(笑)、セリフを言う場面です(笑)。
でも自分としては結構入れ込んだと思います(笑)。

そのあと講演会のメインテーマに入るのですが、それもスムーズにいき、導入部としてはFOWの歴史に残ると思います(笑)。


《手の内を明かすのは、「自ら追い込められたい」のかも知れません》

実は、FOWでやることは、インターネットを通して事前にみなさんに知られていました。

だからやるほう(私)は、大変でした(笑)。
だってお客が何も知らなければ、いやなことはパスすることも可能だからです。

お客が私のやることを知っているので、私は引くことができませんでした。
普通ならもっと肩の力が抜けるはずなのに、本番前は本当に緊張していました。

12:00〜12:20まで船井さんと会食しました。そのとき秘書の女性に言われました。
「森田さんて、普段になく緊張していますね・・」
「はい・・」
「森田さんでもこういう時があるのですね・・」

お昼はプリンスホテル特製の和風膳でした。
普通なら、一気に平らげるところです。

しかしその日は、半分しか食べることができませんでした。

最初のテーマソングの音が小さくても、事前にリークしていなければ、お客はガッカリしません。
これが普通のFOWの音量だと思い、
「なかなか良かった」
という書き込みが入るはずです。

しかし今回は、音量すら、事前に宣言してありました。
音が小さければ、私は壇上に飛び出して
「チマチマと小さい音で、かけるんじゃあネエ!!」
と言わなければなりません(滝汗)

私はリークすることで、自分を追い込んでいました。

それで、緊張感を久々に体験していた・・とも言えます。

どっしりと構えて、悠々と壇上に向かう・・こういう人間を人は目指しているのでしょうか・・。

生きることよりも、成長が大事なのでしょうか・・。

5分前になったとき、裏方のスタッフたちも緊張していたようでした。
音声の人、白煙を出す人、スポットライトの人・・チーフはみんなと最後の連絡を取っていました。

悠々と構えている人は一人もいません。

もしかするとそれは、プログラムそのものを観客が知っているということを、知っていたからかも知れません。

これを時空の視点から考えてみます。

時空は今まで、手の内を知られませんでした。
だから何を起こそうが、勝手でした(笑)

しかし今、運命が明かされつつあります。
それは、裏方にいた私たちと同じ状態ではないでしょうか・・。

元もと小さい音量の運命にあれば、それは猿の置物かなんかで、音量アップさせられます(笑)

「チマチマと小さい音で、かけるんじゃあネエ!!」・・これを人間の側から事前に言われるのです。

再び視点を私に戻します。
緊張していても、私はいつもより「生きていた」ような気がします。

もうひとつの感覚・・私はひとりではない・・とも思いました。

もしも事前の情報がなく、「チマチマと小さい音で、かけるんじゃあネエ!!」と言った日には、客は目が点です(爆)

しかし事前に言ってあれば、賛同の拍手すら起こる予定でした。

時空が手の内を明かしたいのは、こんなことにも理由があるのかも知れません。

自ら、追い込められたいのか・・と

《あらかじめ決められた時間の流れに乗るということ》

私の講演は、いかに時間の流れに乗るかに、かかっています。

精神世界が好きな人の中には、自分を客観的に見ろという人がいます。
たとえば、「怒っている自分を外から観察しなさい。そうすれば怒りが静まります」という手法です。
もう一人の自分を見いだしなさいと言う人もいます。

私はこれをやりません。
というか、もしもこれが起こると、自分の講演会は失敗に終わります。

私のスライドは多いです。
喋る内容を考えている暇はありません。
もしも私が、私を客観的に見るようになったら、私の話はスピードダウンするはずです。考えながら話すように変わるからです。

時間の流れに乗るというのは、我を忘れることです。
しかし外から与えられたスケジュールに対して「我を忘れる」のなら、六爻占術で言うところの「入墓」と同じです。

私はスケジュールをガチガチに作りました。
それを参加者の一部も知っていました。

元々知っていることに「我を忘れる」のは、ちょっと異質なのです。
私は「今」に生きているのではなく、「講演会全体」に生きていたのです。

「あなたはいつ居ますか?」・・「いつも居ます」

この状態にシフトしたのは、講演開始一分前からです。

それまでは「密着ドキュメント」のノーカット版が流れていました。でもお客のざわめきが耳に入り、私はシフトしていませんでした。



一分前のブザーが鳴り、お客のざわめきが減りました。

アイソレーションタンクのように、私にインプットが少なくなりました。
次第に「空」に近くなりました。

そしてあの、大音量です。
私は自分の計画したものに、我を忘れて入っていきました。

この状態にシフトするのは、一度でいいんです。もう抜けませんから・・。

「私」は講演時間全体に、溶けました。




《用意周到で賭けをしない男の事後報告(笑)》

講演中にトラブルが発生しました。
スライドの絵が出なくなったのです。
数枚送っても出ないので、舞台裏に飛び込み、りんごさんのハンドバックから外部ディスクを取り出しました。

私が突然舞い戻ったのに、中にいたスタッフたちは声もかけられない状態でした。
だって何が起こっているか、わからない(笑)

例えばステージで一分も立ち往生していれば「異変」に気づくはずです。

でもスタッフが「異変」と感じなれない時に、私は舞い戻ったのです(爆)

私はディスクを掴むと、すぐに舞台に舞い戻りました。
そしてパソコンに入れ、起動しました。

復旧!

ロスタイムは、30秒ほどではなかったかと思います。

途中、「あの世のお金がいけなかったのかな」ブツブツと独り言を言いましたが、今から思えば「やはり青いパンツをはいてくるべきだった」とか言うべきでした(笑)。

私が用意周到なのは、FOWの前日にも書き込みをしました。
「体」と「データ」だけは大切だ・・と。

その「データ」に異変が起こったのです。
しかし「データ」は、外部ディスクとICメモリの両方にコピーしてありました。
舞台裏に戻ったとき、いつも使い慣れているディスクにしか頭はいきませんでした。

実はもう一台パソコンがありました。
でもそれは「冷えていた」のです。
次回からは、「ホットスタンバイ」させるつもりです。そうしておけば、パソコンごと交換しても、30秒以内で済ますことが可能だからです。

私の「用意」は、パソコン関係だけではありません。
アニメのDVDも、ビデオの画像も、すべてコピーを持参して持っていきました。

極めつけは、プロジェクタの「電球」も・・です。
電球はいつか切れます。
「まさかFOWで切れるとは思わなかった」では済みません。

私が保険に入ると言ったら、
「森田さんらしくない」
と言われたことがありました。

「自由」に生きる人間に、保険は似合わないと言うのです。

イチかバチかを生きるヒーローは、「自由」を感じさせます。

ギリギリで危機を突破するヒーローは、「自由」を感じさせます。

賭をするヒーローは、「自由」を感じさせます。

しかし私は賭けをする男ではありません。そして賭けをする男よりも自由に迫りつつあると思っています。

でもここまで書いて、「自由って何だろう」と、本当に思います(笑)

《同期》

今回の講演会は、スライドの右下に、時々時刻表示が出ていました。
私はそれに同期を取られるように、駒(スライド)を進めました。

これも事前にみなさんに漏らしていたので、見ていて気になった人もいたと思います。

でも今回、あれがあったお陰で、延長したビデオがありました。
モンロー研の体脱シーンでは、その体脱シーンのみで、私の「語り」まで延ばすことは予定されていませんでした。
しかしスライドに表示された時間を見れば、予定よりも5分早めに進んでいました。
ということで、あのCGビデオが全部入ったのです。

さて、「私」はスライドという外部から「同期」を取られていました。
これと同じく、私たちの人生も、同期を取られていると思いました。

なぜなら、「出会い」は1秒もの誤差さえあってはならないからです。
交通事故などは0.01秒の世界です。
それが原因で結婚した夫婦だっているはずです。

AさんとB君が同期を取らずに動いていたら、占いはまったく当たらなくなります。

どっちかが行きすぎれば、待っているように自動調整されているのです。
それは私とスライドの関係とそっくりです。
パソコンのCPUは、ギガヘルツ級の細かい同期で動いています。
では時空はどうでしょうか・・・

私のカンですが、ギガヘルツなんてものではないはずです。
微細な世界ので同期を取っていると思いますから・・。

ニッセンは12月7日に突然上がり始めました。
「同期」されていただけの話です。
ニッセンの社長がいくら頑張っても、その同期を崩すことはできませんでした。

そう言えば、シンクロすることは「同期が取れる」とも言われます。

あちらの世界とこちらの世界の、同期が取れるのです。

そして運命変更とは、同期をずらすこと・・と言い換えることができるかも知れません。

今回の講演会には、時空の秘密が色々と隠されているようです。

《休憩時間のインタビュー》

休憩時間にインタビューをしました。

驚いたことがあります。それはインタビューされる側が、とても楽しそうだったことです。
普通はこうはいきません。お客はマイクが自分に回ってこないように祈るのみ。。(笑)
マイクを向けられても、言葉につまったり考え込んだり・・。

それは質問が統一されていたことにもあると思います。

「どこが印象に残りましたか?」

この質問は、他の観客も興味をもったはずです。
例えば「あなたはどこから来ましたか?」とか質問すれば、他の観客にとって、どうでも良い質問になってしまいます(笑)。

休憩時間なのに、しかも3000人近く入っているのに、場内は静まりかえっていました。

以下、インタビューされる側が楽しそうなのにも、注意して下さい。



なぜこんなに楽しそうだったのでしょうか。
それは講演会が楽しかったからだと思います(笑)

あのアニメ音楽と寸劇から始まったら、普段の憂鬱(ゆううつ)など吹き飛ぶに決まっています。

しかも動画も盛りだくさん・・。

講演会というよりは、エンターテイメントのショーに近かったのですから・・。

だからインタビューだってひとつのショーでした。
だってリアルタイムに大写しにされるからです(汗)

私が大写しにされていると思ったら、インタビューされているみなさんではないですか・・(爆)



でも答える内容は知的です。

これは知的なショーだったのです。

さて、みなさんの答えに、私はとても新鮮なものを感じました。

答えが、人によって全然違ったからです。

でも見た講演会はみんな一緒のはずでした。
しかもそれは直前に見たものです。

これが「個」かと思いました。

まったく同じものを見ても、「個」によってバラバラになるのです。
60億の人が見れば、60億の見方が生じるのです。

たぶん私たちは、違った体験を、それぞれがしているのです。

《地に足がつかない講演会》



講演はいよいよ後半に入りました。

後半は本格的に「データ編」が始まります。

生まれ変わりの村の情報、六爻占術、盲師派推命占術、道教、親鸞、宇宙の輪廻、シナリオから自由になるには・・

スライドはどんどん進みます。

なぜこんなにスライドのスピードが速いのか・・、なぜこんなに喋るのが早いのか・・
それはスライドの枚数が多いからです(笑)。

だったら、減らしゃあ、いいじゃん。あれだけ準備する時間があったのだから・・(笑)

でも減らすわけにはいかないのです。
喋る内容がいっぱいある・・からではないのです。

スライドが早く送れなくなるからです。

げっ、それっていったい・・(汗)(爆)

仮にもしも、生まれ変わりの村だけの講演会を開催したとします。
スライドの枚数も少なめにして、トークを多くします。

するとどうなるでしょうか・・。
私も聴衆も、ドツボにはまっていくような気がします。

つまり地に足がついてしまうのです。

地に足が着いては、いけないのでしょうか・・

はい、イケマセン(笑)

去年のFOWは、りんごが飛ぶシーンのスライドで終わりました。
地に足がつくというのは、視点が固定されるということです。
その方向からじっくりと攻めることです。

地に足が着くとそこで、ある方向の仮説が誕生します。
「生まれ変わりはカルマが決定しているのだ」・・とか(笑)。

その仮説は何でも良いです。
「生まれ変わりはカルマが決定していないのだ」・・でも良いです。

それはマズイのです。
私はりんごの部屋で、メインメモリに浮遊します。
それは、あの419枚のスライドが同時に出ているような感覚です。

仮説連続ぶち壊し浮遊作戦・・

私の講演会では、お客を固定して帰したくないのです。
その状態が、「下位状態」だからです。
それが私の真の問いかけだからです。

昨日、編集者が来ました。
そして言いました。
「森田さん、あの状態をもっと加速した講演会をやりませんか?」

加速した講演会・・・?(笑)

時空の演出をブッチギルには、こちらもそれなりの高速宇宙船でないとダメなのです。
もちろん何故そうなのかを、編集者とそのあと二時間近く議論しました。

時空の自由は、スターウオーズのデススターに開いた直径15センチほどの穴に命中させるくらいの芸当なのです。しかもそれを撃つのは、Xウイング機並の高速宇宙船から撃たないとダメなのです。

それは極めて不安定な世界なのです。

それを講演者も参加者も同時に体験できるようなもの・・

そう、その第一歩があのFOWだったのです。

初めて来た方からのファックスには
「何を言いたいか、よく分からなからないまま講演会場を後にした。でも感激した」
というのが多かったです。

きっとその人は、足が地に着かないまま、帰ったのだと思います(笑)

《講演者の肉体から離れる講演会は、実際の人生そのものと似ている》

今回は、私の口以外のものを多用しました。
面相占術師のところでは、彼が占った結果を文字として画面に出しました。
生まれ変わりの村のスライドでも、あの世の状況を文字として画面に出しました。

あの画面はよく見ると、下に写真がありました。

喋るべき内容を、文字として書きました。
この理由のひとつは、正確に伝えたいからです。

生まれ変わりの村の情報でも昔の調査結果のスライドには、文字がありません。正確さよりも、伝えたいものが先行したのです。そういう意味では、意図がありました(笑)。
自殺しても天国行けるよ・・とか「伝えたかった」のです(爆)
でも今年の分は、文字で書きました。
正確に伝えたいからです。

なぜか?

それは「息をしていた」とか「重力があった」とかいう証言が多かったからです。写真だけ見せて、私がそれを喋っても、信憑性があるでしょうか?
文字は、信憑性を増すと思います。

それでもファックスからのレスには「嘘くさい」というのがありました(笑)

不思議なことを発表する場合、できるだけ外部から発信すると受け入れやすいです。
それはスライドであったり、ビデオであったりします。
光の超能力者が光線をはくシーンなど、私がしゃべるのとビデオで見るのでは、全然違います。

つまり「私が現場で体験したこと」をそのまま観客も体験できるような感覚に近づけるのです。
つまり講演者の口以外を使えば、体験はより直接的になってくるのです。

私の口から喋ると、より間接的なのです。

講演者の口以外の延長が「演出」です。
今回は最初、映像や音をふんだんに使いました。
講演会はそのとき、講演者の肉体から離れました。
しかし講演者の肉体から離れれば離れるほど、参加者は講演者の「現場」に近くなる体験が可能なのです。

時空の図書館に宇宙の歴史が全部書いある本があったとします。それを読めば宇宙の全歴史を知ることができます。でも間接的です。

図書館の隣では、講演者が言葉だけで喋っていたとします。それを聞けば宇宙の全歴史を知ることができます。でも間接的です。

でもその隣に、きわめて精巧に演出されて作られた空間がありました。宇宙そのものに匹敵する壮大な設備が必要ですが、それが整っているのです。でもそこには「肉体」という服を着て入らなければなりません。
それは直接的です。つまりそこでは人生を直接体験できるのです。
しかし客観性は失われ、そこから抜け出る方法もわかりません(汗)。
それが私たちの人生です(爆)

「演出」には一般的に「素」から遠ざけるような感覚があります。
しかし「素」から一番遠ざけているのが「素」で喋ることかも知れません。
なぜなら生データを出さずに、結論を出す行為だからです。
しかし私たちは巨大な演出空間で、生データを体験しているのです。
自分の人生を・・。
こんなにすごいことはありません。


《「理由」を言わない講演会》

初めて参加した人から、驚きのレスポンスが多いです。

「初めてお話をお聞きして、本で想像していたイメージと違っていて、ただただ、びっくりでした」

「初めて森田さんを観ました。女装して出てきたので、この人はどんな人なんだと今まで本を読んでいた感覚との違いに驚きました」

今回の講演会では理由をほとんど言いませんでした。
本の中では真面目な「先生」が、いきなりプラグスーツで出たり、女装で出たりすれば、そりゃあビックリのするでしょう(笑)

今までの講演会ではその理由を言っていました。
「生まれ変わりの村で、魂には性差がないことを知りました。今世で実験したくて女装しています」・・と。
でも、今回は理由を言いませんでした。

理由を言わないのは、女装に限ったわけではありません。
孫さんの蘇生など、前回までは頑張ってその理由を述べていました。
六爻占術でなぜ運命変更ができるか、その理由も相冲図を使って説明していました。

でも今回は、それをしませんでした。

それで、参加者は余計に「浮遊」したのではないでしょうか・・。

理由があれば、みんなそこに落ち着きます。

ウサギ八匹で九月に死ぬべき人を治したのは、酉(9月)と卯は相冲するから・・。
みんなここで納得します。
でもなぜそんなシステムになっているのか、より下位の問いに、人は移行できません。

科学者は方程式を発見します。そこで終わります。
「私はみなしご」への答えを教えてくれません。

オープニングから不安定が始まりました。
そして中身に入っても、不安定さは解消されません。
それはあらゆるところで「理由」を言わなかったからだと思います。

冒頭にも書いたように、私の服装について、FOWに初めて来たお客さんは悩んだことと思います。
「なぜこの人は、女装でいるのか???」・・と(笑)

でもそれが私にとっても、「快」でした。
理由を言えば、その理由だけに限定されて、「私」が狭くなるからです。

こうして考えると、時空が存在する理由がわかった瞬間、時空が小さくなってしまうような気がします。

それは個人とて同様だと思います。

存在理由を言ったとたん、「私」はとても狭いものになると思います。


《「あと一分」》

講演の最後のほうで、スタッフから「あと一分」のプラカードを掲げられました。

しかし講演責任者からは事前に
「森田さんは10分ほど延長してもかまいませんから」
と言われていました。

さて、どうしましょ(笑)

私は山田太一という放送作家のドラマが好きです。
彼のドラマは本当に引き込まれます。
視聴者に向かって
「お前ならどうする?」
と問われているようなところがあります。

しかし最終回はひどいものです(笑)
ほとんどが、いい加減なハッピーエンドで終わります。

でもドラマの場合、友達どおしで次の会話が聞かれます。
「ねえねえ、最後、どうなったの?」
「それがねえ、意外なラストだったのよ」

最後に真犯人が現れたり、どんでん返しをするドラマは多いです。
だから最後の一シーンに向かってドラマは進みます。

「あと一分」のとき、「私の生き方」のスライドでした。
今回あのスライドの内容は、「自分ひとりでは変われないあなたへ」の特別取材記として使いましたが、あのときだって10分あれば、バッチリ喋ることも出来ました。

でもそれをする気が無くなりました。

私が1時間50分かけて喋ったことは、「私の生き方」だったのか・・・
そんなもん、どうでもいいじゃないか・・と思えました。

前世で仏教の修行をして生まれ変わった人は、いきなりカメの中でした。
「死んでくれと言っている親父の声が聞こえた」
彼がそれを喋るとき、涙を流していました。

なのにそれらの総括が「私の生き方」ですか?

生まれ変わりの村の人たちから
「けっ、ふざけるんじゃないよ・・何しに生まれ変わりの村に来たんだよ」・・そう言われそうでした(もちろん言わないでしょうが、私の心の声として、そういう感じなのです)

あのスライドは、一分で端折(はしょ)って終わりました。

で、終了時間ピッタリに終わりました。

もしも私が死ぬとき、有終の美を飾る死に方をするでしょうか・・
しないと思います。
途中でぽっくり、もしくは苦しんで(笑)死ぬのです。
なんの結論も出さずに・・

《振動》

講演を終わった直後、私自身がぼう然としていました。
「これで良かったのか」
などという問いすらありませんでした。

達成感などはゼロでした。
とても不思議な感じでした。

一言で言えば、私は振動を始めていたのです。

その振動は今も続いています。
「浮遊」とかも言いますが、みなさんも得体の知れない振動を感じているのではないでしょうか・・・

ルビーに電気エネルギーを与えると振動を始めます。
そしてレーザー光線を発射します。

振動は、ここに情報を前もって公開する時から始まっていたような気がします。

それが原因で怒り出した人まで出ました(FOWの主催者)

さて、この振動は何なのでしょうか・・

もしかするとアセンションかも知れません(爆)
この振動が原因で、カルマだとのと言っている人はふるい落とされるのです(爆)

冗談ではなく、マジにそんな感じがします。

この振動は、講演中に多発された「問い」の連射が原因ではないかと思います。

きょうは「「不思議の友」12」に、新「いのちの世界」という図を書きました。
今に至ってもなぜ「いのちの世界」かと言えば、この世界はいのちそのものだと思うからです。
そしてそのいのちは、問いで振動を起こすのです(爆)

つまり「より生きている状態」にシフトするのです。
だからアセンションと書いたのです。

「より生きた状態」とは、神坂さんが言うところの「励起状態」です。励起状態とは、未知エネルギーが満ちた状態のときに起こります。

自然現象としては12年に一度起こります。木星の公転が原因だと言われています。木星が太陽のエネルギーを引き出し、それを地球に浴びせるかです。

でも今回の講演でそれが起こったような気がします。
だってそれ以来私は、励起状態です(笑)。
問題を起こしまくっています(笑)。

中央四列目に座っていた編集者はその後、『パフォーマンス講演会』をやろうと言って、興奮して私に会いに来ました。
あれから二回も会いました。
編集者は言いました。

「森田さん、これってもしかして、真理のひとつを掴んだと言ってしまって良いのではないですか? すごいですよ」

FOW以後に起こった私の気づきに、とても感動したのです。

その気づきは、深夜の「ひとりごと(私が毎晩気軽に書き込むコーナー)」でさわりを公開していますが、大事な部分は『パフォーマンス講演会』でやろうと思います。
なぜなら、言葉では伝えられないものを、演出で伝えようとするからです。

今回の『パフォーマンス講演会』に参加する人には、もっと振動して帰ってもらうことになるかも知れません(笑)。