テーマ:「新刊本を執筆中の気付き(前編)」
書き込み期間:2004/02/12〜2004/02/20
要旨:
 ある出版社の編集者からのお誘いにより、新しい本を執筆することになりました。編集者は、私の過去の著作を全て読んで講演会にも参加し、その内容を非常に理解している人でした。
新刊本の企画が出た際、六爻占術で吉凶を占うことはあえてしませんでした。ですので、あらかじめ定められた時空のプログラム通りに進行しています。
今回の本では、「なぜ」の追求と時空の解明に真正面から取り組んでいます。読者にとっては斬新すぎて理解を超えていたり、何かを得ようという期待を裏切られたりするかもしれません。しかし、私も、編集者も、全てにおいて一切妥協のない本の作り方をしています。
また、DMを発送して自分の読者を自分で増やす試みもしています。私は情報を発信するのも読者を開拓するのも自力でやりたいのです。
目次
○問いかけられること
○自分のメディア(1)
○自分のメディア(2)
○コインは振らない
○現場が変った
○理学と工学
○出版社に出したDM
○本を書くことは決まっていた
○本を書いていて思いました
○斬新性
○問いがその人を決定づける
○問いと距離感
○今度の本が奇妙な点
問いかけられること

  今、新しい本を出す企画が進行しつつあります。
  その出版社はかなりの大手です。
  編集者(以下、彼と呼びます)は、アネモネで私のことを知りました。
  そしてここのロムを始めて、私が中国に行っているとき、初めてメールをくれました。
  「森田さんの本を出してみたいのですが・・」
  私は光線を吐く女性とかを取材中で、それどころではなく、ほっておきました(笑)
  すると帰国寸前になり、もう一度メールがきました。
  「一度会えないでしょうか」・・と。 
  実際にお会いしてみると、大変に私のことを理解していました。
  私の本をすべて読み、『不思議の友』(以下フシトモ)のバックナンバーもすべて読んでいました。 
  その後、FOWにも来て、そのあとのオフ会にも来ました。
  オフ会では、みんなの発言をメモしていました。
  さらにサトルの講演会にも来ました。
  あのマシンガントークを、ほとんどメモしていました。何ページにも渡って・・
 サトルの翌週の始めに会いました。
 出版社のほうではOKが出たそうで、具体的な企画作りに入りました。
 一週間ほどの間に、お互いに案を作ろうということになりました。
 そして先ほど、彼からの案がメールで届きました。それが素晴らしいのです。
 今まではこういう形では本を書きませんでした。編集者はお任せでした。
 だから私は内にこもって書くしかありませんでした。
 しかし今回彼は私以上に私のテーマに興味がある様子です。
 私はこういうのが大好きです。これを待っていたと言えます。
 彼の書いた企画書を読み、私は部屋をウロウロと歩きました。
 私はまるで奴になったようでした。私はある意味、問われています。
 マジメに真っ向から問われることは、とても快感です。私自身が活性化するようです。
 たぶん奴も、同じです。奴は問われることが快感なのです。
 すごい内容が書かれるはずです。
 だってHPに書いていることの集大成ですから・・・
 自分で言うのも何ですが、この出版社は、歴史に残ると思います。
 少なくとも私はその意気込みです。

自分のメディア(1)

  フシトモの読者は一ヶ月1000人のペースで増えています。
私が自分で増やしています。神田さん方式のファックスDMです。
何故かというと、私は「自力」が好きなのです
「良いものは自然に伸びる」こういう手法をとりません。
私が独自で作るメディアのお客は自分で獲得します。
単行本がヒットしたとしても、一ヶ月1000人のペースでフシトモを欲しがるまでに はいきません。
ということは、ファックスDMは、書店ルートを上回るメディアなのです
精神世界でこんなことをする人は、たぶんいません。
フシトモ希望者は100人につき2〜3人です。
いかに多くの人に出しているかがわかるでしょう・・
なかには「誰の紙だと思っている・・告訴してやる」というのもあります。
それでも私は自分のメディアにこだわるんです。
だって朝日新聞ですら、戦時中は戦争イケイケでした。
他のメディアに任せておけますか?
自分が自分の手を汚して広げているメディアだと人の嫉妬は少ないんです
ファックスを受け取った人から「あのモリケンさんでしょ? モリケンさんがこんなファックスDMを出すわけないでしょ? どういうわけですか?」とか「  私は船井総研にいたことがあります。こんなファックスDMを出す方だとは聞いていません」というメールをもらったりします。
でもそれは、私をまったく理解していません。
たぶん私の手法は、科学系の学会団体でも、精神世界の団体でも、使えます。
一ヶ月1000人も、会員を増やせます。
でもたぶんやらないでしょう。「そんな節操のないことは出来ない」と言って・・

自分のメディア(2)

  朝日新聞でさえ、戦争中は戦争賛成派でした。それを読売は時々言います。
  「朝日さん、うちが体制寄りだと批判しますが、朝日だって戦争賛成に回っていたこと を忘れないで下さい」・・と。
  メディアは一転します。
  なぜなら、メディアは本音と建て前が離れているのが多いからです。
 
  私は自分のメディアを作る必要がありました。
  なぜかと言うと、私が新発見をした時などです。
  私はそれをメディアに発表したいのですが、あまりに突拍子もないことだと、出してくれません。
  六爻占術の広告ですら、最初、朝日新聞は断ってきました。
  ところがさすが噂の朝日です(笑)。サンケイと読売がOKしたら、朝日もOKしました。
  それがメディアというものです。
  私はどうしても自分のメディアを作っておく必要がありました。
  しかも印刷媒体でです。
  印刷媒体でないと、証拠が残らないからです。
  神坂さんは、郵便局でスタンプを押してもらいます。
  それは、×月×日に、これを考えたという証拠を残すためてです。
  私にはその必要がありません。
  自分のメディアであるフシトモに出せば良いからです。
  こういうアブナイ研究をやるとき、メディアの確立は是非必要です。
  単行本を売るときも、私自身のメディアを発動させると、かなりの威力になります。
最初「不思議の科学」を出したとき、出版社から「森田さんのところでまず1000部、買い取って下さい」と言われました。出版社のリスクを減らす為 です。
でも私は言いました。「1000部では足りません・・」
相手はビックリしました。まだフシトモの存在を知らなかったのです。

コインは振らない

新刊本の編集者と最後の企画打ち合わせをしました。
六爻占術がメインの本です。
編集者は私に聞きました。「コインは、振るのですよね?」
私は答えました。「振りません」
「なぜですか?」
「振れば、奴のプログラムから外れます」
私は時空を愛しています(笑)。だから、解明したいのです。
好きな人のことをもっと知りたいのと同じです。
だから時空が決めた運命は、受け入れたいのです。
愛を持って接すれば(笑)時空も、愛を持って接してくれます(笑)。
だから、決まっている運命に、あまり腹は立ちません。
なぜって、私はカルマの中に生きているからです。
ある行為の善悪は宇宙が終わってみないと分かりません。
だから、前世とか、来世といったような短いスパンで、カルマの解消が、あるわけありません。
私たちが今背負っているカルマは前の宇宙のです。しかも全体の業・・
(だからと言って、努力を怠るわけではないのですが・・)
テキトーな生き方をしてしまうと時空は何にも解答をくれないような気がします。

現場が変わった

  
  新刊本を書き始めました。
  単行本を書くのは三年ぶりです。そして変化がありました。
  『不思議の科学V』が出てから三年間・・・私は今まで本を出さないで良かったと思います。
  三年間、私は陰の世界に入りました。
  本を書かなかったこの三年間のほうが、私にとっての成果は大きかったと思います。
  それもつい最近の進展が、とても大きいです。
  運命が決まっているにも関わらず変えることができるというシステムが、とりあえずやっと構築できました。
  運命が決まっていなければ、意識が登場しても良いですが・・
  決まっていれば、意識や願望が登場する余地は無ありません。
  なぜなら、人間誕生と同時に意識や願望は出来たのですから・・ 今までは、「現場」はピンポイントの場所が多かったです。
フィリピンしかり、ブラジルしかり、フォーカス35しかり・・
しかし今回の新刊本では、時間系が「現場」です。
つまりピンポイントの場所が無いのです。
以前、誰かが
「最近のモリケンさんは体を張っての調査が無くてつまらない」と言いました。
はい、確かにそうです(笑)。
ピンポイントの場所に行かなければ、体の張りようもありません。
現場が変わったのです。すると本のタッチも変わってきました。
まず、笑いを取る場面が少なくなりました。そして説明が多くなりました。
説明は極力少なくしようと思いますが、それでも以前よりは多いです。
しかし奇を狙ったことはしたくありません。
ところで、マイナス要素ばかりではありません。
今までの現場は、私でなくては行けないところが多かったです。
フィリピンしかり、ブラジルしかり、モンロー研しかり・・
でも今度の現場は、誰でもが行けます。
私と読者が共有できる現場です。こんなすごいことはありません。

理学と工学

今書いている本は、占いの本のくせに、占いが出てくるのは半分までです。
ところで他の占いの本は沢山読みましたが、その大半は、「占い工学」です。
理工系には二つあります。一つは理学、もう一つは工学です。
理学は「なぜ」を追求する方です。工学は原理を使って生活に利用する方です。
私は電気電子工学科という学科を出ていますが、これは工学です。
利用することを勉強します。
そして大半の学生はメーカーに就職します。私も富士通というメーカーに行きました。
単行本で売れるのは、やはり工学だと思います。
お金持ちになる方法を書かれた本も、やはり工学です。
動物占いという本も、やはり工学です。
しかし私が今書いている本の、根底に流れているのは、理学です。
この手の本が、売れるでしょうか?
私はそこそこだと思います。
時空の謎がわかったとして、お腹の足しになるでしょうか・・
でも、もしも私が「何故」の問いをやめて、占いを利用する側のいわゆる工学の本を書いたら、それでオシマイだと思います。
ところが、本の執筆が暗礁に乗り上げました。
暗礁に乗り上げた理由は、なぜ六爻占術は当たるのか・・という問いかけが、今まであいまいだったようなのです。
そこまで筆を進めて、パタリと止まりました。
なぜ六爻占術は当たるのか・・なぜコインには場が乗るのか・・
なぜコインが最適なのか・・・改めて問われると、本当に不思議です。
しかし私は「不思議」を通り越していました。当然の常識だと思っていました。
でも一般読者が最も引っかかる点は、そこです。
コインは重力で落ちるでしょ・・こう言われます。
念でないことは確かです。では、何が、裏表を決めているのか・・
この問題に関してだけは、少なくとも「工学」になっていました。
そういうものだ・・と。
それにしても、本に書くほどの情報を私は持っていません。
コインはなぜ未来を予知するのか・・
そういう意味では六爻占術はまだまだ工学なのかも知れません。
しかし執筆活動においては、暗礁のほうが大事です。

出版社に出したDM

『不思議の科学シリーズ』を引き継がないかというDMを数社に出したところ、ある一社を除いて全部レスが来ました。
本を読んでくれて、その感想もすごいです。
どの出版社も「うちに出させてくれ」と言ってきています。
『不思議の科学シリーズ』が、なぜ幾つもの出版社からラブコールがあったかと言うと、出版社の中に、強烈な愛読者がいたのです。 ある出版社の「不思議の科学V」批評を箇条書きで紹介します。(括弧内は私の意見) 
・著名な船井幸雄氏の解説で箔が付いている。解説を巻末ではなく冒頭に持ってきたのは
・船井氏のネームバリューを最大限に生かして、非常に効果的(出版社的視点で良いと思います)
・船井氏の解説の中で、「世の中の構造」の表はとても良い
・森田氏の体験記は貴重な示唆をいくつも含んでいる
・「お陰様」という概念は古くて新しい感じがしてとても良い
・六次元への転移は、懐疑的な文章が入っていて、読者は安心してついていける
・陰の世界にどっぶり浸かりこむ必要はないと書いてある点、バランス感覚が良い
・モンロー研究所のくだりは、試みにすべて追従していない点が良い
・全体がやわらかいタッチで読みやすい
・ただ説明不足と思われる点は、道教の基礎知識が説明されていない点(するつもりはない。だってそんなことをすれば体験記が体験記でなくなり ます)
総合評価
深遠な世界を体験記として生き生きと描き出した魅力的な一冊であると、審査委員の好評を博すことになりました。是非とも弊社の新刊として全国 流通させたいということで私どもの意見は一致しています。
以上です。これは私が出したDMから始まったのです(これにより、本当に選考する側は、私の方なのです)。
なんかコンクールに出した気分です(笑)

本を書くことは決まっていた

  今回の本を書くに当たり、コインは振っていません。
  時空を解明する本が、時空の始まりから用意されていたというのが、面白いからです(笑)
  アネモネの取材でも、コインを振っていません。
  アネモネが、今回の本の発端だったからです。
  偶然にも「シンクロニシィティ」というテーマの記事を見て、出版社の人が私に興味を持ったのです。
  コインを振っていないので、奴のもくろみの真っただ中です。
  奴のもくろみは、おそらく前回の宇宙のカルマによって作られました。
  アネモネの取材は素晴らしかったです。お互いに、問いと答の応酬でした。
  アネモネの編集者さんは頭がいいです。なぜなら、問いが的確なのです。
  彼はテープレーダーを回していました。それをダビングして売れば、売れそうです(笑)
  それほど内容の濃い一時間半でした。彼の超スルドイ突っ込みが、素晴らしい問いなのです。
  しかも、「不思議の友」をしっかりと読んでいるから、質問もとても高度です。
  こっちがドキドキします(笑)
  仕事で私に問いをしたのではないんです。
  アネモネの編集者さんから沢山のインスピレーションをいただき、本にも反映できそうです。
  アネモネの取材での、最大の気づきは、
  「問いに答えているのは、私自身である・・」ということ。
  しかし人は、まさか自分自身の答が外から聞こえるとは思ってもいません。
  もう一つは、「未来は、原因である・・」ということ。
  私にとって、あまりにすごい気づきです。

本を書いていて思いました

  やはり、個ではないと・・。いかに個にこだわった世界観だったかと・・。
  それは、精神世界のほうが、もっとそうです。
  しかし個にこだわった人が私の本をどう読むか・・です。
  「いいこと書いてある。勉強になった」だとすれば、やはり個です。
  我々はなぜ誕生したか、知りません。なのに、生きる目的がわかるわけ無いです。
  なのにそれを書いた本はとても多いです。愛とか言って・・
  私の本では、生きる目的が書けません。
本を書くときの注意点は、「頑張ってはいけない・・」ということです。
頑張って書いた本って、読んでいるとき、肩が凝るかも知れません・・
 書きたくなるまでボーっとしています。
 意識して書き始めると、ろくな文章になりません。
 こじつけばかりで、収拾がつかなくなります。
 また、意識して書くと、論理的すぎる文章になります。
 非論理的な感じの部分があったほうが、読者は、逆に理解できます。なぜか・・
 面白い気づきに出会いました。
 本を四次元的に書くか、五次元的に書くか・・それは作家の力量だと。
 視野が局部か、全体か・・という違いです(これって、人生にも言えますね)。
 本を書くことって、その人の実力が全部出るような気がします。
 だから言い訳がきかない・・
 文章を書くというのも、エネルギー的行為だと思いました。
そうして、やっと、本の最後の部分を書きました。
最後の部分を自分で把握できたのは、嬉しいです。これから逆算していきます。
 本の最後の部分が原因です。
 と言っても、最後の部分すら、前半を書くとき、書き換えそうです。
 本の最後のサビの部分は「自由へ」・・です。
 自由の意味がまったく変わったことを、今度の本で読めます。

斬新性

  今度の本は、斬新すぎて、普通です。
  つまり「これはすごいことです。世界が変わります」なんて、一言も書かないからです。
  六爻占術の本なのに、卦の説明すらありません。
  それにしても、今回は、難しいテーマです。
  だって、言わんとすることが、すべて常識と正反対・・
  創造・自由・カルマ・徳システム・願望実現・夢と希望・・すべて逆です。
  にも関わらず、何も批判しないで書き抜けます。
  こんな本ですが(謙遜)、歴史の先駆けになるのかも知れません
  最初に読んだとき、斬新性はわからないと思います。それほど暗動してます。
  これは今回の本の、戦略の一つです。
  斬新性がわかるようだと、気持ちよく読めませんから。
  「進む」のではなく、「戻る」ような感覚が味わえたら良いと思います。
ところで、今回の本は森田健をまったく知らない人向けの本です。
ですので今までフシトモで読んだフレーズは沢山出ます。ご容赦下さい。
 今までの私の本に無かったことは、富士通に辞表を出し、その後不思議研を作り、新聞広告で情報を集めていく流れが、問いに対する答の外応と して、本の中全体にちりばめられている点だと思います。

問いがその人を決定づける

  体外離脱のHPを色々と見ていました。そして思いました、表記のことを・・
  私は体脱の世界にあまり興味は無くなっています。あれは手段にすぎないのです。
  トラさんも体脱は私以上に出来ます。でも今は、そんなことより、やることがあります。
  体脱に限らず、すべてに言えると思います。
  「問いがその人を決定づける」・・・と。
  生き方は、その結果にすぎません。
  その人の生き方は、問いの、答えなのですね・・
  ということは、若い頃からどういう問いを持っていたかで、その人のすべてが決まりますね・・
  でも、問いは作ろうとして出来るものではありません。作られた問いはすぐバレます。
自分を変えても、願望を変えても、何も変わらなかったものが、問いを変えると変わる・・
たぶん、ほとんどの人は気づいていません・・
でも、問いを変えるのは大変です。だって問いを持つことすら、誰からも言われなかったから・・
「自問自答していないで、行動したら?」ずっとこう言われてきたからです。
でも、問いを持っても、それが探求の問いでないと、変わらないかも知れません。願望が基点の問いでは・・
なぜ私が「問い」に斜行したかというと、それでしか五次元に行けないからです。
夢や希望は、みんな四次元で決まっていることです。

問いと距離感

  「サイババから物を出してもらった有名人はみんなダメになる」
  これはある人が言った言葉ですが、もしかすると的を突いているかも知れません。
  さて、私の新刊本のあとがきは
  「結論は得られませんでした。でもここまで読み進んだ方はどうだったでしょうか?」
  で始まります。
  しかし精神世界系の本の大半は、答を書こうとします。
  生きる目的は××で、みなさんそれで素晴らしい世界を作りましょう・・という感じです。
  サイババを書くとすれば、サイババをバッチリ持ち上げて、それに自分も便乗しようとするやり方です。
  しかしサイババが落ち目になると、その人も落ち目になります。
  だからプレゼントをもらった人は、ダメになるのです。
  船井さんはサイババに対して、「対等に話せない人のところに行く気はしない」と言っていました。正解だと思いました。
根本的に何が原因かと言えば、対象との距離感が無いのです。つまり相手にべったり・・・
なぜそうなるのかと言えば、自分に根元的な問いが無いからだと思いました。
問いは科学で、答は宗教・・これは私が作った標語です(笑)
そういえば、アインシュタインもこう言っています。
「もし,自分が殺されそうになって,助かる方法を考えるのに1時間だけ与えられたとしたら,最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう!」
やはり彼は科学者です。
精神世界とか不思議科学分野で私が生き残っているのは、たぶん問いを手放さないからだと思います。
だからあとがきに「これですべてが分かりました」と書いたとき、私は終わるのです。
今回の新刊本でも六爻占術の話は前半だけです。
後半は時空の謎に挑戦しています。
だから六爻占術がコケても、私はコケないんです(笑)。
対象との距離感は、特に不思議分野では本当に必要です。
なぜなら不思議分野は、往々にして相手にカリスマ性があるからです(例えば孫さんにしても、別の人が接すると神のように書くかも知れません)。
ただし、距離感のないほうがベストセラーになりやすいと思いました。読者が酔えるからです。
しかし距離感の無い作者は、あとがもたないでしょう・・

今度の本が奇妙な点

  新刊本は、画期的すぎて困っています。画期的すぎて理解できない・・(笑)
  新刊本では、なぜの世界に重点を置いています。だから、難解にもなります。
  オリジナリティはすごく高いです。どんな常識にも縛られていないつもりです。
  それにしても、「なぜ」の部分が多すぎます。
  金持ちになる本を買えば、それが書いてあるのが普通です。
  占いの本を買えば、それが書いてあるのが普通です。
  しかし今度の本は、読者が得ようと思って買った動機が、どんどん裏切られていくかも知れません。
  儲ける話だけでいい・・と思う人もいるはずです。
  占いの神髄を知りたい・・と思う人もいるはずです。
  でも両方満たされるはずです。
しかし、あるところでそんな短期的な話題を書いている本ではないことに気づくと思います。
「私たちはどこから来てどこに行くのか?」・・に、まともに挑戦しているからです。
 どうして「奇妙な感覚」になったかというと、運命は決まっているというところを、ちゃんと通過しているからだと思います。
 他の大富豪系の本は、イケイケで行っているからだと思います。
反転が起こらないのです。反転は快感だと思います、たぶん・・
運命が決まっているということをちゃんと認識している人は、私のHPを見ている人の中でも大変に少ないと思います。
今度の本は、次元上昇の本です(マジ)
死語になったこの言葉が、私の本に出るとは思いませんでした(なにせ、私が忌み嫌っていた言葉(笑))。
しかし、一気に読んで、たぶん、消化・・もとい、昇華できません。
今回の本は、「妥協がない」というのが、最大の特徴だと思います。
テーマ、構成、テンポ、文章、文字・・すべてに、です。

書き込み期間:2004/02/12〜2004/02/20