テーマ:「六爻占術2002.05」
書き込み期間:2002/05/01〜2002/06/01
要旨:
 種を生剋それぞれの場で発芽させる実験では、両者の間に差を見ることが出来ませんでした。場はエネルギーではないという仮説を出しましたが、さらに考え続けました。
 時間系が関係するのではないかという考えから、波動論の研究をしている佐佐木康二氏とコンタクトをとったりもしました。
 そしてあるとき閃きました。植物の種子だからといって五行は必ずしも木とは限らない、六爻占術で人を占う場合と同様、その都度条件は変わるのではないか。
 その事に気付き、種に対してもコインを振った上で再度実験を行いました。そうすると今度ははっきりと差が出たのでした。
 私は六爻占術を使って株で大儲けをしましたが、「いつかしっぺ返しが来る」とか「他の誰かが損をしている」などの意見をよく言われます。
 しかし、私は欲望に正直に生きています。それは空の状態とも矛盾しません。
 欲望を抑えることなく満たしていく方がむしろ後に残ったり執着したりしなくなると思います。
 ただ、私がニッセンに株を投資して儲けた流れそのものが、宇宙の意志のように思えてなりません。
 トラさんが考古学の職業から六爻占術を開発するようになり、日本語を覚えて、その後私に六爻占術を伝えるに至った流れもそうです。
 まるで自らを広めようという六爻占術の意志が働いているようです。
 船井幸雄さんと会って、六爻占術について話し合う機会がありました。
 その時に出た話は、世界は自分中心に考えがちだけれど、自分と相手(世爻と応爻)とで陰陽のバランスがとれているということ、六爻占術を学んでいくほど逆説的に運命を変える気は起こらなくなるのではないか・・ということでした。
 これは常日頃から船井さんが言っている「必要必然ベスト」という言葉にも通じています。
目次
○トラさんからのメール
○超能力を使っての六爻占術解明第一歩
○佐佐木康二氏とのやりとり
○バイク事故の詳細と電波の方程式
○善悪と欲望
○宇宙の意志
○運命の流れ
○運
○最初の卦
○船井さんの部屋で
○必要必然ベスト
○佐佐木さんに送ったファックス
○仙台での話
○私たちの世界はやはり、結果の世界
○六爻占術とスロットマシン
○密閉された物の中を当てる
○新しい手法で
トラさんからのメール

 四月に本格版テキストが×××冊売れたと書いたら、次の返事が来ました。
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 昔の日本人が書いた本と私が書いた本とを同時に読んだ方がいればわかると思いますが、私から伝えているのはたくさんの秘法を書き入れました。
 特に二冊目から、もっと沢山の秘法を日本に伝えようと思います。
 初心者は短気な人が多いと思います。短い時間に身につけたい人が多いですが、基本的なものをしっかり、把握しなければなりません。
 最初から高級のものを書くと、かえって勉強が進まないです。
 私の本を繰り返し読んで、そして自分は実践して二年にたつと、ほとんどの人はできるようになります。六爻占術を身につけた人は生活に役立つと思います。
 三冊目は冬に書き始めようと思います。夏からは少し忙しくなりますから・・。

超能力を使っての六爻占術解明第一歩

 孫さんと長瀞に泊まった晩のことです。
 私はコインを持って孫さんの部屋を訪れました。彼女に予知してもらうためです。
 渡したコインは一枚です。
 「一枚を振って投げ、その裏表を予知して下さい」と私は言いました。
 孫さんは最初、念をかけるのかと思ったのです(私の説明不足です)。
 孫さんは振る前に「表が出るよ」と言いました。
 そしてジャラジャラ振るとき「表、表・・」と念じました。
 結果は・・・裏でした。
 それは三回行われましたが、三回とも失敗しました。そこで私が気が付きました。
 「孫さん、振っているときに天目に写る情報を言って下さい。」
 孫さんは振っているとき「状態」に入りました。
 そして・・「裏です・・」と言いました。
 実際、それは裏でした・・そして七回当てました。
 最初の三回は念でコインを動かそうとしました。
 でもいくら孫さんとはいえ、念であの重いコインを制御するのは難しいのです。
 全部外れました。
 しかし天目に写った情報では、100%当てたのです。

 コインが手から離れて落ちるまでに、念力では制御できませんでした。
 もう一つは、ジャラジャラとかき混ぜている間に、意識は結果に介入できませんでした。
 しかし、六爻占術は当たります。
 孫さんも六爻占術が当たるということを否定しませんでした。
 それは、孫さんとトラさんが会ったことがあるというのも一つの原因です。
 北京でのセミナーの時、トラさんは孫さんの通訳として入っていたからです。
 私は孫さんに訊きました。「六爻占術はなぜ当たるのですか?」
 孫さんは答えました。「それは主宰力が原因です。」

佐佐木康二氏とのやりとり

 六爻占術の「場」はエネルギーではなさそうだというのが発芽実験の結果です。
 エネルギーならこの三次元を空間的にも支配できる(言い換えれば「検出できる」)と思いますが、どうもそうではなさそう・・では何か・・時間系ではないか・・
 時間系の中で波動論を解明しているのが佐佐木さんなので、突然思いついたのです。

佐佐木氏に出したファックス
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 私は現在、ある中国の占いを研究しています。
 六爻占術と言います。それは陰陽五行を使うものです。
 最初は全く信じていなかったのですが、実際にやってみると当たる確率は90%もあります。半年間に渡り、毎日株価を占った結果ですので信憑性があると思います。
 さて、陰陽五行は水は木を生じ、木は火を生じ・・とかいうものです。
 逆のパターンもあります。金は木を剋し、木は土を剋し・・とかいうものです。
 そこで私は陰陽五行はエネルギーだという仮説の元、実験しました。
 水と書いた紙の上に種を置き、発芽の実験をしました。一方は金という字を書きました。
 しかしそこに差はありません。
 陰陽五行は色にも関係がありますので、色紙を用いても実験しました。
 しかし差はありません。
 ひょっとすると陰陽五行はエネルギーではない、と思い始めたのです。
 そこに関係するのは、佐佐木さんのおっしゃっている時間系の分布常数回路ではないかと・・
 そんなわけで、五月にでも一度、そちらにお伺いして、ご意見をお聞きしたいのです。
 これに興味を持っている人も行くと思います。
 日にちは5月25日の午後はいかがでしょうか?
 もしもOKでしたら、六爻占術の概要を別便でお送りたいと思います。
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佐佐木氏からの返事
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 せっかく来られたとしても成果がないと良くないので、まず、是非、その占術について資料をお送り下さい。また何を確かめる実験をされたのか教えて下さい。
 実は私も陰陽五行については昔から興味があり、五行の配当に基づき、その磁流の波数との対応や磁流の基本経路図と魔法陣の関係等を研究してまいりました。
 しかしかなり合うところもあるが、合わないところも多く、解釈によってどちらにも採れる、原則に対して例外解釈が多すぎる、など、磁流の周波数と良く合うインドの五大元素説のようなものと違って、検証可能な数学的、物理的体系ではなく、むしろ一種の思想という認識をしておりました。
 従いまして、五行に基づいた予知(?)がそれほどの成功率をおさめることは驚きです。
 時間軸方向のフラクタル構造と関係している気もします。
 いずれにしても実験で「エネルギーではない」と判断された事情をもう少し詳しく教えて頂けないでしょうか・・
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私からの返事
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 六爻占術についての資料を送ります。
 六爻占術とは三枚のコインを六回投げて、その裏の出た数で八卦を作り、占うものです。中国には2,000年も前からあったものですが、私の友達で中国の考古学者(通称トラさん)が多くの古文書から、今回新しく体系を編纂したのです。
 同封した資料は二つあります。
 一つは「驚くほどの的中率を誇る六爻占術」と書かれたもので、これはトラさんが作った六爻占術のテキストそのものです。
 このテキストの販売価格は10万円です。トラさんの著作権がありますが、佐佐木さんにはお貸します。5月25日の当日、返却して下さい。
 私がこのテキストを見て感じるところは、とても数学的だということです。
 方程式にすることも可能かと思います。
 私はこのテキストに書かれた規則をパソコンのプログラムにして、コインの裏の枚数だけを入力すれば判断材料が出るようにしました。
 もう一冊は「六爻占術への入り口」と書かれたもので、私が講演会で使う予定のものです。これは佐佐木さんに贈呈いたします。わたしが女装して写っていますが、我慢してご覧下さい。
 さて、この占いに関する実験としては次のようなものをやりました。

●陰陽五行の生剋関係の実験
 陰陽五行の規則では「水」は「木」を生じる、「金」は「木」を剋するというのがあります。
 もしもこれがエネルギーの関係ならば、「水」と書いた紙の上に種を置いて生育させれば、「金」と書いた紙の上よりも早く成長すると思いました。
 写真を同封しましたが、両者はほとんど変わりはありませんでした。
 多少の差が出るのは私の念だと思います。
 光の当たり具合が関係しているかと思い、暗室の中でモヤシを生育させました。
 陰陽五行では「水」は黒、「金」は白です。
 これも大した差異は出ません。
 これで私は、陰陽五行はエネルギーではなく情報だと思えてきたのです。

●コインに念を入れながら振る実験
 コイン占いは振る本人の願望が反映するのではないかと思い、裏表を念じながら振ってみました。
 100回ほど実験しましたが、まったく差異は生じませんでした。つまり念は乗りませんでした。

●コインの裏表を予知する実験
 これは中国の超能力者の孫儲琳に頼みました。
 彼女は誤解したのか、最初は念を入れてやろうとしました。
 しかし孫さんでさえ、コインに念を乗せて表か裏かの確率を上げることは出来ませんでした。
 次はコインを手で混ぜているときに彼女の天目に写る映像を言ってもらいました。
 すると7回やって7回とも予知した通りのものが出ました。
 これで言えそうなことは、潜在意識は次に出る目を知っているのです。
 つまりコインは偶然に目を出しているのではなくて、必然的に出しているのです。
 私が分布常数回路のことを考えたのは、テキストに書かれている多くの因果関係が、ある周期を持って回転しているイメージがあるからです。
 十干は回転していますし、十二支も回転していますし、特異点と思われる空亡というものも規則に則って回転しています。
 時空が過去から未来に向かって分布した負荷を持って構成されているなら、「運命」というものも、分布常数回路の方程式に乗るのではないかと思った次第です。

バイク事故の詳細と電波の方程式

 1月21日の朝は雨でした。
 私は原神が入墓していることも知らずにバイクで家を出ました。
 代々木のスクランブル交差点にさしかかった時です。
 交差点は歩行者の信号が青でした。 反対車線は車が来ません。
 私は先頭に出ようとして右車線を走りました。
 で、もう少しで先頭に達しようとするとき、歩行者信号が赤になりかけました。
 私は先頭に出るのを断念しようかと迷いました。
 あと、二台・・・抜けば・・そのためにはもう少しスピードを出して・・
 そのちょっとした判断が事故を決定しました。
 私は先頭に出て強くブレーキをかけました。
 たぶん、横断歩道の白線上だったかも知れません。白線は滑るのです。
 私のバイクは滑って転倒して、二三メートルも横倒したまま滑っていきました。
 車道の信号がまだ青になっていないので、スクランブル交差点の真ん中は、私一人・・
 さて、この日の私はエネルギー的に剋された場にいたのでしょうか・・
 それとも私自身が事故という何らかの運命の中にいたのでしょうか・・
 先日、NHKで富士山についてやっていました。
 300年に一度、必ず爆発するそうです。
 それを振っても、やはり官鬼が発動して剋されていると思います。
 卦の生剋は、私も富士山も同じです。
 富士山ですら、外部のエネルギーの生剋で爆発させられるのでしょうか?
 そこで閃いたのが佐佐木さんの、時間系の分布常数回路です。彼は全て波動で捉えます。
 六爻占術が、電波と同じ方程式で解けるでしょうか・・

善悪と欲望

  
 株は誰かに迷惑をかけているか?
 この話題を、孫さんセミナー後のりんごと話そうの会で出しました。
 すると「パイは一定の株数だからゼロサムであり、誰かが損をしています」と言った人がいました。
 しかしゼロサムでしょうか?
 その会社が成長し、株価が上がっているときは、パイは膨らんでいるので、ゼロサムではないと思います。社会が経済成長していれば、社会的パイも成長しています。
 その時点で切れば、誰も損をしていない・・。
 例えば、私がここに出してから、現在ニッセンの株を保持している人の中で損をしている人は誰もいないはずです。昨日、最高値を更新したからです。
 しかしいつかは下がります。下がった人は、誰かのせいにするでしょうか?
 しますよね(笑)。証券会社の担当が言ったから・・モリケンが言ったから・・(笑)
 しかし原則的には、みんな同意の上で運用しています。
 迷惑をかけるかけないの範囲で言えば、何でも当てはまります。
 商売をやっている人は、競合する人の売り上げを下げています。
 あなたがいなければ、他の人は儲かるのです。
 就職もそうです。あなたがいなければ別の人がそこで働ける。
 迷惑と貢献は、コインの裏表です。

 私を含めて、いったい何のために生きているのでしょうか・・
 善を成し、悪を成し、愛し、裏切り・・
 自分の意志で生まれたわけではないのに、私たちは何らかの目標を持たされる感じがあります。
 運命が決まっていると言う人もいます。決まっていないと言う人もいます。
 自分の意志で生まれたわけではないのに、運命が決まっているかどうかという議論は生産的でしょうか?
 お金を儲けてもあの世に持って行けるわけではありません。
 だとすれば、あの世に持って行けるもののために生きるのでしょうか?
 もしもあの世に持って行けるものがあるとすれば、それが「生まれてきた意味」の一つの回答でしょう。一部の人にとって、それはあるのです。
 精神世界はそのためにあると言っても過言ではありません。
 私は善悪を越えたものが好きです。それは蓄積できないからです。
 私は私の欲望に忠実になりたいと思います。
 精神世界に生きる者は、六爻占術はやらないでしょう。
 六爻占術は、欲と関係していると思います。
 未来をより良くするためにコインを振るからです。
 空に生きる者は瞬間瞬間を生きて、未来になど思いを馳せなくても良い・・そういう考え方があります。ましてや株など・・
 精神世界に生きる者は、六爻占術はやらないでしょう。
 ところが私は六爻占術をやっています。それで株で儲けています。
 しかし空性方程式と、何ら矛盾はありません。私は止まることがありません。
 堅い自分でいれば、変化に乗ることはできません。
 空の状態になるには、柔らかい自分になる必要があります。

 六爻占術の話をしても、よく言われることがあります。
 「それは森田さんだから出来るんです。」
 もしもそれが本当だとすれば、その要素は何でしょうか?
 それは「変化に乗ることができる」これしか無いと思っています。
 私は自分の欲にもかなり忠実だと思います。
 変化に乗ることの中には、欲の変化に乗ることも入っています。
 女装も一つの欲でした。チベットに行くのも一つの欲でした。お金儲けも一つの欲でした。
 私は目の前の欲に対して、忠実に満たしていきます。抑えるということはほとんどありません。
 瞬間瞬間、満たしているから、次に残りません。私は満たしているから、「持ち」ません。
 私は欲があるようで、無いのです。だから変化に乗れます。
 私は元手の4000万円を貯めるのに、20年かかりました。
 それをコインは、たったの半年で四倍にしました。
 私は毎週日曜日にコインを振るだけでです。確率90%・・
 私は元手を貯金に戻します。儲けた1億3000万を再投資します。為替や株にです。
 私は損をすると思いますか?
 もし損をしないとすれば、なぜだと思いますか?私しか出来ないと思いますか?
 ゲットできない人は、目の前の欲望を否定するからではないでしょうか・・

 昔、バグワン・ラジニーシ・和尚の下で修行をした人が言いました。
 「無いものは変われない・・」
 和尚は「無い」と言い続けました。「私は無い」・・と。
 このHPでも「自分は無い」という意見が多いです。
 『「不思議の友」7』で言っていたことは、「変化に乗る」でした。
 無ければ変わりようがない・・あるから変われる・・
 ずっと以前に、「欲望に忠実か」という問いかけをしたことがありますが、大半の人は欲望に忠実だと答えてきたような気がします。
 しかし本当欲望に忠実なら、欲望は消えて無くなると思います。
 つまり変化に乗ることと、自分は無いということは、とても似ているのです。
 だから無いものは変われない・・ではなく、変われるから無い・・という表現が的を得ていると思います。
 「無いのに変われない」と言う人は、「あるものは幻想だ」と言いました。
 しかしあるものを確実に捉えて変化の中に放り込むことで本当に無くなるということを、その人は知りません・・

宇宙の意志

 精神世界では意味づけを考えるのが好きですが、私は六爻占術には「宇宙の意志」を感じるのです。
 トラさんの出会いからそうです。彼は中国で会う予定の人ではなかったのです。
 出会ってからも何度も再会しなければここに至っていませんが、それすらもかなり偶然に支配されています。
 しかもトラさんが日本語を話せないと、こうはなりません。
 彼は日本の短波放送を聞いて喋れるようになったと言いますが、なぜ短波放送を聞くに至ったかは、彼自身もよくわからないと言います。
 そして六爻占術の最初の検証はニッセンでした。
 なぜニッセンを選んだか・・それは私が女装をしていたからに他なりません。
 四季報には減収減益、六爻占術では順風満風・・
 しかもニッセンは300円台で100株から買える、つまり誰でもが検証に参加できる銘柄・・
 急騰を始める直前まで毎日ここに、翌日の株価の予想を出し・・しかも株価は毎日下がり続ける・・(笑)。
 私はその間に7万5千株を仕込む。そして月破の解けた日ジャストにストップ高・・
 その後もコインの言うとおりに上がり続ける。一時の下げも予想通り・・。
 もしもニッセンが未だ300円台にあったらどうでしょうか?
 六爻占術のテキストはこれほどの売れ行きを見せたでしょうか?。
 急騰後に振れば、テキストの価格は10万以外にはありませんでした。
 何しろ月日から生じられたのは10万ジャストの価格しか無かったのです。
 出来過ぎていると思うのです。

 私がニッセンを当てたのではなく、六爻占術自身が私をニッセンに導いた・・
 それは女装を始めたときから導いていた・・
 もっと前には、トラさんを日本の短波放送に導いていた・・
 それは六爻占術が日本に普及したいという意志・・すなわち宇宙の意志・・
(普及するためには10万は高いと思いますが、それももしかすると六爻占術の戦略なのです。)
 「導いた」とか言うと精神世界では、個人に試練を与えたり成長させたりするために使われますが、ここでは違います。
 それはまるでミームなのです。六爻占術が、自分自身を広めるために「導いた」のです。
 私は「宿主」であり「媒体」です。
 船井さんは昔、よく言いました。「宇宙の意志に反していなければ、ツキは来る。」
 もしも六爻占術が本当に宇宙の意志で、私を媒体として自己増殖したいのであれば、私に損をさせるわけがないような気がします。
 事前に7万5千株の買いをさせたのは「私の意志」ではなく「宇宙の意志」かも知れません。
 もっと言えば、ニッセンの社長を交代させ、ニッセンに改革をもたらし、5倍の利益を上げさせるに至らせたのは宇宙の意志かも知れません。
 これが本当だとすれば、ある種のミームが拡大しようとするとき、その宿主には損をさせない・・つまり宇宙の意志(ミーム)に反していなければツキは来るというのは、本当かも知れません。
 孫さんは、六爻占術が良く当たる理由に、「主宰力」という言葉を使いました。
 それに宇宙の意志のニュアンスはあります。
 孫さんは自分の超能力ですら主宰力に近い表現をしています。
 私たちは今、とんでもない地点にいると思います。そのことに、気が付きませんか?

運命の流れ

 六爻占術で株を占って、思います。
 なぜこの会社はダメになるか、なぜあの会社は良くなるのか・・
 卵が先かニワトリが先か・・というような疑問です。
 考えやすく、六爻占術に出る吉凶を、「運命の流れ」とでもしましょう。
 落ち目の運命の流れに乗ってしまっているからその会社は悪くなるのか、それともその会社が悪くなったから、六爻占術には悪い卦が出たのか・・
 最初は前者だと思っていました。しかし最近は、後者だと思うようになりました。
 なぜかというと、人の主体性などほんの少しだと思えるからです。
 私たちの運命は、外部の流れによって決まっている・・。
 ところで昨日の私の財運はとても悪かったです。しかし長期の財運を占ったら、良いのです。
 私は今日一日、財運が悪かったとは思えません。全体の流れは、一日の変化くらいは吸収するように思います。

 では良くない会社が良い会社になるにはどうすれば良いのでしょうか・・
 一つはニッセンのような社長の交代です。
 ニッセンの新しい社長はラーメン屋まで始めました。彼はおそらくとても刺激が好きなのです。
 アンテナを張り巡らしているのです。しかも本業とか副業とのか区別も無いのです。
 自営業なら、自分自身に変化を起こさないといけないでしょう。
 これは言うより難しいと思います。普通、人は、ドツボにはまっているからです。
 別の波に乗ることは、どうすればよいのでしょうか・・
 自分の会社のある部門を良くしようと考えたときは、「本当の自分を捜そう」に似ていると思います。そこに答えがあるという前提があるからです。
 私は思います。会社こそ、「誰でもない」「何でもない」であるべきだ・・と。
 しかし定義をした瞬間に、その会社はドツボにはまります。
 ニッセンの本業にとってラーメン屋への進出は、どうでもよいことでしょう。
 しかしラーメン屋への進出によって、ニッセンは定義を外しました。
 もはや「何でもない」会社になりつつあるのです。
 私が不思議研を始めてから、会社は伸びました。これも同様の効果だと思います。
 ドツボから這い出るのは、脱げば良いだけではないでしょうか・・自分への定義を・・



 もし、六爻占術を知らずして宝くじを当てたらどうでしょうか?
 運が良かったから・・と思うに違いありません。
 私がニッセンを当てたのだって、六爻占術を使わなければ、運が良かったからと言われるでしょう。
 だって、あんなに悪い情報の銘柄を事前に7万5千株も買うことなど、運に任せるとしか言いようが無いからです。
 半年で1億3千万も儲けたと言えば、そのうちしっぺ返しがくるよと言った人がいました。それは「運」のしっぺ返しだと思います。
 しかし私は「運」に左右されたとは全く思いません。正確に卦を読み、その通りに実行しただけです。
 運というよりも、努力と言った方が当たっていると思います。
 人は努力でお金を稼げば、何にも言われません。
 私自身は努力の一つだと思っているので、「しっぺ返し」という表現にキョトンとします。
 運は偶然という意味を含みます。
 六爻占術をやっていくと、運に支配されるのが減るのではないでしょうか・・
 船井幸雄さんも「必要必然」とよく言います。
 船井さんは日本で初めて「六爻占術実践教室」を開く人間になります。
 彼の主催する講演会で占いの実践教室など、初めてではないでしょうか・・。
 そういう意味でも、2002年は面白い年になりそうです。
 私たちはどこに向かっているのでしょうか・・・

 私はいつも常識に挑戦したいと思っています。
 コイン占いは、それまでの私の常識に挑戦してきたのです。
 賭けというのは、相手を自分の側にするというようなニュアンスがあります。
 自分にとってプラスになるような賭けです。
 しかしコインでニッセンを買うという行為は、私がそちら側に行く用意があるという意志表示なのです。宗教で言えば入会の儀式、洗礼です(笑)。
 「さあ、俺はお前の側に踏み出したぞ、俺の常識を覆してみてくれ。」
 もしも私が「様子見」で1000株しか買わなかったら、「奴」は私を向こうの世界に案内するでしょうか?
 フィリピンでも、ブラジルでも、アメリカのモンロー研でも同様でした。
 私は常識を崩すことを、まず私自身で体験的に知りたいのです。
 確かに「こんちくしょう」と言いながら買いのクリックを押しました。
 ほぼ全財産がその「ぼろ株」に投入されました。
 「さあ、今度はお前の番だ、『奴』よ、出てこい。」それは「奴」への挑戦状でした。
 株が上がり、お金が得たいだけで「賭けた」わけではないのです。
 しかし何度も書いているように、私がその「ぼろ株」に買いを入れることすら、宇宙の意志のような気がします。話がうますぎるからです。
 一見、賭けに成功したように見えますが、その判断を下すとすれば、まだ「自分の側」にいるのではないでしょうか?
 「人間性を高めないと能力は伸びない。占いも同じ」ということは言えると思います。
 ただ、私にとっての「人間性を高めること」とは、「自分を放棄できるか」ということですが・・

最初の卦

 株を運用する場合、最初に振った卦を大事にします。
 乱高下しても、最初の卦に「上がる」と出ていれば、それを信じます。
 とすると、私は運命が変わるのを、あまり信じない方なのです。
 だから、私は条件を変えて振ることをあまりしません。
 だからバイクも、命に別状はなさそうなので、そのまま乗っていました。
 それで事故りました。
 私は、悪いこともそのまま通過してしまった方が、運命が開けるような気がします。
 矛盾した言い方ですが・・
 私は病院に入院したことは、40歳を過ぎて四回あります。みんな外傷です。
 でも思い起こせば、その都度、運命がアップしたような気がしてなりません。

船井さんの部屋で

 船井総合研究所主催の講演会の翌朝、船井さんから電話があり、「出発までに時間があるので、私の部屋に来ませんか?」と言われました。
 そこで色々と話をした中で面白かったことを書きます。
 六爻占術占術において世爻と応爻を出す部分の話をしました。
 世爻と応爻を出すポイントは、その位置では陰陽がバランスしてゼロになるのです。
 世爻(自分自身)だけでこの世を見れば陰か陽かに片寄ってバランスしていません。
 しかし応爻(相手)が来ることによって陰陽のバランスが取れてゼロになります。
 このことを話すと船井さんは、とても示唆的だと言いました。
 男と女が出来たのも、一方だけでは陰陽のバランスが取れない・・だから二つが存在して初めてバランスが取れる・・。
 トラさんのテキストの第四冊か第五冊では、卦の書き換えをすることによって応爻(相手)を主人公にしたものを出すことが出来ます。
 これをやることにより、相手は自分を補ってくれていて、陰陽のバランスを取ってくれていることが分かったりもします。もちろん自分も相手のバランスを取っています。

 世界は自分を中心にして考えがちです。自分だけが不幸だと考えがえがちです。
 しかしそれは相手との関係に置いては、バランスを取っている行為なのです。
 ですので、六爻占術を学べば学ぶほど、運命を変える気がしなくなるのではないでしょうか・・
 必要必然ベストというのは船井さんがよく言う言葉ですが、これは六爻占術からも言えるのではないかと思いました。
 自分を変えようと思って始めた六爻占術が、最後には「何も変える必要はない・・今の状態がベストだ・・」という気づきを与えるかも知れません。
 船井さんは「天の理、地の理」という言葉を使います。
 さらに船井さんはフーチをやるのですが、隕石で作ったフーチでやると、地上の物質で作ったフーチの結果とは別の答えが出るそうです。
 私はコイン占いを「宇宙の意志」と名付けましたが、「今がベストで何も変える必要が無い」という結果は、ひょっとすると天の理かも知れません。
 逆に、「私だけがなぜ不幸なのだ。もっと良くしてくれ」と思って振れば、それは地の理かも知れません。

 ところでその前の夜は、二人の人が私の宿泊している部屋に遊びに来ました。
 そのとき出た話題に「占いの過程がすべてコンピュータのプログラムに乗ること自体がすごいことなんじゃないか・・」という話が出ました。
 確かにその通りです。時空は混沌としてはいないのです。
 私たちが不思議に興味を持つのは「割り切って考える科学」以上の世界があると思っているところがあるからです。
 世界はそんなに割り切れるものではない・・こう思うことによっていつも混沌としている自分を肯定しようとします。しかし、混沌すらも「奴」の手中にあるかも知れません。
 またこんな話も出ました。「ウサギ八匹の件は、こちらの世界から考えるから異常なのであって、向こう側のプログラムされた世界では何ら異常ではなく、三次元の切り口に現れたのが、八匹のウサギという表現を取っただけではないか」・・と。

 私が大金をぼろ株に投じた話は書きました。
 そのとき私は奴に言いました。「こんどはお前の番だぞ・・」
 そして結果は出ました。何千人、いえ、何万人が注目するHPの中で、私が全財産をつぎ込んだ株は急騰し、20年かかって貯めた金額をたったの4ヶ月で五倍にしました(儲けが4倍なので資産は五倍です)。
 でも私は思います。今は「奴」から問われていることを・・
 「さあ、どうする?どう回答する・・?」
 「奴」はあらゆる手段を使って私にヒントをくれています。
 孫さんのデジカメ念写もそうかも知れません。
 孫さんが腫瘍を取り去ったら過去のCTスキャンの映像まで消えてしまったというのも、ヒントだと思います。
 しかし分かりません。何故なのか・・・
 「データが不足しています・・計算不能です・・」こうではないのです。
 「奴」は、十分にデータを提供していると思います。
 私が何かを捨てきれないのか、宇宙レベルの気づきに出会えないのか・・

必要必然ベスト

 船井さんとの会話では「何も変える必要がない」という話をしましたが、実を言えば、どうすれば世の中が良くなるかという話の中で出た話題でもあります。
 世の中を変えようとすれば、良くなるのか・・
 変えようとすることは、現状を否定することも意味します。
 さて、私はあるところで借金の保証人になった人と会いました。
 彼は相手が倒産して、1000万円にも及ぶ金額が自分のところに来ることを悔やんでいました。
 私が六爻占術をやっていると言うと、何とか運命を変える方法はないかと訊いてきました。
 私は六爻占術の過去の例から、運命を受け入れた例を話しました。
 別れるときに彼は言いました。
「今晩考えて、コインを振るかも知れません。でも振らないかも知れません。振ったときには森田さんにその目を送りますので、よろしくお願いします」・・。
 しかしその晩、彼はコインを振らなかったのです。
 つまり、運命を受け入れることにしたようなのです。

 私の父は借金の保証人になり、その金額の7億円がまともに来て、私の家は無くなりました。それが原因で父と母は静岡に逃げました。
 しかしそれが契機となり、私は自由を手に入れました。
 私は一人で債権者達と折衝を続けました。
 最下ランクに置かれたヤクザたちが毎日宣伝カーで来ました。
 そしてある日帰ると、家はブルドーザーで壊されていました。
 私は壊れた家のがれきに座りました。
 そのとき「今に見ていろ」と思いました。が、次の瞬間、月が雲の間から出ました。
 月の光の中で私の「今に見ていろ」が消えていきました。
 もしもその思いがあれば、私はもっと「重く」なっていたはずで、こういう人生のコースはたどらなかっと思います。
 「今に見ていろ」・・そこに自由はありません。
 父からのプレゼント・・・それは自由でした。
 私は立ち去るとき、空を飛べるのではないかと思ったくらいです。
 あの日、私は月から生じられていました。
 私の父は、保証人になったことを私に対してすまないと思っていました。
 当時の父は、夜私のベッドに来ては私の手を取り「すまなかった、すまなかった」と言いました。
 しかし私のあっけらかんとした態度に父もある時期から吹っ切れ、私の会社の大阪支店を運営するようになり、それもうまくいって、クイーンエリザベス号で世界一周までしました。
 私の会社が払う給料をセコセコ貯金するのをやめて、夫婦で船を使った海外の旅に頻繁に出るようになったのです。
 父は蝶ネクタイで船長とツーショット・・母は着物で外人の奥様達とツーショット・・
 そんな写真がアルバムに貼られ始めました。
 心臓病の手術がうまくいかず、昏睡状態で死ぬまでの何日かを過ごしましたが、そのとき私は父の耳元で「保証人の件があったから私は自由になれたんだ」と言いました。
 すると意識が無いはずなのに、父の目から涙がこぼれました。
 大阪支店はその後、父の死で閉鎖しました。

 さて、借金の保証人になることは、そのとき「いい子ちゃん」になることなのです。
 相手の為だと言いながら、実はいい子を演じているのです。
 なのに相手が潰れて、その借金が来たとき文句を言うのは、どういうわけでしょうか?
 いい子ぶればぶるほど、借金は自分のところに来ると思います。
 しかも相手は意外に感謝などしていないのです。
 相手はそれ以後、自分よりも良い生活をし始めたりもします。
 しかし保証人になってそれをくらった人は、そのことを被害者意識の中に封じ込める人が多いです。苦労話と美談で話したりするからです。
 相手が良い生活をしているのに自分はそうでもないことが、清いことだと言わんばかりです。
 しかし、先にあげた例の人は、その金額をまともにくらっても良しとしました。
 これが「必要必然ベスト」という意味です。
 被害者意識を捨てることなのです。
 相手にイイ格好をしたのですから、被害者でも何でも無いのです。
 しかし私は思います。
 もしかして彼のところには1000万の金額はまともに来なかったのではないかと・・。
 それを受け入れると決心し、運命を変えないでも良いと決めた時点で、ひょっとすると運命が変わったのではないかと・・・。

 世の中はどうすれば良くなるか・・
 何も変えないで、今が必要必然ベストだと思った瞬間に、良い方向に変わるような気がするのです。
 六爻占術で「世爻」(自分自身)の幸せにこだわり、運命を世爻中心に変えようとする限り、応爻(相手)を含めた世界からは、奪う一方かも知れません。
 世爻と応爻は陰と陽です。自分が変えようとすれば、相手は変わらないようになるだけです。
 では逆に自分が変わることによって世界(応爻)を変えようなどと言い出せば、そんないやらしい世爻(あなた)を良しとする人間など、一人もいません。
 次へのステップがあるとすれば、今の自分を全面肯定することでしか行けないと思います。被害者意識は、自己否定の大きな要素だと思います。
 しかし、あるがままの状態になるには努力が要るのではないでしょうか・・
 これは船井さんとの話の中で、私が思ったことなのです。
 被害者意識を捨てるのは、多少の努力が要りそうなのです。
 あるがままということが世界を変えるとすれば、そこに何も努力が必要ないなら、それを言う必要もなくなると思います。
 それは、「あるがまま」に「なる」ことです。

佐佐木さんに送ったファックス

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(前略)
 その後も六爻占術を使った予知の検証は続いていますが、当たる確率は相変わらず90%前後あります。
 特に私は株価の予測をしていますが、上がる日はもとより、その時間まで正確に出してきます。
 半年間での成績ですが元手の400%アップをしまして、これは私が口座を持っている証券会社の支店では一位の成績だそうです。
 私も最初、偶然に当たっているような気もしていましたが、下がる銘柄もしっかりと予測したり、今回新しく始めた為替の売買でも予測は当たっています。
 すでに「占い」の領域を通り越している感じもします。
 ただ、テキストを書いた中国の考古学者も「なぜ当たるのか」については科学的な解説はしていません。
 ところでコインの裏と表の定義は、人が決めるものではなさそうです。
 私とトラさんは次のようなやりとりをしています。

森田:
 大蔵省造幣局に電話で聞きました。コインのどちらが裏でどちらが表かという問題です。
 「造幣局では、年号が書いてあるほうを下にして作っています。これを裏と呼ぶかは、みなさんの自由です。造幣局が決めた裏・表はありません」
 造幣局の言う「下」を「裏」とすると、どうでしょうか?
 たとえば100円玉だとすれば、100円と書いてあるほうが裏になります。
 日本の場合、これで良いでしょうか?

トラさんからの返事:
「通貨の裏表はしっかりと統一したほうが良いです。年号のあるのは表だと思います。私はそれを明かすため、これから日本円の十円玉で占いをやってみます。きょうも十円玉で天気の占いをやってみましたが、年号のあるのを表として振って、あたったのです。中国のコインもそうです。普通天安門および中華人民共和国という文字のある面は表と思われていますが、実際の占いには当たらないのです」

 つまりコインの裏と表はとても大事です。
 ですので外国のコインを使う場合はそれぞれ検証が必要です。
 六爻占術には時空の謎を解くきっかけがあるかと思っています。

仙台での話

 佐佐木さんが「自意識は時空全体の側からピンポイントである自分を見ること」と言ったのが、とても印象に残っています。
 佐佐木さんのことを書いたスレッドの最後に次のくだりがあります。
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 高次元媒体Xの話をしよう。佐佐木さんは元々「タキオン」という書き方をしていたのだが、本の中では私が勝手にXとした。
 タキオンとは1967年にコロンビア大学の物理学者ファインバークによって理論的に予言された超光速粒子である。しかしまだ実験的には確認されていない。
 佐佐木さんは当初からこれに着目し、純粋に物理学的に研究してきたわけであるが、この十年の間にタキオンはいかがわしい商品を科学的に説明するための代名詞のようなものになってしまった。彼の言っているタキオンはどこにでも存在するはずなのに「タキオン発生器」などという商品まで売り出されている現状である。本来名前などはどうでも良いので、最初からへんな先入観をもって読まれてもこまるので、私があえてXとしただけである。
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 さて、タキオンはどこに存在すると言えば、三次元以上の世界・・すなわち高次元(確か佐佐木さんは高次元という単語は使わず多次元と言っていると思いますが)に存在します。その世界では、最低スピードが光速です。
 今私たちが住んでいる世界の最高スピードは光速です。
 しかも「光速を越えることは出来ない」と明言していますので、タキオンの世界は、現代科学では証明がされていないのです。
 ですから、ここではあくまで「タキオンという存在があったと仮定して・・」というスタンスが分かりやすいのではないかと思います。
 タキオンは私たちの世界の物質や力を作り出しているらしいです。
 物質を作り出すとき、タキオンは閉じた渦を描いていると言います。
 タキオンが飛び回るのは、空間だけではなく、時間の中も飛び回ります。
 軽いほど遠くに行けるみたいです。
 ですので質量の小さなタキオンは宇宙の起源にまで時間を遡れるらしいです。
 タキオンにはもう一つ面白い性質があると言います。
 私たちの世界では、エネルギーを加えるほどスピードは増します。
 しかしタキオンの世界・・すなわち高次元は逆です。
 エネルギーを少なくするほどスピードが上がります。
 エネルギーがゼロになったとき、スピードは無限大になります。
 つまりエネルギーがゼロの時は、宇宙の起源から宇宙の終わり(もしもそれがあるとすれば)までアクセスできます。
 これは精神世界とダブるものさえ感じさせます。
 エネルギーがゼロ・・これは空(くう)の世界かも知れません。
 時間の中を飛べるタキオン・・
 それが粒子でもあり波動でもある・・
 さらに我々の三次元に影響を与えるどころか、私たちの世界そのものを作っているのがタキオン・・・
 六爻占術が時間を飛んで未来や過去にアクセスできるのは、佐佐木さんの理論から何かのヒントが得られるかも知れないと思った次第なのです。

 ところで、タキオンでお終いでしょうか?
 つまりタキオンは何で出来ているのかという話です。
 タキオンでオシマイなら、とっても不思議ですよね・・
 だってタキオンが究極の物質になるのですから・・
 しかし佐佐木さんは次のような仮説を採っています。
 タキオンを作っているタキオンがあるのです。
 そのタキオンはまた別のタキオンから作られています。
 そこは階層構造のようになっています。
 各層に分かれていて、次元間の境はスピードです。
 この三次元と上の次元の境は光速でした。
 ではその次元とそのまた上の次元は、光速を越えたある速度らしいのです。
 つまりこの宇宙は無限次元のなです。
 一番上にあるタキオンは最も軽く、エネルギーはゼロで、宇宙の始まりから終わりまでを自由に行き来できます。
 ある意味、神の粒子です。ここに我々の意志を反映することは大変です。
 敵はエネルギーゼロです。こちらもエネルギーゼロでないといけません。
 下の次元にくるほどタキオンは重くなります。重くなると行き来できる時間の幅が減ります。
 しかしこのタキオンには我々の「重い」意志を反映させることが出来ます。
 これが自由意志かも知れません。

私たちの世界はやはり、結果の世界

 今トラさんが私に送ってくる宿題は「紛失物」です。
 それで思ったことがあります。私たちの世界はやはり結果の世界なのです。
 六爻占術は原神や忌神のエネルギーの強さとして比較しますが、株価などはそのエネルギーを見るだけで参考になります。
 用神が適当に生じられて、原神もまあまあなら、ホッとして、株を放置します。
 終値が+1円だろうが、−1円だろうが、知ったことではありません。
 自分にとってはどんどん上がるか、暴落するか・・です。株価はこれで済みます。
 しかし紛失物の判断は違います。
 紛失物は出てくるか、出てこないか・・の二つだけです。デジタル的なのです。
 ですが、実際の卦はとても微妙です。
 用神が月日から生じられていても、原神が弱いと出てきません。
 株価ではこんなことはありません。昨日と値動きが無ければ「吉」の方です。
 しかし紛失物では出てこなければ「凶」です。
 でも、六爻占術が表すエネルギーの関係は、上に書いたように微妙です。
 世界って、ひょっとしてこういうことかも知れないと思いました。
 私たちは白黒をつけたいのです。でも、向こうの世界はそうでもありません。
 愛しているのに別れたりするのも、こういうことかも知れません。
 結果を重要視しすぎているかも知れません。
 紛失物は出てこなくても、充分に月日のエネルギーを受けて世爻を生じている場合もあるのです。

 トラさんからの宿題が「紛失物」になってから、私の合格率は50%に落ちています。
 まさにシュレディンガーの猫状態です。それほど「紛失物」は、微妙です。
 でも考えてみれば、すでに「紛失」しているから、シュレディンガーの猫状態なのですね・・
 ところで以下は、一昨日の解答です。問題は乗用車の紛失です。
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 父母を用神とします。用神が隠れて、官鬼が発動して、盗まれた情報です。用神が隠れているが、日から生を受けて飛神からも生を受けて、強いので、見つかります。応爻にある子孫も暗動して、盗人がつかまれます。原神の寅木が月破で、本日には見つかりません。来年の寅月に月破が解かれるので、見つけるでしょう。実際は来年の卯月に見つかりました。卯月も用神を生じるのですが、応期のルールにあわないです。例外でしょう。
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 半年にも渡って続いている宿題で、初めて「例外」が出ました。
 私にはとても例外とは思えません。だってその日は用神を生じているのですから・・
 しかし紛失物が出てくるのは、「用神が生じられた」くらいでは出てこないのが普通なのです。もっとビシっとした確定的日があるのです。
 その日には、シュレディンガーの猫は、自分で飛び出してくるのです。
 これが思考実験としてのシュレディンガーの猫と、六爻占術の違いかも知れません。

 トラさんは、「判断」と同じくらい「結果」の検証に力を入れています。
 私の感触では、例外は1%以下です。
 私たちって、合わないと、みんな例外にしていませんか?
 同じことは、神坂さんもそうでした。合わないことを例外にしませんでした。
 例外が1%以下・・世の中に、こんなことがあって良いものでしょうか?
 みなさんは、何も感じませんか?

六爻占術とスロットマシン


 六爻占術のコインは未来を90%で当てることができるとすれば、コインは必然的に落ちているはずです。
 次に何の目が出るかは、私たち自身が知っている可能性が高いです。
 では、なぜスロットマシンは当たらないのでしょうか?
 もっともスロットマシンは機械が目を出します。
 ではトランプでも良いです。自分で引いて好きなのが出せないのはなぜでしょうか?
 それは、私たちが「ある流れ」の中にいるからだと思います。
 その「ある流れ」には法則があります。その法則が六爻占術のソフトです。
 川は三次元空間を流れますが、「ある流れ」は時間を流れます。
 時間の流れに逆らうことは、とても大変です。無理だと言っても差し支えありません。
 「ある流れ」はコインの裏表を決めるだけでなく、私たちの財運や恋愛運などの流れを決定します。
 スロットマシンを当てる方法があります。それはコインを振ることです(笑)。
 つまりコインは「ある流れ」を直接的に見ることができます。もちろん変換式は必要ですが・・
 スロットマシンは、「ある流れ」の表現結果なのです。
 スロットマシンの目は、株価で言えば終値です。
 「ある流れ」を飛び越えて直接見ればスロットマシンの目も見ることができます。しかしそれには超能力が必要です。
 「ある流れ」そのものは凡人にも流れていて、それを計測するのは、簡単です。コインを振れば良いのです。
 三個を六回・・これは何かの法則で、「ある流れ」と同期を取るためでしょう。
 それがどうしてか・・は不明です。これを知ることは、神を知ることにも繋がると思います。
 「ある流れ」を検出できないのは、我々の三次元の世界の物理法則をも作っているからです。つまり「ある流れ」は物理法則そのものなのです。
 何を持っていて計測しても、そこに誤差や矛盾が生じない・・
 「ある流れ」は人間が存在するからこそ、存在意義があるのではないかと思います。
 石に何かが当たって割れても、別に凶ではないと思います。
 人間だけが意識を持って、ある流れを切り出すことが出来るのです。
 一部は、生まれたときから決まっているかも知れません
 「ある流れ」の下では、偶然は何一つありません・・
 それは例えれば、鉛の流れのようです。

密閉された物の中を当てる

 以下の卦は、孫さんが来日したときに当てっこをした卦です。
 昨日トラさんに送りました。トラさんには孫さんとのことは言っていません。

 占い日(暦) :乙巳(火)月 乙亥(水)日 空亡−申酉
    原神 子孫子水   回頭剋 父母戌土 玄武
    仇神 父母戌土       白虎
    忌神 兄弟申金 回頭剋 官鬼午火 _蛇
    忌神 兄弟申金       勾陳
用神 妻財卯木   官鬼午火       朱雀
    仇神 父母辰土     青竜
兌宮 兌為澤(だいたく) 水山蹇(すいざんけん) 天山遁(てんざんとん)


 用神が木性、原神が水性、忌神が金性で「水に育てられ、金属に切られ・・だから植物でしょう」と答え、用神と発動した原神の六神から判断して「色は赤と青の中間・・」と言いました。
 しかし私は信じられないことに「ティッシュでしょ」と答えたのです(笑)。
(これには深いわけがあり、言えません。)
 実際は紫の花でした。
 これをトラさんに送ると次の答えがありました。
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 兄弟申金が発動して、用神の絶の地になり、もう植物から離れています。
 とう蛇が臨んで、花を取った人は不思議や超能力のある人でしょう。兌宮にあり、兌は折って壊すという意味があります。植物からとったのでしょう。ほかに兌は処女の意味もあり、花を折った人は女でしょう。
 三冊目には密閉されたものの中の占い方を書きたいと思います
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 私が六爻占術に突入しようと思ったのは、これが出来るからなのです。
 密閉されたものの中を当てるのは、たぶん、他の占いでは出来ません。
 時間と空間を同じように扱う六爻占術に惹かれた理由です。
 でも、上の用神の取り方は違うそうです。私の卦をそのまま鵜呑みにしないで下さい。

新しい手法で

 なぜ発芽の実験がうまくいかなかったかを閃きました。
 最初は連続相生だと思いました。
 種は水に浸してあります。金は水を生じ、水は木を生じ・・
 つまり原神と忌神が同時に発動したのが原因だと・・
 しかし・・私はコインの「場」を空間的にしか捉えていなかったのです。
 生剋はあくまで時間系なのです。
 私がバイクでコケたのは、空間的な場がマイナスだったわけではないのです。
 では時間系の場をどうやって実験するか・・その方法が瞑想中に閃きました。
 以下はその実験の結果です。



 やはり差が出ていました・・・
 六爻占術は株と同じく、このように実験で確かめられることがすごいと思います。
 今回の実験では、直接「原因の世界」にアクセスしたつもりです。
 つまり種を前にして、コインを振ったのです。
 種はいつも木性とは限りません。
 私たち自身を占うとき、世爻に決まった五行が来るとは限らないのと同じです。
 種の木性は、ある意味「結果の世界」です。
 そこに「水」と書いた紙を置くのは結果の世界が結果の世界を変えるようなものです。
 原因の世界を変えないと結果の世界は変わらないと思いました。それが今回の実験です。
 場とは原因の世界なのです。私たちは原因の世界のシナリオを演じているだけなのです。
 原因の世界の流れは、まるで鉛の流れです。
 神坂さんが「高次元はとても堅い」と言っていましたが、まさに当たっていると思います。
 鉛のように重くて堅い流れだから、それより軽いコインなど、その流れの中で目を出すだけです。
 ただし、鉛の中の流れを形成する一つとして、ミームがあるような気がしてなりません。
 人の出会いや別れも、鉛の流れそのものです。
 「未来は陰、過去は陽、向こうの世界は陰、こちらは陽」
 つまり鉛の流れは、陰の流れなのです。陰は原因の世界、陽は結果の世界です。
 陰の世界を陽の世界に引き出すのがコインの役割です。
 それを見て判断し変えたりするので、それが出来る人を陰陽師といいます。

書き込み期間:2002/05/01〜2002/06/01