もりけん語録
テーマ:「中国夏紀行2006.07(4)」
書き込み期間:2006/07/20〜2006/08/01
要旨:
生年月日と生まれた時間だけで全くメモせずに判断する、四柱推命系の占い師に会いました。判断はよく当たっていました。私は彼に「人間は何のために生きるのですか?」と問うと、「人生に意味はありません」と答えました。次に会った占術師に「運命はどういう時に変わるのですか?」と質問すると、「自然に任せたときです」という答えが返ってきました。
精度の高い占い師ほど、「運命は決まっていると思いますか?」という問いに対して「はい、全て決まっています」と答えます。そして「人生に意味はありません」と答える人が多いです。運命をよく言い当てられるからこそ至った答えだと思います。
周易(六爻)の伝統的占い師は、コインを振った結果を、およそ2000種類のパターンが記された古文書と照らし合わせて占いました。これは、人生だけでなく紛失物なども占えるそうです。
先日体験した15万円の占いに続いて、古文書を使った占いは今回で二つ目です。

中国夏紀行の最後に、「中国生放送」を予定していました。ところが帰国が近付いたある日、ぎっくり腰になってしまいました。コインを振ってトラさんのアドバイスで服装改善を行い、取材で会った女性能力者の治療も受けましたが、翌日になっても治りません。
それでも生放送は予定通りに行いました。すると驚いたことに、生放送が終わると嘘のように腰痛は治っていたのです。
あまりにも不思議だったので、なぜ治ったのかを考えました。
始めは生放送が出来るか、どうやって日本に帰るかを心配していましたが、本番が始まると心配は吹き飛んで、終始笑顔で喋っていました。そして終わった瞬間はとてもリラックスしていました。それが良い方に作用したのではないかと思います。
もう一つ思い当たることがあります。生放送中は、リアルタイムなネットワークに繋がった状態だからです。それに加えて重要なのが表出することです。ネットワークに表出があると間接性が生まれます。そうなると原因を特定できなくなりますが、劇的な好転に繋がる結果になったのではないかと思いました。

ところで、私がぎっくり腰になった時にコインを振ってトラさんに見てもらったことは、ハンドルを手放した状態に反するでしょうか。
そこにトラさんがいるから判断してもらう・・これは「腹が減ったら飯を食う」と同じことだと思います。つまり無意識に任せた状態だと言えます。
私は旅行前にもコインを振っていました。後から見れば腰痛の情報も出ていたのですが、全体的に世爻が生を受けて六合卦が出て楽しい旅行になると判断し、それ以上詳しくは見ていませんでした。もし詳しく見れば回避することばかりを考えてしまい、それはハンドルを握った状態になると思います。
実際には、ぎっくり腰にはなりましたが、とても楽しい旅行でした。
生放送は、時空の謎解きのための気付きも与えてくれました。私の問いは、「何か変だ、何かありそうだ」という感覚が元になっています。
私の中から出た問いを生放送の参加者に出してもらいました。私の問いは外部化され、本番中に新たな仮説が生まれました。
全ては自分のためというスタンスで、私は生放送をやっています。
目次
○ 超能力者と凡人が逆転
○ 「人生に意味は無い」
○ 「人生に意味は無い」2
○ 四柱推命と手相と姓名判断を駆使する占い師
○ 今日と明日の案内人
○ 周易(六爻)の伝統的占い師
○ 7月21日のひとりごと
○ 共通言語
○ なぜ「生放送」をするのか?
○ ばかばかしいかも知れないけれど、やってみる生放送(笑)
○ ぎっくり腰から学ぶこと(笑)
○ ぎっくり腰から学ぶこと(笑)2
○ ぎっくり腰から学ぶこと(笑)3
○ ぎっくり腰になったときトラさんに卦の判断を頼んだことは、ハンドルを手放していないか?
○ コインの落ちるのを、ただ見つめるトラさん、メモも無し
○ 生放送は自分のため
○ 帰国の途へ・・
超能力者と凡人が逆転

 会った人は、超能力系でした。十数年前、関節炎になってからそれを治すために修練していたら、能力が出たそうです。声のようなものが聞こえるそうです。
 私(森田)と面と向かい、私のことを予測し始めました。

********************* 
<全体> 
 このホテルは気圧が低いです(私の持ってきた気圧計は普通の気圧を指していますが・・)。
 お母さんの体が良くありません(当たり)。
 お父さんは小指が悪かったです(うーん、そこまでは分からない)。
 家は海に向かっています(海は遠いけれど、海に向かっています(笑))。
 兄弟の誰かは心臓が弱いです。心臓の右が良くありません(うーん、そうかなあ・・)。
 森田さんは運命では和尚さんになる人です(いやだぁ(笑))。
 お母さんは、今年か来年要注意です。
 お母さんはスリッパを履くのが好きです、普通の人とちょっと違って指を真っ直ぐに伸ばしません(スリッパフェチとは思えない・・)。

<森田の運命>
 出来るだけ医学を学んだ方が良いです(これからかぁぁ?)。
 学生時代は成績が良かったです(たぶん当たり)。
 自分の指をいじめる癖がありました(小さな頃、指を噛む癖があった)。
 お金に困ることはありません。どんどん入ってきます(たぶん当たり)。
 生まれた故郷での事業はダメです。発展しません(うーん、たぶんそうでしょう)。
 運命では協力する人が何人もいます(たぶん当たりです)。
 一人は女性です(一人どころではないと思います(笑))。
 もう一人は先生のような人です。背の低い男性です。その先生に何か習いました。道端で会いました。その道端で出会った先生は協力してくれる人です。そのおかげで儲かります(これはトラさんだと思います(笑)。トラさんも笑っていました)。
 背が高くて、痩せていて、顎が尖った40歳くらいの金持ちの女性は悪い影響を与えます(おお、気をつけよう(笑))。

 ツーショットを撮りました。
 当たっていない部分もありましたが、最初の頃トラさんが早朝に道端で立っていたのを当てたので、良しとします(笑)。
 この女性は44歳ですが、ネンチンに見えます(笑)


 ここで突然、面相師が彼女の顔を見つめながら言いました。
「あなたは独身ですよね。夫婦の縁は難しいです。19歳のとき恋愛しましたが、うまくいきませんでしたね」
「えっ、どうして分かるのですか・・。その通りです。」
「3回チャンスがありましたが、自分で把握していなかったのでダメでした。これから男性が現れても結婚は難しいです。その男性には奥さんがいるので、結婚は難しいです。」
「そうですか・・。」
 ここでふとっちょの弟子が登場です。彼女をジーと見て、言いました。
「あなたは胃が悪いです。休憩が少なく、睡眠不足です。腰痛があります。」
「はい、その通りです。」
「夢を見ることが多いです。顔からお母さんは今年の8月、12月が危ないです。」
「はい、母は半身不随になってから4年です・・。私の判断でもお母さんにとっては今年は良くないと出ています。夢にもお母さんはよく出てきます。あちらの世界に行きそうです。そんなときもう少し一緒に生活したいと、私は母に言います・・。」




 うーん・・ふとっちょの弟子も大したものです。ふとっちょの弟子の、こんなにシビアな顔を見たのも初めてです。
 面相というのは、凡人でも超能力者を超える感じがあります。
「人生に意味は無い」

 今日訪問したのは、四柱推命系の占い師でした。彼は生年月日と生まれた時間を聞きましたが、全くメモせずに判断しました。目が見えるのに、盲師並です。
 私の人生を判断してもらいました。

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今年はお金がある一年です(当たり)。
来年、再来年は金運が良いです。
2009年、お金の損があります。何かに投資するときは注意してください。
今年はうまくいく良い年です。
1993年は大きな変化があったはずです。必ず災いがあります(当たり)。
1979年も良くない一年でした(当たり)。
奥さんは森田さんと結婚したら、福をもたらしてくれるタイプです(当たり)。
頭の良い人で本を書くのが速いです(たぶん当たり(笑))。
金運の良い時は本もよく売れます。
命式の月には陰が隠れています。陰は書類・書物の情報です。
もともと本を書く能力は持っています。
今の運はとても良いです。
65歳から交通事故とかに注意してください。

私:運命は決まっていますか?
彼:決まっています。改善するのは難しいです。
私:決まっているなら、人間は何のために生きるのですか?
彼:人生に意味はありません。経験するのみです。しかし経験しても、どうという意味はありません。
********************

 人生に意味は無いと言い切るのは、なんだか歯切れが良いです(笑)。
「人生に意味は無い」2

 当たる占い師に私は訊きます。
「運命は決まっていると思いますか?」
「はい、全て決まっています。」
「では私たちの生きる意味は何ですか?」
「人生に意味はありません。」こう答える占い師が多いです。
 この答えを日本で聞くことは、ほとんどありません。
 当たるからこそ、こういう結論になったのだと思います。
 それにしても、私はまだその境地に100%至ってはいません。
四柱推命と手相と姓名判断を駆使する占い師

 彼は内蒙古で十数年住んでいて、占いを研究をしていました。お父さんは字が読めなかったので、8歳の時、自分の名前を勝手に変えて運命を変更したと言いました。
 私の運命を判断してもらいました。

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<四柱推命で>
自分で事業をやっています(当たり)。
森田さんは最初の子供ではありません。兄弟が先に一人います(当たり)。
生まれた時、おっぱいが足りませんでした(だからおっぱいが恋しいって?(笑))。
小さいとき、お母さんの傍で育ったのではなく、他の家族の所で育ちました(当たり、私はおばあちゃん子(笑)。祖母のふとんで寝ていました)。
兄弟は森田さんのお陰で生活しています(ある意味、当たり)。
奥さんと結婚してから、運が良くなりました。奥さんは美人で優しい人です(当たり)。
子供も素晴らしく、親孝行です(当たり)。
1999年、2000年にお金の損がありました(当たり)。
2004年、事業が変わりました。新しいものがでました(当たり)。
来年は邪魔する人がいます。
2008、2009年に投資をすれば、気を付けてください。損が出ます。
しかし今もこれからも、たくさん協力する人がいます。
2008年は事業に重要な一年ですが、気を付けてください。
1989年は良くありませんでした(当たり)。
2013年も良くありません。

<手相で>
胃が良くありません(当たり)。
でもよく頑張っています(何を?(笑))。
金運は良いです。あまり苦労しないでお金が入ってきます(当たり(笑))。
人生を走りすぎています。休憩を取ると良いです(うーん、りんごの部屋では休憩ばかり(笑)。でもある意味、当たっています)。
××歳まで生きられます(おお、いいセンいっています。他のよく当たった人と同じ寿命を言いました)。
27、28歳に災いがありました(当たり、これは数え年ですから・・、7億円事件がありました)。
法令線が外側に向かっているので、良い運です。権力の範囲が広がる意味です。
権力を握って、人を管理する力があります。
学校の通っている時、クラス委員をやったことがあります。これは官職を持つことです(当たり)。
今の運はとても良いので、何をしても順調にいきます。
2008年だけ気を付けてください。
今の運は今年から新しい運命に入ります。
次の10年、もっと事業が発展します。
今年は9月が過ぎてから良くなります。
今年はあちこちに行きますが、東から出発して西なら大丈夫です。北に行けば大変です。(モスクワ方面など)
2013年、アメリカ、チリ、アルゼンチンには行かない方が良いです。行くと災いがあります。

<森田健とう名前から>
男気があります(こんなことを言われるのは、珍しい(笑))。
今から10年は重要な期間です。
そのあとの10年の事業に影響を与えます。
76歳まで上昇の一途です。そのあとは少し下がります。
アジアで、有名な金持ちになるかも知れません。
***********************

(以下は質疑応答)
私:運命は決まっていると思いますか?
彼:大体は決まっていますが、変わるところもあります。
私:どういう時に変わるのですか?
彼:自然に任せたときです。

 彼は私にサインをねだってきました(笑)。私のことをとても気に入ったようでした。
 それにしても、自然に任せたときに運命が変わるというのは、すごいです。

今日と明日の案内人



 赤いシャツを着ている人が、今日と明日の案内人(紹介者)です。
 彼は中国気象庁の幹部です。この地方の天気予報は、彼がOKを出さないとテレビ局に配信できません。なので彼はとても給料も高くて、既にお金持ちです。
 そして最近トラさんの弟子になりました。
 ところで去年あたりから、弟子が案内人(紹介者)になるケースが増えました。トラさんの水平ネットワークが充実してきたのが原因だと思います。
 取材対象の人よりも紹介者(案内人)の方がレベルが高くて(笑)、ドラマとしてはそっちが主となりました。超能力者など、付録です(笑)。
 今日の案内人も、レベルは高いです。天気予報の専門家として・・(笑)。
 しかも彼はこれから、六爻占術の腕を磨くはずです。すると中国の天気予報は、世界一面白いものになるかも知れません。
「2年後の北京オリンピックの開会式天気が雨だと判明しました。どうしましょう。運命変更は、自然現象だけのくくりでは無理なのです。」(笑)
 面相師も本物です。でも天気予報では、面相師の出る幕はないでしょう・・・(笑)。
 さて、トラさんは確かに凄いです。でもそれぞれの凄い分野の人達を全部弟子にしてしまったのが、もっと凄いことだと思います。
 弟子達は私に人を紹介することになると、その間はトラさんと行動を共にすることが出来る・・これは彼らにとってのメリットとなっていると思います。
周易(六爻)の伝統的占い師

 六爻占術の前身は、周易(六爻)です。三枚のコインを六回振りますが、運命を変更したりするまでには至りませんでした。
 その伝統的占い師がいるというので、行ってみました。私は一生運ということでコインを振りました。
 占い師は「コインを振った結果は、全てはこの本に書いてあるんだ」と言って、古めかしい本を出しました。それは400年前の人が書いた情報が載った本でした(つまりアンチョコです)。



 そして私が振ったコインの結果は、下のページに書いてあるのです。絵まで入って、大変に親切な本です。



 本には恋愛の場合とか紛失物の場合とか、30種類くらいの場合分けが書いてあります。それが64卦分書いてあるので、2000種類くらいのパターンに分けられています。
 今回の中国紀行では人生を9000のパターンに分けてあった事例が登場しましたが、今回はそれよりは少ないです。
 しかも紛失物の場合とかのように、人生そのもの以外のことまで書いてあります。
 これを見れば、手計算や判断が出来なくても、ある程度のことは分かるのです。
 しかし・・です。ある程度どころではありませんでした。
 400年前に書かれたページで、私の卦のところには、次のように書かれていたのです。

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小さいときは学校の成績が良かったです(当たり)。
官職運はダメです(当たり)。
28歳の時から自分の事業を作って発展させました(当たり、数え年の表現なので当たっています)。
良い奥さんをもらうことが出来て金運は一生涯良いです(当たり)。
結婚は最初あまり順調ではありませんでしたが、だんだん良くなってきました(当たり)。
44、45歳に災いがありました。(当たり、バイクの事故です)
自分の努力で事業を興しますが、官職運はないです(当たり)。
社長になる運命です(当たり)。
一生涯、あちこち廻ることが多いです(当たり)。
56〜58歳に小さいですが、災い(事故)があります。
ほとんど自分の思った通りに出来ます。
邪魔する人は少なくないですが、悪影響は少ないです。
どこへ行ってもうまくいきます。東西南北どこにでも行けます。
自分のやりたい事は、まだたくさんありますが、みんなうまくいきます。
運命に任せてやれば、だんだんうまくいきます。
逆に運命に逆らうと、何も得られません。
2000年から良い運に入って、20年間続きます。
老後まで、どんどんお金が入ってきます。
名前を多くの人に知られて、次第に有名になります。
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 なんか、とてもよく当たっていると思います。実はこの本はトラさんも持っています。
 今回の旅は、古文書をインデックスのようにして使う占いが二つもありました。

親切にやり方を説明している彼


私とツーショット


7月21日のひとりごと

 エリート予報士の彼は、車中でトラさんに訊きまくりですが・・・、彼は非常によく資料を整理していました。


 彼の手には、小型の録音機が・・



 私は一瞬、編集者かと思いました(笑)。私に対してテープレコーダーを持参してきた人は、編集者以外にいません。
 トラさんの一言一言は、彼にとって金言なのです。しかし彼は運命変更方法をよく知りません。
 私の親戚にアレルギーの人がいました。今回私は、その改善方法をトラさんに相談しました。トラさんは、その事例を使って改善方法を説明しました。弟子は必死です。


 改善方法は「竜の目」という果物でした。すると、どうでしょう・・。お昼には「竜の目」が入ったお茶が出てきたのです。茶色の大きな実がそれです。


 私ってば、場を外さないと思いました(笑)。

 トラさんが来日したときには、トラさんは全く新しい事を講義すると言っています。その状態は、今回の弟子の状態に似ているかも知れません。
 トラさんが講義する時間はかなりあります。ダンさんは個人の運命鑑定をするからです。
 なので口述の秘伝を伝えてもらえると思います。
 その際に心配なのは、「誰にも分かるように」とか「初心者を無視しないで」とかの意見が出やしないかと・・。
 車の中の状況を見れば、そういう世界ではありません。弟子は食らい付いています。
 日本人は「平等」が好きです。落ちこぼれを救おうとします。
 トラさんは元々「初心者に教える気は無い」と言いました。なので、どん尻を基準にはしたくありません。
 場が取れると言ったのは、いくら古文書が正しくても、コインは場を外したらお終いです。
共通言語

 弟子のほとんどは、英語も日本語も喋れません。私は片言の中国語が喋れるようになりましたが、それでも共通言語とは言い難いです。
 でも昨日は社内で、私の親戚のアレルギーの卦を見せました。すると弟子は「おお・・・!!!」という顔で私を見ました。その後、その卦をずーーーっと見続けました。
 そして「竜眼」というメモ書きに頭が混乱したのか(笑)、トラさんに聞き始めました。それが彼の、運命変更へのドアを開けました。
 一時間もかけてトラさんは説明しました。弟子はテープレコーダーの録音状態を気にしています。トンネルに入ると、切ったりもします(メモリの容量の関係だと思います)。
 そして説明が終わり、卦を書いた紙が私のところに返ってきました。彼は親指を立てて「グッド」のサインをしました。
 それは弟子と私とトラさんの共通言語だと思いました。
 運命の問題を前にして、言語の差など小さいと思います。卦は、全世界の共通言語なのです。

‐‐‐‐‐ここからは、帰国後の書き込みです。‐‐‐‐‐
なぜ「生放送」をするのか?

 今回の中国紀行でも、「もりけん生放送」をやりました。
 私はなぜ「生放送」をするのでしょうか?それは、文字で書くのとは全く違う世界だからだと思います。
「生放送」で喋ったことを文字で書いても、大した迫力はないでしょう(笑)。ハードウエアとソフトウエアを文字で書いても、大したことはありません(笑)。
 しかし私の口から直接喋るのは、別だと思います。
 今回は初めて女装で生放送をやりました。
 別に同じ事を文字で書けば良いでしょう・・と言う人がいるかも知れません。でも、何かが違うのです。それは何でしょう?(笑)

※生放送の内容はこちらのページより「もりけん生放送第六回」で見ることが出来ます。
ばかばかしいかも知れないけれど、やってみる生放送(笑)

 中国紀行の一環として「生放送」をやりました。しかし私としては、かなりのコストがかかります。まず通信回線の良いホテルでないといけません。これを選定するだけでも結構大変です。
 それから前日を含め、日本側(不思議研)でも準備をしないといけません。しかも、その日のために衣装やらお化粧道具やらも持って行かねばなりません。中国紀行の中では一番大変なイベントだと言っても、差し支えありません。
 でもその甲斐は、かなりあると思っています。私がどんな状態でいるのか・・現地から生の姿を伝えることが出来ます。そして、これが最も重要ですが、準備を含めたイベントの中で、私が気付きを得られることです。
 ばかばかしいかも知れないけれど(笑)、やってみる価値はある・・。
 これって宇宙誕生の「意図」にも通じるところがあるのではないかと思いました(笑)。ばかばかしいかも知れないけれど(意味はないかも知れないけれど)、宇宙を作ってみる価値はある・・(笑)。
(左下に見えるお皿は、植木のお皿です。移動してお皿だけ残りました(笑)。ビデオはリモコンで全て操作できます。デジカメとビデオカメラ用に2台の三脚を持参しました。パソコンも2台持っていきましたが、それを設置するとアンヨが隠れそうなのでやめました(笑)。)


 よく見れば、全てアマチュアの機器です。つまり、家庭用の機器です。プロはこんなチャチなものは使いません。三脚は3000円です(笑)。マイクは800円です。
 しかし、読売ホームのフルスクリーンにも耐えられる映像と音声です。それは何故でしょうか・・。それは、切り捨てているからです。
 80%を伝えられれば良いのです。この瞬間に、他を拾います。テキトーでも、する事の方が重要なのです。
 プロは100%を目指します。この瞬間に、他を切り捨てます。正直言えば、私はプロの機械が大嫌いです(笑)。
「プロ」・・いったい何様だと思っているのでしょう・・(笑)。その道、何十年でしょうか・・。その筋の勉強をしたのでしょうか・・。

持って行った三脚です


 とにかく、立てばいい・・。ふらつこうがそんなこと、どうでもいい・・。立てばいい・・(笑)。周りの環境に動じず、しっかりと立つ三脚・・それこそ「場」に乗れないのではないかと思います。風が吹けば揺れて、周りが動けばカメラも動く(笑)。それが現場だと思います。
ぎっくり腰から学ぶこと(笑)

 その日、ぎっくり腰になりました(笑)。
 そろそろ帰国が近付いたので、スーツケースの重さを量ろうとしました。浴室にあった体重計の上に、スーツケースをうまく載せようと、中腰で格闘していました。
 そのときです。ギクッ(☆!!)アタタタタ・・
 這って浴室から出ると、私はコインを振りました。そして隣の部屋にいるトラさんを呼びました。トラさんは私が振ったコインの目(裏の数)をじーーーと見ました。
振った日:7月22日
裏の目(出た順に):1 2 1 1 2 3
 トラさんは、手計算すら必要ないのです。これを見た瞬間に、頭の中に卦が浮かぶのです。
トラ「うーん、良くないですね・・。」 
森田「一つの爻が発動しましたが、どの爻ですか?」
トラ「世爻です。」
森田「回頭剋ですか?」
トラ「いえ、違います。」
森田「ホッ」
トラ「でも日から剋されています。」
森田「ギクッ」
トラ「服装による改善をしましょう。今着ている黒はダメです。原神が木の五行なので緑かピンクにして下さい。」
 着替えていると、トラさんの弟子が来て、マッサージをしてくれました。


 でも、こんなことまですると、痛いよ〜(笑)


 痛い腰のまま、取材に出かけました。その女性は、酒の中に相談者の過去未来が見えるという人でした。私のことを見てもらいました。


************************
 一生涯、金運は良いです。
 兄弟は3人いましたが、一人は早死にか、流産しました(うっ、そんな話、聞いていないが)。
 ずいぶん前は辛かったが今は良くなりました。
 54歳からお金が増えてきました。金運が上がってきました。
 これからもっと良くなります。
*************************

 これで終わりです(笑)。
 その場に、もう一人の能力者がいました。彼女は、「自分には天女が憑いている」と言いました。で、天女のポーズをして、私のことを見ました。


**********************
 頭痛があります(当たり)。
 足に怪我をしたことがあります(当たり)。
 心の優しい人です(たぶん当たり(笑))。
 今回あちこちまわった時、お金が足りなくて、銀行からも下ろせなかったことがあります(当たり、15万円の占いの時、土曜日で中国元に変換できず、日本円で支払った)。
 足の方は疲れたようなだるい感じがします(当たり)。
 血液の流れが悪いです(当たり)。
 頭も痛いです。昔、怪我をして、血が流れたことがあります(当たり)。
 喉も悪いです(当たり)。
 子供は女の子が一人です(当たり)。
 森田さんの体の中には不思議な力があります(知りません(笑))。
 指の甲、足の甲に切られた傷があります(当たり)。
 今までたくさんのお金を使いました(当たり)。
 これからの運はとても良いです。
 辛いことは過ぎました。
 ですが今、すごい腰痛ですね・・。
**********************

 その後、腰痛を治し始めました。
 その方法は・・酒を口に含んで、私の背中に「ブーーーーー」と、吹きかけるのです(笑)。(彼女だけタオルを敷いている(笑))


 で・・翌日になっても治りません(笑)。
 生放送をどうしようかと思いました。なので下のシーンは、まだ痛かったのです。
 第二部の開始時間が遅れたのは、腰痛のためです(笑)。


 しかし・・です。生放送が終わった時、「あれ、痛くない。」(笑)
 ぎっくり腰は治っていました。日本に帰るときは一人ですが、スーツケースも移動できるようになりました。でも北京空港では赤帽を頼みました。中国語で値段の交渉までやりました(笑)。
 帰国した翌日から、普通通りにバイクで出勤できました。

 何がこんなに回復を早めたのでしょうか・・・。もちろん服装による五行を使った運命改善もあるでしょう・・・。でも私は生放送にあるのではないかと思います。
「私は原因」の考え方になりそうですが、私はあのときずっと笑顔で喋りました。もちろん作り出した笑顔ではありません。日本とのやりとりが楽しくて、自然とそうなっていました。それが「外側」になったのではないかと思います。
「痛み君」は次のように思いました(笑)。
「痛いはずなのにコイツは楽しそうだ・・。俺のほうが場違いだ。引っ込もう・・。」(笑)
 放送が終わった後、痛みは嘘のように無くなっていたのです。
 7億円の事件の時もそうでした。事件が発覚した直後でも私の「不幸」を見破った人は、誰もいませんでした。債権者に追われる身が、すぐに形勢は逆転して、交渉の主導権を握りました。もしも私が「不幸」に溺れていれば、そうはならなかったと思います。
 なぜこれが出来るかと言えば、たぶん私は、人生を軽く考えているからかも知れません(笑)。
 いいんです、適当で・・(笑)。100%を目指すプロになる必要など、無いのです。ずっとアマチュアで、遊び半分でいいんです。そうでなければ、下位の問いなど追えません。
ぎっくり腰から学ぶこと(笑)2

 精神世界をもう一日引っ張ります(笑)。
 ぎっくり腰があんなに痛いものだとは思いませんでした。立ち上がる時も相当な勇気が必要です。一歩一歩前進するたびにズキッ・ズキッとします。
 生放送の準備は大変でした。立ったり座ったりが多いからです。
 そして大変なのは何と言っても着替えでした。女装は髪のセットからしなければならないので、バスルームに這っていきました(笑)。そして髪を洗い、乾かしてセットします。
 チャイナからメイド服への着替えも同様でした。一度床に転がって(笑)、そこで着替えました。ミニの丈を見せるために途中で立ち上がったときも、痛かったです。
 ところで私はそれまで、未来のことを心配していました。まずは生放送が出来るだろうか・・。そのあとは帰国できるだろうか・・。成田から家までタクシーで帰るしかないのだろうか・・。
 しかし生放送をやっている間、「未来」は私の頭から飛んでいました。そこには「今」しかありませんでした。
 リアルタイムのレスを読み「ミニの丈はどのくらい?」を採用してしまいました(笑)。しかし立ち上がった時、痛かったけれど「みんなに分からずに立ち上がれた」という喜びがありました(笑)。
 そしてエンディングが来ました。私はホッとして立ち上がりました。「あれ、痛くない。」(笑)
 部屋の中をスタコラと歩き回りました(笑)。「これは夢か? それともいままでのが夢か?」と思いました。
 私はパルス的に回復したのです。

 それにしても何が原因で回復したのか、「私は原因」で考えてみました(笑)。
 一つは、生放送の80分間は、未来の心配が全部吹き飛んでいました。
 それは7億円事件の時、私が帰国して三日後には家屋敷を売ってしまったことと似ています。そこには未来の心配など、微塵も考えてはいませんでした。
 もう一つは、現状肯定でした。時空に対しては「好きにしろ」と思いました。しかし「こちらはこちらで(今の体で)好きにやるから」と思いました。
 さて、「どの瞬間」に回復したのでしょうか・・。
 私の勘ですが、エンディング画面のキーを押した瞬間なのではないかと思います。あの瞬間に、私はとてもリラックスしたからです。「終わった」・・と(笑)。
 つまり緊張感が痛みを増幅していたとも言えます。
 逆に言えば、生放送をやらなければ、今でも痛みがあったと思います。ずっと未来のことを考え続けるからです。そして成田から高いお金を払ってタクシーで帰ったはずです。
 それが・・成田のコンビニでお弁当を買い(笑)、それを食べながら、暇な私は海外用モバイル携帯でHPを見ては楽しんで帰りました。最後には「林檎」でHPに投稿までしました(笑)。
 出かける前に振った旅行の卦は、二爻の原神が空亡で青龍が臨んで、腰痛の情報が出ていました。ぎっくり腰になった日は原神を冲する日で、応期としても合っています。
 でもそんなこと、全然気にしていませんでした(笑)。
ぎっくり腰から学ぶこと(笑)3

 この話題をまだ引っ張ります(笑)。あまりにも劇的に治ったからです。その原因をもう一つ考えてみました。それは「ネットワーク」かも知れないと思いました。
 なぜかと言えば、それまでの私は、リアルタイムなネットワークからは切り離されていました。
 取材から帰ると私は取材結果を黙々とパソコンに入れます。そしてメインコーナーにアップします。レスが入るのはだいぶ経ってからです。そこではリアルタイムな感情のやりとりは出来ません。
 ところが生放送では一転します。私の仕草や喋りがリアルタイムに伝わり、レスもすぐに入ります。

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みっく
りんごさん
かわいいです〜(*^_^*)
2006/07/23 10:42:21
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GOGO
わあ
七変化
2006/07/23 10:42:19
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mido-mido
かわいい・・・
こちらの方が好き♪
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 こういう感じにです(笑)。
 私はリアルタイムにネットワークに繋がりました。
 ところでパフォーマンス講演会では、ネットワークに繋がることが運命を変えると言いました。それがまさに実行されたのが、今回の出来事ではないかと思ったのです。
 でも繋がっただけではダメだと思います。表出が無いと・・。
 表出があれば、ネットワークによる「間接性」が生まれるような気がします。こうなると、好転の原因を追求することが難しくなります。
 もしかすると誰かのレスを読んだ時かも知れませんが、それは特定できなくなります。
 ぎっくり腰の話題は今日で終わるかも知れませんが、大変に面白いデータかも知れません。
ぎっくり腰になったときトラさんに卦の判断を頼んだことは、ハンドルを手放していないか?

 読者から以下のメールが来ました。
「もりけんさんが、お嬢さんに運命改善グッズを渡したりしているのは、お嬢さんの運命が良くなってほしいと思ってのことではありませんか?そうだとしたら、「なる」状態のための行動ではないでしょうか?」
 つまり彼のメールは、運命を改善するのは「あるがまま」を認めるのではなく、「ハンドルを手放していない」証拠なのではないか・・と言うわけです。
 今回のぎっくり腰に関して言えば、コインを振り、トラさんに卦の判断を頼んだこと自体、ハンドルを手放すことと矛盾するのではないか・・という意見に発展すると思います。
 みなさんはどう思いますか?運命改善は、ハンドルを握ることでしょうか?

 もしも仮に、意識と無意識の間に、二つの方向性があったとしましょう。それを分けると、以下のようになると思います。
(1)意識→無意識
 これは、自分の意志で自分の無意識をコントロールしようとするものです。
 私は「なるの世界」とか「ハンドルを握る」とか名付けています。
 この世界観では、自分の意識を高めれば、自分の無意識を含めた全体の価値も上がります。意識が全ての原因だからです。
(2)無意識→意識
 自分の意識は、無意識の配下に下るという考え方です。メイド化です。
 これを私は「ハンドルを手放せ」などと言っています。
 ここでは自分の価値を上げようがありません。意識は「結果」だからです。

 さて、トラさんに卦の判断を頼むのは、「(2)無意識→意識」だと思います。
 腹が減ったら飯を食う・・そこにトラさんがいるから判断してもらう・・これは同じだと思うのです(笑)。
 そこにトラさんがいるのに占ってもらわないことは、腹が減ったのに、修行の一環だとか言って我慢するのと同じです。
 これだけの長い旅行の中で、初めてコインを振ったのですから・・。
コインの落ちるのを、ただ見つめるトラさん、メモも無し

 旅行前には、もちろんコインを振りました。
 その卦では、世爻には子孫が臨んで月から生じられて強く、楽しい旅行になることは判断できました。そして六合卦なので、みんな仲良しになれます(笑)。
 で・・その後の詳しいことは、見ていません(笑)。
 原神が二爻(腰)で空亡(不吉)で青龍(痛み)が臨んでいたことは、ぎっくり腰の起こっ後に知ったのです。
 中国紀行の前に振る卦は、いつでもその程度しか判断しません。これはそっくりそのまま「ハンドルを手放している」ことに繋がると思います(笑)。
 もしも詳しく見れば、回避することばかりを考えてしまいます。 
 結局、実際は卦の通りだったと思います。ぎっくり腰にはなったけど、なんだかとても楽しかったです(笑)。
 さて、ぎっくり腰でコインを振った後、トラさんが来て私のメモを見ました。そこには裏の目の数しか書いてありません。それをジーと見ます。
 相談者が振るときには、メモすらしません。下の写真がそれです。トラさんは全て、頭の中で処理します。

メモも取らずに、コインが落ちるのをただ見つめるだけのトラさん


 六爻占術の仕組みを知らなければ、「なんていい加減な占いなんだ」と思うはずです。科学者がこれを見れば「裏表だけで判断するなんて、単純で幼稚な占いだ」と思うかも知れません(笑)。
 しかしトラさんの頭の中をCTスキャンすれば、卦の写真が撮れるかも知れません(笑)。
 ところで相談者が振り終わった後、トラさんの携帯が鳴り、トラさんは電話の主と数分間喋りました。途中、大笑いまでしていました。しかし携帯を切ると、判断を言い始めました。
 判断結果はかなり良いものでした。たぶんトラさんの大笑いが外応になったかも知れません(笑)。
 そしてトラさんは、卦を忘れることも無いのです。私が三年前に振った卦をすらすらと書くことも出来ました。私はとてもビックリしました。
 腰が痛くてベッドに寝ていましたが、トラさんがコインの目だけを見ているシーンで、私の腰は既に浮遊を始めていました(笑)。
生放送は自分のため

 生放送は、ぎっくり腰を治しました。それだけではありません。時空の謎解きにも一役買いました。
 姓名判断が登場したのは、中国紀行が始まって間もない頃です。そのとき私は「何か変だ、何かありそうだ」と思いました。HPにもそんなことを書いたような気がします。
「何か変だ、何かありそうだ」・・というのは、私の基本です(笑)。
「私は誰?」、「時空はどうなっているの?」いう問いも、「何か変だ、何かありそうだ」という問いに似ています。
「何か変だ、何かありそうだ」・・これを封じ込めてしまう人が多いと思うのです。
 しかし姓名判断の何が変なのか、自分でもさっぱり分かりませんでした。
 そして姓名判断は次第に忘れられてきました。占いシンポジウムとか、800年前の古文書とかが脚光を浴びてきたからです。
 そこに、生放送がやってきました。
 生放送の数日前、「みなさんは姓名判断に対して何も感じないのですか?」という書き込みをしたことがあります。それは私が、ヒントを欲しかったからだと思います。
 生放送の進行メモは、ぎっくり腰の最中、空港の待合室で書き始めました。
 私はインターネットに入れられたみなさんの問いをまとめていました。その中に私自身が発した問いがありました。つまり私の問いを、他の人から私に向けて発してもらったのです。
 それを読んだ時、「ハードウエアとソフトウエア」という言葉が言語化されたのです。
 やったと思いました。時空解明の大きなヒントが得られたのです。
 この現象を私は勝手に「問いの外部化」と命名しました(笑)。普段問いは、自分から他人に発するものです。しかし私は他の人に依頼して私に発してもらったのです。
 生放送は生きたネットワークです。それも放送系の生放送とは違います。観ている人が誰でもレスを返すことが出来ます。
 それがぎっくり腰を治し、さらに時空解明の気付きまで与えてくれたのです。
 全ては自分のため・・これは「テイクアンドテイク」とでも命名しましょうか?(笑)
帰国の途へ・・

 生放送を終わると私は北京空港へと向かいました。
 腰の痛みはありません。信じられない展開に、自分でも信じられません(笑)。
 一路、成田に向かう飛行機の中で見た映画は『愛の道、チャイナロード』です。以下に番組サイトのアドレスを入れておきます。
 家族を捨てて中国へ行ってしまった母親を捜す女性(愛という名前(笑))の話です。
 彼女は叫びます。「日本での生活を捨てて、なぜ中国に行ってしまったの?中国のどこがそんなにいいの?」
 しかし旅の中で、中国という国を次第に理解していくというドラマです。インチキ占い師まで登場してけっこう面白いです(笑)。
 しかも中国語も簡単なフレーズが多いので、勉強にもなります。
 私は機内で、第9話と第10話を見ました。
http://www.bs-i.co.jp/ainomichi/
 ところが第10話は、結構泣かせるのです。主人公(愛)と同じ境遇の女性が、結婚式を迎える話です。

 その頃スチュワーデスが食事を配り始めていました。私の所に来て、訊きました。
「和食にしますか?洋食にしますか?」
 私は涙をいっぱい浮かべて「和食を下さい・・・(泣)」と言いました。
 ああ、この人はずっと和食を食べられなくて感動しているんだわ・・と、スチュワーデスは思ったはずです(笑)。
 しかし画面ではさらに感動するシーンをやっています。私はボロボロ泣きながら、和食のご飯を食べたのでした・・(笑)。
 9話と10話を合計しても1時間しかないので、次は何を観ようかと思いました。
 私は『男はつらいよ』を見ました。この映画、飛行機の中で余った時間には最適です。でも中国からの帰国便で見たのは初めてでした。
 まず主題歌が良いです。「きょうもぉ努力のかいもなく、きょうもぉぉ努力のかいもなく・・、日がぁしいずうむぅ」という感じです(笑)。
 そして主人公は「フーテンの寅さん」です。
 中国の王虎応さんは暗算で卦を作り、判断します。天才的頭脳です。
 日本の寅さんは、ただフラフラしているだけです(笑)。
 この二人を一つにして、「トラさん」と命名した私・・(笑)。しかし、後悔はありません。
「トラさん」だからこそ、日本に普及しつつあるのです。
 トラさんの名前を正式に書けば、それだけで一段敷居が上がりそうだからです。水平ネットワークから外れてしまいそうです。
 そんなことを考えていると、外では太陽が沈もうとしていました。


 水平ネットワークの繋がりを感じた旅行でした。
書き込み期間:2006/07/20〜2006/08/01