テーマ:「中国諦め紀行2000.10(1)」
要旨:
今回の旅行記には、「中国諦め紀行」というタイトルを付けました。
「諦め」としたのは、意味のある成果を得られる保証が何もなくて、一切の見返りを期待せずに行くからです。
さらに、前回の中国紀行で「諦めてかかれば何だって楽しいんだ・・」と思えるような心境になったからです。「頑張れば頑張るだけ可能性が狭まる」とさえ、思います。
私は事前に入念に準備をして調査に臨みますが、それで良い結果を期待してはいけないのです。結果が出る直前に諦められなければならないのです。
私達は枠組みの中にいる時に願望や期待が出てきますが、無限大の何かに共振する瞬間は、枠組みを越えた時ではないかと思います。
しかし逆説的に、求めれば求めるほど与えられず、諦めれば諦めるほど与えられるのです。
口から火を噴く女性がいるとの噂を聞き、ロシアの国境付近にある氷点下の街を訪れました。
実際は、口から光を放つ超能力者でした。その光で病気を治せるというのです。
彼女に実演してもらったのですが、本当に口から赤い閃光が発せられるのを目の当たりにして、私は戦慄すら覚えました。
これは超能力の中でもトップクラスに入ると思います。
他には宇宙からの通信を受けて予知をする人、透視や予知の他に花の促進開花の能力が目覚めた23歳の女性といった人達に会いました。
彼女達の超能力を見ていると、生命は変化の中にあり、不老不死は変化に身を置く状態ではないかと思わせます。
9つの魂が宿った少女とも話をしました。これも一種の霊現象と私は解釈したのですが、歌や踊りを披露する魂の存在達に、私は愛を語るプレアディス星人などよりもずっと暖かいものを感じたのでした。
今回は、前回来たときよりも視点の違いを感じています。
前回は視点が全体にあり、ただ通り過ぎる景色を感じているような状態でした。
今回は自分というピンポイントの視点を持って、環境とは別に私が存在しているような感じなのです。
目次
○「中国諦め紀行」を始めるにあたって(2000/10/09)
○何故「諦め」か?(2000/10/09)
○諦めの瞬間(2000/10/09)
○枠組みを越える(2000/10/10)
○速度の変化(2000/10/11)
○氷点下で火を噴く女性(2000/10/11)
○宇宙語を喋る女性(2000/10/12)
○23歳の超能力者(2000/10/13)
○9つの魂が宿った少女(2000/10/15)
○歌でヒーリングする女性(2000/10/15)
○視点(2000/10/15)
「中国諦め紀行」を始めるにあたって(2000/10/09)

 何故「諦め」なのでしょうか?
 私は2000年5月の山西省紀行によって、この「諦める」という術を体得しました。
 私達に届いたのは噂だけでした。「神が降りると白髪を立てるオババがいる・・」
 神が降りる降りないはともかくとして、重力に逆らって白髪が立つというのに興味がありました。
 何時間も車に揺られ、そこに行くと・・あとは既に皆さんがご存知の通り・・
 白髪をしごいて立てて・・おまけに祈りが足らないと言われ、何度もオババの前で土下座の姿勢で神に祈り・・こういう連続でした。
 しかし私はそこに何か人生のようなものを感じていきました。
「そうだ、諦めてかかれば何だって楽しいんだ・・」そう思うようになりました。
 今回も全く同じです。これから始まる中国紀行に対して「何かを得よう」とか思えば、あなたは失敗するでしょう。
 これから始まる中国紀行は、何の意味もないかも知れません。私が2000年10月という時間を、こんなに無意味に過ごしたということだけかも知れません。
 それで「中国諦め紀行」という名前にしました。
 今回は多くの人の協力が得られ、少なくとも計画の上では「前代未聞の不思議な旅」になっています。それだけに諦めも肝心なのです。
 一緒に旅をするのは、フーテンのトラさんと、トラさんの友達と現地の紹介者です。
 フーテンのトラさんは考古学者です。古くから伝わる不思議な話にとても興味を持っています。彼の専攻が古代宗教だということですので、精神世界にも興味があります。
 トラさんの友達は東洋医学の先生でもあり、気功の先生でもあります。旅をする仲間としては、なかなかなものです。
 明日10月10日に出発しますが、落ち合う方法は
・まず北京空港でトラさん達の携帯に電話する
・そこで通じなければ国内便で北上し、ロシアとの国境付近で合流する  というものです。
 これはトラさん達が山西省からダイレクトに行くか、北京経由で行くかにかかっているのですが・・・。
 既に諦めていないと会えそうにありません(笑)。
 そこにはゴジラのように口から火を噴くという人がいるらしいのですが・・しかし、私でも練習すれば出来そうです(笑)。

何故「諦め」か?(2000/10/09)

 だって、誰も本人(不思議な人)に会ったことがないのです。紹介者ですら会ったことがない場合が多いのです。
「そういう変な人がいるという噂を聞いた・・」というだけです。
 噂のみなら、100倍にも1000倍にも膨れ上がります。
 おまけにコストいう問題もあります。飛行機で行き、車に乗り換え、途中で宿を取り・・
 費用と時間をかけても、見合うのでしょうか?おまけに単行本になる予定など、ないのです。
 よく「元が取れたか?」と言う人がいます。元=インプット、取る=アウトプットです。
 私の不思議研究にはジャンルというものがありません。体脱があればそこに行き・・蘇生があればそこに行き・・孫さんの蘇生など、会う日まで知りませんでした。
「諦めないで最後まで頑張れ」これはビジョンがある場合のみ、有効なセリフです。
 元々なければ、頑張りようもありません(笑)。
 いえ、逆にこうも言えます。「頑張れば頑張るだけ、可能性が狭まる・・」
 日本からのおみやげは、手回し式ラジオとソーラー電卓と4色ボールペンです。そのおみやげで私の荷物の半分を占めています。
ラジオが15個、電卓は30個もあります。紹介者等にもあげるからです。

諦めの瞬間(2000/10/09)

 いつ諦めるのでしょうか?(変な質問ですが・・)
 私にしてもトラさん達にしても、今回の旅行の準備は8ヶ月ほど前からしていました。
 彼らは全国の知人に手紙を出しました。その数は100人を超えています。
今年の5月に○○省くらいは行こうという話が盛り上がりました。
 しかし知人から返事がくるのに二ヶ月や三ヶ月はかかってしまいました。
 知人からそのまた知人に、伝言ゲームのような情報伝達になったからです。
 私も、彼らへの調査グッズを用意します。
 全て入念な計画のもとに進みました。
しかし、私たちは諦める術を身に付けてしまいました。
 いつ諦めるのでしょうか?それは結果が出る直前に諦めるのです。
 それまでの努力とこれから起こる結果とは、全く関係ないと思わなければなりません。
 良い結果が出れば「ラッキー」なだけです。運が悪くても、諦めているから元々です。
 調査グッズを用意してあっても、何もしないときが多いのです。
「せっかく用意したのだから・・」というのでは、過去に縛られてしまいます。
 その場の雰囲気に合わせて臨機応変です。
 例えば、人生・・・
 夢半ばで死ぬのは、不幸でしょうか?
 結果がそこにあるのに掴み取らない人は、バカでしょうか?
 掴み取るという動作ですが、結果は自ら掴み取るのが良いでしょうか?
 もしも彼らが何もしないとき、私が掴み取る人なら・・
 私は高い交通費をかけてそこに来たことを告げ、無理やりにでもさせるでしょう。そして出来なければ落胆の色を示します。
 でも諦めている私は、相手が何もしなくても落胆の色は出ません。
 私がこの種のツアー(人数を募っての)をしない理由の一つがこの「諦め」です。

枠組みを越える(2000/10/10)

 すべては自分の中にあるというのは、本当だろうと思います。
 それが「ある限定付き」でしか出てこないのは、いつも「結論」を出してしまっているからだと思います。
 自分の中には無限大のものがあるにも関わらず、通常は限定されたものしか出てこないのです・・。
 愛とはこれこれ・・エゴとはこれこれ・・そうやって枠組みを作ってしまいます。
 もちろん、そういう私も同様です。
 自分の願望や期待は、そういう枠組みから出てきたものだと思います。
 期待や願望を満たしたとき、何か淋しいものを感じるのは、やはり枠組みから出ていないからなのではないでしょうか・・・。
 私達が無限大のものに共振できるのは「ある瞬間」でしかないと思いますが、それはやはり枠組みを越えた時ではないでしょうか?
 枠組みを越えるということは今の自分を越えるということですが、決してすべての自分は越えていないと思います。自分を越えたところに、世界なんて無いのです。
 変な言い方ですが、自分はどこまでも拡大可能だと思っています。私が外に出て体験をするのは、その内なる自分を体験するためです。
 しかし期待とかビジョンとか望みが存在する限り、現状の自分の枠内なのです。
 私が旅先で多弁になるのは、責任が無くなるからなのです。
 通常の私は限定された私ですから、責任を伴っています。
 愛は状態だ・・などと言ってしまう私に、責任を感じているのです。
 しかし、海外に出てしまえば、知ったことではないのです。
 私は会社の仕事からも解放されます。10月は決算書を提出する月ですが、知ったことではありません。私は白紙の決算書にサインだけしてしまいました。
 何かに対する躊躇があると、それが枠組みになります。諦めるとは、そういう三次元の事をも含みます。
 諦める・・・しかしです・・
諦めと見返りは、比例するのです。求めれば求めるほど、与えられないのです。逆に諦めれば諦めるほど、与えられるのです。
 だから、諦めるということは至難の技です。
 すべては自分の中にあるのですが、それは自分を無くさないと出てきません。
 我思う故に我有り・・我思わないが故に我無き・・
 つまり思えば限定された我になり、思わなければ我は無限なのです。
 諦めと見返りが比例するというのは、幸福にも言えるかも知れません。
 諦めるほど、人生は幸福・・なんか、変な法則ですねぇ。
 でも「花が綺麗に咲いているねぇ・・」と言うおばあさんが人生の何かに期待していたら、この言葉が出てこなかったような気がします。
 未来への期待にワクワクする人が、美味しいコーヒーの瞬間を逃すような感じです。
 すべては自分の中にあるのですが、一度無くさないと出てこない・・。
 同じように、すべては子供の時代にあったのですが、一度は無くさないと出てこない・・。
 枠組みを作る教育は悪いと言われていますが、一度無くすためには、必要なのです。

速度の変化(2000/10/11)

  
 今、北京に向かう飛行機の中です。速度の変化について書きたいと思います。
 孫さんを連れて福来心理学研究所を訪れたのは、2000年の5月でした。そのとき佐佐木浩二さんは初めて孫さんに会いました。 
 その時の模様が福来研の会報誌に載っています。
 蘇生はなぜ起こるのか、念写はなぜ起こるのかという設問に対して、佐佐木氏は面白いことを言っています。
 佐佐木氏も孫さんの現象は時間軸で起こっている可能性があると言っています。
 そして空間系か時間系かの切り分け方として面白いことを言っています。
 時間系ならば、速度の変化として現れているかも知れないと言うのです。
 私達は「維持」しようとする性質があります。幸せの状態のままでいたい・・大きな変化は欲しくない・・
「自分は変わりたい」と言いながらも、変わらないための努力をしているのが人間かも知れません。
 そして「維持する」ということは空間系らしいのです。
 元々は念力計の話から出ました。
「孫さんはあまり強く念力計を振らすことが出来ない」これはだいぶ前の私の実験結果でした。
 しかし佐佐木氏は言いました。「振れ方に時間的変化はなかったですか?」
 言われてみれば、思い当たるフシがあります。
 念力計の振れは確かに小さかったのですが、振れ方が変化をしていたような気がします。
 時間系は加速度によって現れる・・これは速度の変化を言い換えたものです。
 加速度はプラスの時とマイナスの時があります。加速と減速・・・。
 もしも佐佐木氏の仮説が本当だとすれば、孫さんの周りのエナジーは、常に変化をしているのです。それも加速度的(減速も含めて)に変化しているのです。
 孫さんは自分のエナジーを「変調」と言ったことがありました。この「変調」という概念も、加速度(減速度)に関係している単語です。
「あの人は気が強い」「あそこの場は良い」この表現は空間的なのです。
 気が強くても、それが一定レベルで推移するタイプの気であるなら、それは空間的なのです。エイッとやって何かに投入するタイプの気は、空間的なのです。
  
 さて、円運動は加速度的です。
 孫さんがエナジーの回転に重点を置くのも、時間系だからではないでしょうか?
 空間的ならば、ああいう瞑想法を推薦しないような気がします。
 彼女は瞑想の時、エナジーの渦を作り出すことによって、物理的にも時間系に乗っているのではないでしょうか?
 私達はいつも維持をしようとします。得たものは失いたくありません。
 しかし時間系が変化の中にしかないのなら、私たちは失うことと得ることを同時に行っていく必要があります。
 どちらかと言うと、失うことの方が重要かも知れません。
 諦めた方が得るものも大きいという仮説は、これだからかも知れません。
 時間系は加速度(減速度)として現れるという説は、非常に面白いです。旅の間、少し考えてみたいテーマです。

氷点下で火を噴く女性(2000/10/11)

 私は中国で一番北の街にいます。ロシアの国境の県です。
 どんなに辺鄙な所だと思っているのではないでしょうか・・
 それが違うのです。街はロシア風の洒落た建物が建っています。中国独特の、あのごちゃごちゃした感じがありません。
 実に清潔そうです。温度が低いのも原因かも知れません。街が閑静なのです。
 最高気温3度、最低気温マイナス5度です。降れば雪になるという天気です。
 私はそこで「火を噴く」という噂がある女性に会いました。私はこのために、日本からアルコール検知器を持ってきました。
 しかし、実際には火を噴きませんでした。本当にウオッカを煽って火を噴いたら、笑ってしまいます。
 その女性・・・実は・・彼女は、火を噴くのではなく、口から光を放つのです。
 彼女は病気の人が前にいると、その人のことを治したくなって口から光を放つと言うのです。
 私は病気ではないので被験者にはなれず、70才をすぎているトラさんの友達が被験者になりました。彼女は彼の背中に向かいました。
 まず、彼女は自分の丹田の所にエネルギーを感じると言います。
するとそれは中丹田(胸の部分)を通って、次第に上に上がります。
 真っ直ぐではなく、エネルギーは蛇のように蛇行しながら上がると言います。
 上がっていく状態でレントゲン写真を撮ると、エネルギー体が写ると言いました。
 そして最後は口のところにたどり着き、口から発光するのです。
 部屋は暗くして実験が行われました。彼女の口から赤い光が発せられました。
 ドラゴンが放つようなまばゆい光ではありません。
 最初は蛍の光のようでした。ポッポッという感じでつきました。
 そのうちかなり強い閃光が何度か発せられました。
 色はすべて真っ赤です。赤いレーザー光線のような感じです。それも、彼女の口から・・・
 丹田のエネルギーが光となって口から発射されたのです。その光は病気の人の幹部に向けられています。
 私の背中を戦慄のようなものが走ります。荘厳な感じすらします。
 これは、目で見る超能力の中では、トップクラスに入るのではないでしょうか?
 手かざしでエナジーを与えるなんてのではなく、口からダイレクトに閃光を発しているのです。
 彼女の集中度によって光の強さが変わります。光が止まると、彼女は呼吸を整えて、また集中します。するとまた発光します。
 中国の活劇などでは、女性の妖怪が口から光を発したりします。
 しかし実際に目の当たりにすると・・それも40代そこそこの女性の口から、真っ赤な光が出たりすると・・なんか、妖艶な感じがするのです。
 それも、お口をいっぱいに開いてするのではなく、半開きの状態なのです。
 おまけに彼女は少しトランス状態で、イッています。
 光が止まると、けなげに集中を始めます。すると微弱な光から、また強い光に変わります。
 女性の口から発せられる赤い閃光・・・うううっっ、もうダメッ・・僕もイキそう・・ドテッ。
 彼女のこの能力は生まれつきでした。
 彼女は生まれたときから前歯が生えた状態でした。その前歯は一度も抜けず、虫歯にもなりません。光は、前歯と前歯の間から出ているように見えます。
 小さい頃は兄弟達と真っ暗な部屋でよく遊んだと言いました。
 彼女が13才のとき、父親が心配して(彼女はこの現象を周囲から鬼の光だと言われた)、彼女の天目を思いきり打ちました。するとそれ以来、光は出なくなりました。
 で、年月が流れ、お父さんが亡くなりました。
 ある日のこと、彼女は大きな光の渦が自分に飛び込んでくるのを感じたかと思うと、その能力がまた再開したのでした。
彼女の能力は光だけではありません。空中から薬を取り出すことが出来ます。
 通常他の超能力者は、この超能力を手を閉じた状態で行われます。
 ブラックボックスでするので、隠し持っていたと言われるケースが多いです。
 しかし、彼女の場合は、手を開いたまま行うことが出来ます。
 私は、その一部始終を見ることが出来ました。薬は突然、手のひらに現れました。
 彼女の能力は、かなり物理的と言えます。
 しかも、スプーンを曲げるというような破壊的なことではなく、光を発して人を癒し、薬を取り出して人を癒すのです。
 自分でも何故こんなことが出来るのか、さっぱり分からないと言います。

宇宙語を喋る女性(2000/10/12)

 さて、今日は移動日でした。車で5時間ほど南に下ります。
 出かける前に簡単な食事をしたのですが、そこに宇宙語が喋れ(笑)、宇宙から予知通信を受けることが出来るという女性が来ました。
 彼女は私を見ると、「ピコピコ・・」とおかしな言葉を喋り出しました(笑)。
 もちろん喋った後は翻訳してくれます。言ったことをそのままここに載せます。
ピコピコ娘:まず、何か訊きたいことはないですか? ピコピコ・・
森田:日本は地震が多いですが、これから大丈夫でしょうか?
ピコピコ娘:森田さんが住んでいる地域は大丈夫です。大きな地震はありません。
森田:交通機関にたくさん乗りますが、大丈夫ですか?
ピコピコ娘:船には気を付けなさい。他の交通機関は大丈夫です。
森田:もう訊きたいことはありません。何でも気が付いたことを言って下さい。
ピコピコ娘:森田さん、あなたの前世は道教の関係でした。そのためにあなたはタオに対してとても興味があります。あなたは最低でも99才は生きます。多くの影響を残すでしょう。これからの五年間では、三回の変化があります。悪い変化ではありません。次の本には三カ国の情報が載るでしょう。ピコピコ・・・・
 さて、その後は5時間のドライブでした。
 南下したので気温は二度ほど上昇し、氷のような世界から脱出しました。

23歳の超能力者(2000/10/13)

 今日はまず最初に、23歳の可愛いお姉さんが登場しました。
 とは言っても中国に来て会う超能力者は、今のところすべて女性です(ふふふ)。
 前回は女性とはいえ、番茶も出がらし(笑)のオババでした。
 オババファンには申し訳ないですが、今回はまだオババの登場はありません。
 きっとこれから、超特大オババが出番を待っているのでしょう(怖そ〜)。
 さて、きょうの女性は・・スタイル抜群、しかも可愛いのです(クックックッ)。
 彼女は1977年生まれです。彼女について特筆すべきことは、超能力が先天性ではないのです。
 彼女はあまり眠らない女の子でした(う〜ん、これは先天性かも知れませんが・・)
 そして泣き虫でした。泣き坊主というあだ名でした。
 しかし孫さんのように小さい頃から超能力があったわけではありません。
 16歳のとき、彼女は偶然に道教の指導を受けます。「道家虚霊功」・・という修行です。
 それは瞑想を中心にした修行でした。その修行を重ねるうちに、能力が出てきました。
 最初はその場で透視する能力でした。次は遠隔透視でした。次は予知でした。
 そして・・1996年に北京に行き、一度だけ孫さんに会いました。
(私はこのことを孫さんから聞いたような気がします。花開花の話です。)
 しかしその後ずっと田舎で過ごしている彼女は、孫さんに報告することは出来ませんでした。
 彼女は花の促進開花が出来るようになっただけでなく、トウモロコシの実から芽を出すことも出来るようになりました。
 とは言え、蘇生ではありません。料理をしたトウモロコシではダメで、生のトウモロコシなら出来るのです。
 まだ能力が上昇中の彼女は、きっとそのうち蘇生も出来るようになると思います。
 今日は花の促進開花をしてくれました。数分の間にみるみる花が開きました。
彼女の能力はそれだけではありません。
 彼女は漢方医の大学を出て、現在医者として開業しています。
 次に開花した能力は、「処方箋の術(笑)」でした。
 処方箋の術とは、処方箋を書いて渡すだけで、その薬を飲まなくても病気が治ってしまうのです。飲んでも飲まなくても同じなのです。
 
 さて、私は彼女の修行法が気になり、色々と聞き出しました。
 道家虚霊功の「道家」とは道教の前身のことです。仙道とも言えます。
 彼女の瞑想のスタイルは、やはり文導師のとそっくりでした。
 私はヒーリングをしてもらいたくなり、彼女に頼んだらOKしてくれました。
 彼女からのエネルギーは、今まで歴代の能力者の中では一番強いものでした。
 私は文導師の故郷の松林で、もの凄く強いエナジーを感じましたが、それとほぼ同じくらいのエナジーが彼女から出てきました。
 頭が上に吊り上げられるようです。そうかと思えば、今度は上からドドーと降ってきます。その繰り返しでした。
 孫さんや文導師からのエナジーは、熟年の域に入ったまろやかさを感じますが、彼女の場合は若干23歳の若くてピチピチしたエナジーでした(笑)。
天国にも昇る思いのヒーリングが数分続きました(う〜幸せ!!)。
 ヒーリング風景の写真を後で見ると、手の具合がやはり文導師のものと同じでした。
 道教スタイルは、これほどのエナジーを産むのです。
 そして修練を重ねれば、能力を開花することが可能なのです。
 しかし・・です。彼女は小さい頃から眠らないと書きました。今でも同様です。
 彼女は夜の23時に寝て、3時に起きます。そして朝の3時から5時まで瞑想をします。
 そのあとはもう寝ないで済むのだそうです。つまり睡眠時間は23時から3時までなのです。
 瞑想は2時間もやっているのです(負けそう・・)。
 トラさんの奥さんは病気なので、彼女は処方箋の術(処方箋を書いて渡すだけ)をやってあげました。
 おそらく処方箋を書くという行為が、一つの遠隔ヒーリングの作用を起こすのでしょう。
 
 午後は、集団予知軍団が来ました。宇宙に情報が繋がるという五人組です。
 私は日本地図を出し、どこにいつ地震が起きるかを訪ねました。すると
●2001年7月28日に富山県と長野県の境で起きる
●2001年10月には埼玉で起きる
 ということを言っていました。
 予知軍団の中の女性は仙人に会ったことがあると言い、その模様を話してくれました。
「彼は、見た目は40代ほどに見えました。私は彼と話しもすることが出来ました。しかし宇宙から私に降ってきた情報によると、彼は200才を越えていました。そして彼と話し終わると彼の姿はエネルギー体になり、見えなくなりました。」
 この状況は私がマスターに遭遇したときと、非常に似ています。
 さて、夕方乱入してきた女性は真っ赤な薬のついた布を持ってきて、いきなり私の顔に乗せました。
「アチチチチ」こういう感じでした。
「我慢しなさい。シワがすべて無くなりますから・・」と言うではないですか・・
 とにかく唐辛子を乗せられたような感じでした。刺すような痛さが顔全体を覆います。
 私は我慢しました。
 見れば彼女にはシワがありません。彼女はシワ取りの薬の調合に命をかけているのです(薬も空中から取り出すらしいのです)。
 
こうして一日が流れるように過ぎました。
 最初に23歳の女性がやってきたのは8時です。五人組とは昼食から合流しました。
 カラオケがないのに私は三曲も歌わされ、お返しに中国側からは踊りが披露されました。
 そして最後のシワ取りおばさんが帰ったのが20時過ぎ・・。
 明日は、このメンバーがもう一人の超能力者を連れて来ると言っています。
 ということは、明日は全部で何人来るの?
 それでもいいでしょう。あの23歳がまた来ますから(笑)。
 23歳(しつこいって?)の指の組み方ですが、ヒーリングをしている時、エナジーを引っ張り上げる時とエナジーを入れる時とでは、指の組み方を変えていました。
 これは私が文導師に教わったのと同じ方法です。
 エナジーは入れるばかりではダメなのです。内に入り、そして外に出すのです。
 陰と陽・・成長と退行・・
 聞けば彼女は、瞑想時もエナジーの回転をやっていると言います。既に瞑想に入った瞬間に、自動的に起こると言います。
 回転は加速度運動であり、途中で逆転することから減速運動も入っています。
 
 私たちの生命はやはり、変化の中にあるのではないでしょうか?
 子育てをしていると、まさに変化の中にいることが分かると思います。
 商売をしていると、まさに変化の中にいることが分かります。
 変化そのものこそ、生・・
 だとすると、不老不死というのは、とてつもない変化の中に身を置くのかも知れません。
 永遠不変という概念は、間違った先入観かも知れません。
 私達は未知の「変化」が怖いから、死があって欲しいと思うのかも知れません。
 回転が加速度運動だというのも面白いと思います。回転こそ、一定運動だと思うからです。しかし繰り返し起こることは、実は一定ではないのです。
 ここにも何かのキーが潜んでいそうです。

9つの魂が宿った少女(2000/10/15)

今日来た女の子は、1981年生まれの20才でした。でももっと若く見えます。
 彼女は生まれつき脳に障害を持っています。
 4歳まで歩けず、8才で小学校に行き、1〜3年まで行きましたが、4年生で頭痛がしてきて学校に行かなくなり、6年で辞めました。
 1996年に父親が病気になり、そのときある超能力者の所へ一緒に行きました。
 超能力者は彼女にエネルギーを入れたリンゴを食べさせました。すると、彼女に9つの魂が宿りました。
 8人までの人格は次の通りです。
1.霊鳩(これはヒューマノイドですが、人種は不明です)
2.火星人
3.カッコウ
4.クジャク
5.にんじん王のおじいさん
6.にんじん王のおばあさん
7.にんじん王の坊や
8.木星人
9人目は聞くのを忘れました。
 カッコウだのにんじん王だのと言われ、その時笑ったら、「植物にだって、動物にだって、何だって魂はあります。人間と同じに感情を持っています」と怒られました。
 それぞれの人格が出てくるときには、彼女は口を開けません。まるで腹話術のような感じで喋ります。
 それぞれの人格にインタビューをしましたので、そのまま載せます。
 なにしろ本人も含めて人格が複数存在するので、混乱しないように・・
 本人は地球人の彼女という名前で出てきます。口語体のまま載せました。
Q:普段、中では何をやっているのか?
A:色々な事を相談している。日本人が来る前、新しい友達が来るかなァと言っていた。
Q:日本には地震が多いのを知っていますか?
A:はい、知っています。今年から来年にかけてまだ大きな地震が起こります。だいたい広島のあたりです。地球の時間でいつ起こるかは分かりません。
Q:どこから来たのですか?
A:火星からです。他の人は木星からです。全部で9人います。
Q:木星から来た人と替わることも出来ますか?
A:OKです。 木星人のカカです。火星人のお兄さん、もう一人は鳥のカッコウ、孔雀、にんじん王のおじいさん、にんじん王のおばあさん、山東省から来て、地球の年令では86才。毎日、人のために色々な予測をしている。おじいさんのお共で山に薬を取りに行き、私の家に置いたのです。
◎(地球の彼女)たまには、おじいさんに頼んで病人の薬を取ってきてもらう。肉眼では見えないが、薬の匂いがする。
トラ:坊や言う人も9人の中にいます。木星からの人。モクリョク、もう一人はモクレキ。
Q:木星に住んでいた時には肉体を持っていたのか?魂だけなのか?
A:肉体はないです。
Q:死なないのか?不老不死なのか?
A:私達と地球人とは違います。不生不滅です。地球人は外国人として私達の故郷に行って考査したことがあるじゃないですか。でも私達の存在は見つからなかったのです。
Q:肉体を持たない方が便利ですよね。つねって痛いと感じるのでしょうか?
A:そんなことはしないです。お互い喧嘩することはありますが、殴っても綿のような感覚で痛くありません。
Q:食べ物を食べて美味しいと感じるのはみんななのか、あなた(地球人)だけなのか?
A:美味しいという感覚(欲望)はないです。
Q:歌を歌えますか?
A:私が歌えます。(火星人)
−−なんとここで私の持ってきたMDの音に合わせて北国の春を日本語で歌う−−
A:・・・・上手に歌えなかったので恥ずかしいです(火星人)。
Q:大勢が一つの肉体の中に入ると楽しいのかな、寂しくないのかしら?
A: 楽しい時もあるし、寂しい時もあります。
Q:火星とか、木星でずーっと昔は肉体があったんですか?
A:もともとは肉体を持っていたが、壊滅して、皆、魂になったんです。
Q:壊滅とは、どうして?
A:秘密なので教えられません。何故かというと、肉体を持っていた時は地球人と比べると醜い顔をしていたから。地球人の肉体の?とは全然違います。
Q:火星から見て今の地球はどう見えるのですか?
A:小さく見えます。
A:(地球人の彼女)以前このような研究をした時、火星人は火星で生活しているべきでしょう。なぜ地球に来たのか?例えば、中国人が外国に留学するのは勉強のためです。
Q:みんな一緒に一つの肉体に入らないで、誰か生まれる時に入るわけにはいかないのですか?一つの肉体にに一つではないのは何故ですか?もしかしたら、私達も前世が火星人かも知れません。
A:そういう場合もあります。火星人が生まれ変わって魂が地球人の肉体に入ったというようなことが・・・これは秘密を言う事になるのでこれ以上は言えません。火星人も法律を持っているので言えないです。
Q:一人でいる時お互いにお喋りをするのですか?お腹の中で。
A:相談して話し合っています。
Q:霊が憑いているのとは違いますよね。
A:にんじんとかひょうたんがよく子供の話の中に生きているように描かれていますが、それは本当です。植物も魂を持っています。
Q:予測をお願いします。私に良くないことが起こるかどうか。
A:日本に行って調べてきます。さようなら。(みんな行ってしまった)
(彼女)話している時は体が熱いが、今は冷たい。
A:(火星人)日本に帰ったら、できるだけ地震の多いところへは行かないように。この2、3年以内は中国と日本以外へは出来るだけ行かないように。行ったら、伝染病になりやすいです。トイレとか気を付けてください。大きな災難はあまりないです。4人は日本に行ったが帰ってきて、相談したが意見は同じでした。
 
 これは霊現象ではないかというのが私の仮説です。9個の魂は、たぶん本物の霊だと思います。ニンジンであるか、火星人であるかは、不明です。
 ルーベンに憑依しているドクターフリッツのような存在ではないでしょうか・・
 これを不老不死の始まりだとするのは、ちょっと違うと思いました。本当の不老不死は、このような憑依さえも必要としないものでしょう。
 しかし、一つの「死なない現象」であることは確かです。
 さて、憑依された女性がちゃんとした女性で、出でくる宇宙人がプレアディス星人で、そして愛を語れば、信じる確率は上がるような気がします。 
 今回の少女は、とてもけなげでした。
 宇宙人(火星人)は、愛を語る代わりに、北国の春を歌いました。ハッキリ言って音痴な私よりも音痴でした。
 しかし日本語の歌をもう一曲覚えたいといい、テレサテンが歌っている別の曲を聴かせて上げました。そして二度目に聞かせた時は、たどたどしく歌いました。
 その後、私達は昼食を食べました。総勢9人でした。
 カラオケが無いので、私のMDカセットを使い、みんなで歌い合いました。
 北朝鮮から来ている人は、北朝鮮の民謡を歌いました。
 すると例の少女が言いました。
「私の中の木星人が歌いたいと言っています」と言い、何か中国語の歌を披露しました。
 お腹で歌うのです。ほとんど口は動かしません。
 しばらくすると「私の中にいるクジャクさんが今、踊りたいと言っています」と言い、クジャクのように踊り出しました。
 この少女にはお母さんも付いてきていました。
 クジャクの踊りの時には、お母さんが歌いました。みんなの手拍子の中で、少女が楽しそうに踊ります。
 踊り終わり、私が「素晴らしいです、感動しました」と言うと、少女はお腹で「シェーシェー」と言いました。
 もちろん本人も口を開いてとても楽しそうに「シェーシェー」と言いました。
 この少女に付いている火星人や木星人は、宇宙からのメッセージだと言って愛を語るプレアディス星人よりも、ずっと愛があるような気がしました。

歌でヒーリングする女性(2000/10/15)

 昨日の午後は、歌でヒーリングする女性が現れました。
 彼女が持ってきた写真付きの資料によると、そのヒーリング能力は美容系と超能力系です。
 美容は、特に白髪に効く様子です。彼女の歌を聴いただけで白髪が黒髪になった例が、幾つも写真で紹介されました。
 彼女が歌うのは、ある時は会場でした。
 聴衆を写した写真には白髪のおじいさんが何人も写っていました。そこの会場で彼女の歌を聞いて帰り、数ヶ月すると黒い髪に変わっている人が何人も出たのです。その人達が感謝の手紙も見せてくれました。
 シワも消えたという例も紹介されました。インポも治ったという人もいました。
 これは一種の若返りなのでしょうか・・・。
 超能力系では、彼女の歌を聴くだけで天目が開いた言う人もたくさん出ていると言われます。
 彼女の歌は、電話を通しても効果があるそうです。中国一の超能力者と言われている張宝勝も彼女の歌を聞くために電話をかけてくるそうです。
 私は昨日、彼女の歌を実際に聴いてみました。
 私たちの他には23才の花促進開花の女性、火星人の魂を宿す女性、五人の予知軍団がいました。
 彼女は全員に向かって歌い始めました。凄い声量です。
予知軍団の女性などは、踊り出しました。私は毛穴が全部開く感じがしました。
 自分の中に元々あるエネルギーが誘発されるのだと思います。
 彼女の歌う歌は、曲も詩も即興が多いと言います。
 私たちのために歌った歌は、チベット民謡のような感じでした。
 案の定、彼女はチベットから帰ってきたばかりでした。
 学者が彼女の歌の音階を調べると、どうもチャクラ(中国ではツボ)に共鳴するのではないかということです。ある特殊な音階らしいのです。
 古代中国の五音(ミソドレラ)をロシアとインドのリズムに乗せているようです。
 チャクラに影響を与える波長は、脳波帯(4〜20Hz)の周波数、可聴帯域の周波数、光の周波数だと言われています。
 彼女はそのうちの可聴帯域を使っているのでしょう。
 歌を聴いてリラックスするのは、私達は毎日やっていますが、若返りということまで誘発する効果を持つものなのでしょうか・・・。
 いつか機会があれば、みなさんに聴かせて、実験してみたいものです。

視点(2000/10/15)

 今いる場所は、7月に導師と来た場所です。しかし、違うのです。視点が・・
 7月に来たときは、修行でした。ですので私は環境に対して一体感のようなものがありました。何かを調べようなどという気持ちは皆無だったのです。
 通り過ぎていく景色に対して「ちょっと待って!!」というようなこともありませんでした。
 通り過ぎていく景色は、単に景色だったのです。そこで「感じて」いれば良かったのです。視点は「全体」でした。
 しかし、今は違います。私は自分というピンポイントの視点を持って見ています。
「ちょっと待って!!」と言って、虫眼鏡を出すような感じです。
 違いをもっと別の経験から言えば、現在の「ピンポイント視点」は、モンロー研での離脱のような感じです。
「私」というものが、環境とは別に存在するのです。
 しかし導師と旅をしたときは、ピンポイントではなく「全体視点」だったのです。
 導師が誘導して離脱させるときも、全体視点です。
 私が日本で生活するときは、両方があるような気がします。
 どちらが良いとも言えませんが・・・この違いは何なのでしょう?。